なんだかうれしくて・・・ | のんべんだらり

なんだかうれしくて・・・

本当に些細なことなんです。

たいしたことないんです。


でもね、でもね、うれしかったんです。

いや、違うなぁー。

心が温かくて、幸せぇーな気分なんです。



先ほど、晩御飯に野菜が足りなことに気付き、天気もいいのでちょっと遠いところにお買い物に行くことにしました。


せっかく出たから、そうね、なくなりかけているトイレクイックルも買わないと。

あ、スタバのコーヒーも飲みたいな。買おうかなぁー?

お花もほしいなぁー・・・


なぁーんて思いながら、まずは一番最初に立ち寄ったのは「旅行会社」。

はい、「夏・広島から」に行くためにちょっとでも安いパックがあったら申し込もうと思って。パンフレットを2部もらって次の場所へ。


はい、ドラッグストアーへ。

ありゃ、レ○アが安いよ。お買い上げ。

ありゃ、クリア○○―ンなんて98円よ。お買い上げ。

そしてトイレクイックルもお買い上げ。


ありゃ、重たい。


そしてお花やさんへ。

うわぁー、きれいだなぁーと思いつつ、黄色がいいかなぁー、いや、ピンク? それとも・・・。と切花を物色してました。1束315円。2束525円。うーん、2束かなぁーとか思いながら・・・。


すると私の真横にいた車椅子の女性が私に声をかけてきました。

「すみません、私の分もいいですか?」って。とっても申し訳なさそうに。

「時間があったら私の分も・・・」


で、私で大丈夫だろうかと思いつつも、「はい、いいですよ」と返事。


「ピンクのと、黄色のと、紫のと」

1束取って確認し、そしてまた取る。そんなことを繰り返していました。

「4束にしたいの。どれがいいかしら? あ、その白はどうかしら?」


う、ちょっと待ってね。白・・・。


そう思って私が探しているのに気づいたのか、

「上の段じゃなくて下です。そのピンクと一緒の」

ようやくわかって4束にして渡してあげる。

「これでいいですか?」

「ねぇー、きれいよねぇー」

「はい」


で、ふと気付くと会計場所までは3段の階段が。当然車椅子は無理。


「どうしましょ? 私が先にお金を払ってきてもらいましょうか? それとも店員さん呼んできます?」

「行ってもらっていいですか? お金はここにあります」

「はい、分かりました」


会計を済ませ、おつりとお花を手渡す。

「はい、どうぞ」


「すみませんね。お忙しいだろうにお手間取らせて。本当にすみません」


って本当に申し訳なさそうに言われるんです。


「いいんですよ。そんなこと、ぜんぜん気にしないでくださいね」

「有難う。本当にすみませんでした」

「いえいえ。本当に気にしないでください」



たったそれだけなんです。


でもね、このええ加減な目の私が人の役に立ったことがうれしくて、ましてや「目を使うこと」で役に立ったことがうれしくてね。

おまけに心から感謝されていることがよく分かって。。。


たったそれだけなんです。


でも心がすごぉーく温かく、幸せな気分なんです。



そして私もピンクと黄色の花を買いました。

ニコニコしながら買ってたと思います。



その後、スタバでコーヒーを買い、スーパーによって野菜を買って帰ってきました。


今、リビングにそのお花が飾ってあります。




あー、なんか本当に幸せな気分だなぁー。


願わくばあの花屋さん、どうぞあの段差をなくして上げください。そしたらもっと気兼ねせずあの女性はお花を買えるのになぁー・・・。



そんな午後のひと時でした。