1988/10 ビデオ VOS9号 | ちゃかのふつうなひび、ときどきえっくす

1988/10 ビデオ VOS9号



宝島発行のビデオマガジン VOS9号(1988年10月頃)

「VOS」は、日本のインディーズバンドやブレイク前の有望新人を中心に特集する月刊宝島監修のビデオマガジンでした。

それの第9号、Xの特集です。



ビデオの内容は1988年9月4日の京都スポーツバレーのライブから『VANISHING LOVE』『オルガスム』の映像。それとYOSHIKIのインタビューが交互に出てきます。



先日紹介した 群馬テレビの『Ⅹ現る』もそうだったけど、この京都スポーツバレーの映像はいろんなところで使われてるな~。
みな同じ映像なので、どこが撮ったやつなんでしょうか・・・?
大好きだからいいけど!(^^)


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ライブのオープニングの怪人の声から映像が始まる。


TOSHI 「や~~~るぞーーーーーっ!!!」( ̄△ ̄)

すぐにライブ映像『VANISHING LOVE』が始まり、テロップが流れる。


『Ⅹ(エックス)~ファーストLP「VANISHING VISION」(エクスタシー)は自主制作というのに1万5千枚も売り切ってしまった彼ら。

単にメタルバンドとくくれないスケールの大きさ、派手なステージが評判を呼び、来春、CBSソニーよりメジャーデビュー。』




PATAがすごい若いよ!、って当たり前だけど(^^;)、マイクの前で「I don't want vanishing love!」とか叫んじゃってたり、今の渋さとは違ってロック少年だよ~!w




HIDEの意味不明パフォーマンスもこの時からすでにやってるね!
TOSHI、かっこいいよ・・・





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・・・と途中でライブ映像がフェードアウトし、ピアノの手元アップに切り替わる。


それは、ALIVEのイントロを弾くYOSHIKIでした~!(≧∇≦)




そして、YOSHIKIのスタジオインタビュー。

すっぴんにサングラスのYOSHIKI。

■バンドのポリシーは?

YOSHIKI
『とりあえず、ジャンルに囚われないってことかなぁ。
基盤になってるのが、俺なんかヘヴィメタルだったから、基本的にヘヴィメタルに近いサウンドにはなってるんだろうけど、°°-y( ̄。 ̄ )スパー

だけど別にどんな要素も取り入れて行こうと思ってるし、その辺にこだわりはないね。


耳だけで聞いてるだけじゃ面白くないって言うか、視覚的にも刺激したいって言うのがあって・・・。

視覚って言うかね、五感全部を刺激して行きたいって言うのがあって、だからビジュ・・・ビジュアルには非常にこだわりますね。ビジュアルと音は、俺らにとってはかけ離せないものだと思う。』


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ライブ映像『オルガスム』

時間は夜の部?

ステージと客席には風船が転がってる。
前出の群馬テレビ「Ⅹ現る」と同じ映像。

TOSHI以外に一番声が出てるのはTAIJIみたい。

TOSHIの煽り・・・
「オェ!今こそ、この緑の山々と一体になる時が来たぞ、オェ」
「自然に帰れ、自然に、オェ!」
「オラ~~~~~~~~!!!」
最高!(笑)

TOSHIしかできないよな~~、この煽りは~~~(≧∇≦)


YOSHIKIのドラムの暴れっぷりもかっこいいよぉ!
ドラム叩きながら、すっごい楽しそうに大口開いて笑ってるの!(´ー`)



途中で白黒ストライプのジャケットを着た人がステージに乱入してきてヘドバンしてるけど、誰なんだろ?
知り合いっぽい対応だったけど・・・?



