未だ話題先行感がたっぷりの最近のセカンドライフに関する記事のまとめ。
インターネット関連業界で働く人を対象に実施した「Second Life」に関する意識調査の結果
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/09/27/17012.html
・企業はSecond Lifeに参入すべきと考える人が過半数を超える一方で、その効果を疑問視する人も6割に上った。
・現在Second Lifeに参入している企業の活動については、「メディアに取り上げられる以外の効果は見えない」が最も多く42.3%、次いで「メディアに取り上げられたことで充分効果はあると思う」が32.5%、「参入後のマーケティング効果が見えない」が18.5%、「参入によるマーケティング効果が出ていると思う」が6.5%で、効果について疑問視する回答が合計60.8%を占めた。
Second Lifeの喧伝は行き過ぎ--Yankee Groupが厳しい分析
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20357804,00.htm
・Yankee Groupは本日、Second Lifeをめぐる喧伝が市場に及ぼす実際の影響力にふさわしくないことを明らかにした。
・「Facebook」や「MySpace」といった人気のSNSと比べて、Second Lifeは勢いを維持できていない、と指摘。
・Second Lifeにとって主要な障害の1つは、「モバイル利用が拡大している」中で、「PC中心」のアプローチをとっていることだ、というのだ。
【MZDayレポート】セカンドライフは長期的な視野に立って評価すべき
http://markezine.jp/a/article/aid/1815.aspx
・若干話題が先行しすぎている感もあり、実際のところ『その価値』」はあるのか、まだまだ議論する必要がある。
・将来的な3Diの可能性を見定め、冷静に長期的な価値を評価することが大切である。
・企業がセカンドライフを利用する価値について、既に広告を掲載するだけで取り上げられるパブリシティ価値としての時期は過ぎ、かといって中途半端な参加はマイナスイメージに取られる。セカンドライフの中で何をコミュニケーションし、価値を生み出していくかという段階に差し掛かっているという。つまりバーチャルに「ブランド」を体験してもらい、親和性を持ってもらうことで、セカンドライフ外での企業活動に結びつけようという発想である。
「セカンドライフ利用したい」僅か6% - gooリサーチ調査
http://www.cgmguide.com/38/20071002172829.html
・セカンドライフという3Dオンラインコミュニティの認知に関する質問では、内容や特徴まで詳しく知っていると回答したのは3.50%。前回調査時の3.67%から若干減少している。セカンドライフの内容や特徴をある程度知っていると回答したのは26.40%。一方、マスコミなどの報道で見聞きした程度で詳細はよく知らないと回答したのは37.90%だった。
・次にセカンドライフの利用経験について質問した。現在利用していると回答したのはわずか1.22%。前回調査が1.47%なのでさらに減少している。今後のセカンドライフ利用意向についての質問には、利用したいと回答したのはわずか6.44%だった。逆に「セカンドライフを利用したくない」と回答したのは半数に近い48.67%。マスメディアのセカンドライフ報道は毎日ひっきりなしに行われているが、肝心の利用者である消費者からはそっぽを向かれている現状がよく現れた調査結果といえそうだ。