大学病院で受診したのは、今年4月の初旬
名前を呼ばれ、診察室に入ると、不精髭を生やかした声のデカイ、若い先生が座ってたっけ。
表現に悪意がある??
気のせい、気のせい
紹介状にざっと目を通した後、私の扁桃腺を診て、間髪入れず、『扁桃腺炎ですねッ』と言い放った。
不安だった私は、欲しかった言葉が貰えて、有頂天だった。
『バンザーイ今日は宴じゃーッ』
だけど、もう一人の私がすかさず、そんな私に突っ込みを入れる。
『オイ!!あんたクリニックで、扁桃腺にしては炎症値が低いって言われてここに来たんでしょ?? そこんとこハッキリさせなさいよ』
単なる扁桃腺炎と信じたかった私は、そこに触れず、詳しい検査の希望もせず、またもとの毎日に戻った。
お酒に強くないくせしてイライラ解消に呑み、土日はオール外食
旦那くんの栄養バランスに神経質になるわりには、自分の昼ご飯はカップ麺
私の細胞達の怒りは頂点に達したらしい。
怒りに任せて、次から次へと新しい細胞を作る作る。
古い細胞が死んで、また新しい細胞が作られる、そんな秩序はなくなっていた。
『秩序ぉ?! 知ったこっちゃないね。おたくが好き勝手にやるなら、こっちも好きにやらせてもらうまでだよ』
もう、私の扁桃腺は無法地帯になってしまった。
4月下旬には、右の扁桃腺のデキモノは無視できない大きさにまで成長を遂げた。左を下にして寝ると、喉が塞がれ、呼吸ができない大きさにまで。
ここに来てようやく、再度、病院に行く決意をかためた。
前回の大学病院の先生に不信感を抱いてたので、御茶ノ水の耳鼻咽喉総合病院に行くことにした。
すぐにCTと組織検査にまわされた。
後日、旦那くんと結果を聞きに行った。
心拍数がハンパない。
先生は、『悪性リンパ腫の疑いが極めて高いです。』と言った。
その後の診察室での記憶はあまりなく、診察室を出てから、いい大人なのにわんわん泣いたことを覚えてる。
『コワイ』と言って旦那くんにしがみつき、治療費用のこと、療養生活のこと、色々考えると、申し訳なさでいっぱいになり、『ゴメン』と謝らずにはいられなかった。
旦那くんは『絶対に大丈夫。大丈夫だから、謝るな。』って何度も何度も言って、抱きしめてくれた。
数分後、暗示にかかりやすい性格がこうをそうし、なんだか…大丈夫な気がしてきた
根拠もないのにね
さらに、いつだか、幼なじみに言われたコトバが頭を過ぎった。
『泣いて過ごしも、笑って過ごしても、同じ24時間が過ぎるんだから、笑わなきゃ損!』
そーだ! 笑おう!
今、このblogを読んでくれている人の中に、『悪性リンパ腫かな?』って引っ掛かっている人がいらっしゃれば、偉そうですが、言わせてください。
必ず、『白』と判定が出るまで、検査をしてください。
大袈裟かも…とか、
核心に触れるのコワイ…とか、そういう気持ちが、取り替えしの着かない結果を招きかねないのではないでしょうか?
例え医者に『白』と言われても、自分の気持ちにひっかかるものがあれば、別の病院に行ってもいいくらいだと思ってます。
自分の直感を信じていいと思います。
笑う角には福来たる