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ここでYOSHIKIのスタジオインタビューに切り替わる。


■マサミ&LOXについて
マサミ&LOXとは、1988.1.24 豊島公会堂でグールのマサミのバックバンドLOXでYOSHIKIがドラムを叩いたことのようですが・・・
LOX・・・LIPのナオキさん、ORANGEのアクトさん、XのYOSHIKIさんでLOX・・・ってか?
この辺どんどんコアな世界で、知らない人ばっかり。よくわかりませ~~~ん(^^;)


YOSHIKI

『パンクの人間に友達が多くてねー、なんかパンク的な考えがすごく好きで・・・自分もパンクスかなーなんて思ったりしてね・・・( ̄ー ̄)』


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再びライブ映像。
「オルガスム」でYOSHIKIがCO2持って客席で暴れてるところ。
白い煙幕の中、オーディエンスの中、逆光でYOSHIKIのウニ頭が見え隠れ・・・(笑)


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YOSHIKI、話の続き
『だから、そういう友達と遊ぶみたいな感覚でセッションしてるのかな?
ま、これからもたまにはやっていきたいと思ってるから』


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再びライブ映像。
かの有名な、みんな並んで首振りシーン!!!
左右に首を振りながらドラムを叩くYOSHIKIの方を向いてPATA、TAIJI、TISHI、HIDEの順に並んでみんな一緒に首振り~~~(≧∇≦)
客席も一緒に首振ってるの。
ここ、最高!大好きなシーンです(〃∇〃)




PATAもこの頃は素直に首振ってたのね、なんて思ったり・・・(笑)
hideちゃんのソロツアーで、PATAにボックスステップ踏ませるのにhideちゃん苦労してたのに・・・(^m^ )クスッ


TOSHIはバネつき人形みたいにビヨンビヨン跳ねてるし走り回るし、一時も力を抜かない歌と煽りにはほんと感心するわ。
YOSHIKIのドラムも「もっと早くもっと早く!」って感じにテンポがずっと前ノリ。
この疾走感はやっぱり若さだな、と。


ここでテロップでXのライブスケジュールが流れる。


10/8 大宮フリークス
10/11・12 大阪バーボンハウス
10/14 博多 Be-1
10/18 名古屋ハートランド
10/20 仙台CADホール
10/22 秋田モーニングムーン
10/24・25・26 札幌メッセ・ホール
10/30 川崎チッタ
11/12 有明MZA

「BURN OUT TOUR」です。


ちなみにこれの前に
1988年4月14日にアルバム「VANISHING VISION」を発売して
1988年6月2日~1988年7月26日まで「VANISHING TOUR」やってます。


ライブ映像は、最後に二人でⅩ型にクロスさせて火を吹いて(PATAとTAIJIなのかなぁ)、大きな旗に火をつけてTOSHIがそれを振り回してる!(≧∇≦)






TOSHI
「野外はいいぞ~~~~~~・・・」


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YOSHIKIインタビュー


■インディーズとメジャーのちがい


YOSHIKI

『メジャーって言うとねぇ、やっぱりみんな憧れたりするでしょ?
俺たちも、昔は結構憧れててね。
ま、最初はそんな憧れとかあったんだけど、バンドやってるうちにね、本質って言うか・・・自分達のやってるものをメジャーに行って崩すんだったらね、そんなメジャーは無意味だと思うしね。
で、俺なんかも色々考えたって言うか、色々あったんだけど、ある時にね、俺達の力になってくれるって言う、決してそのメジャーって言う組織の中に組み込まれる訳じゃなくて、俺達が進む過程で、力になってくれるって言う存在が現れたのね。
それがCBSソニーなんだけど、だったら別に・・・だったらって訳じゃないけど、俺達もメジャーに行きたいって言うか、メジャーに行きたいって言う意識じゃなくて、この人達と一緒にやって行きたいって言う気持ちがあって、それで契約した訳なんだけどね。
で、メジャーに行くとさぁ、みんななんか丸くなっちゃうとか、俺なんかも良く言われたりなんかするんだけど、「丸くなっちゃうんですか?」なんて・・・。
でも、そんなことはなくて、そんな質問する方が馬鹿なんじゃねぇかと言うような感じがするけどね!
そういうバンドが多いからかなぁ?

基本的には何も変わらない!』


ここでビデオは終わり、以上の12分の短いビデオでした!


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このインタビューの間、YOSHIKIは、今では絶対に見られないスッピン!
そして、サングラスなど無しで直接カメラ目線でインタビューに答えてる。


ちょっと可笑しそうな顔で上目遣いでカメラを見て・・・。
話の途中でペロッっと舌を出す癖はこの頃から変わりないね(笑)


さいごまで読んでくれた人に・・・

よっちゃんスッピン!