インフルエンサーマーケティングのφ(..)メモメモ | CGM+クロスメディア備忘録

インフルエンサーマーケティングのφ(..)メモメモ

女子大生などを使ったインフルエンサーマーケティングをやっている株式会社ナレッジパーク 杉山顕太郎社長のインタビュー より抜粋。


・(インフルエンサーのブログに)バナー広告を掲載するよりも、ブログで露出したり、商品紹介してもらったり、動画を作った方が効果的。


・企業とのタイアップの成功例

ある旅行会社の例で、女の子の要望を取り入れて作ったツアーがある。例えば、バリに行きたい、プライベートプールつきのヴィラに泊まりたい、スパ三昧をしたい、イケメンのバトラーが欲しい…とか色々なわがままを取り入れて、10万円未満のツアーパッケージを作った。実際に彼女たちが体験したものを紙面に落とし込んで、オフィシャルサイトにも利用し、ブログにも掲載し、企業のイベントにも参加させて、新庄選手のCMにも出演させて…という具合に展開。この商品は、滅茶苦茶売れたらしい。


・最近の消費者は、商品を購入する前に検索をする。例えば先ほどのバリ旅行の場合だったらGoogleに『バリ』と入力して検索すると何十万件と出てくるが、さらにそこからキーワードを『スパ』とか追加して絞り込んで、検索結果を一件ずつ見ていくという行動を取る。女子大生の間ではメジャーな女の子を使っていると、そこで『●●ちゃんのバリ旅行』という記事を発見したときに、すごく効果を発揮する。


・彼女たちは、素直に感じたことを書いている。食事はおいしかったけど、町は汚かった、とか歯に衣着せぬ感じで。昔はそういうのを見つけると、企業から『直せ』と言われたものですが、最近はありのままに書いてください、となっている。その方が信憑性があるため。


・文章が苦手な子にはブログをやらせない。長く続かないし、かわいそうですし、企業も困りますから。誤字脱字は直す場合もありますが、最近は絵文字・当て字なども多いし、その子のカラーですし、放置する場合が多い。企業名、商品名の間違いはさすがに直しますが。オフィシャルブロガーは95人しかいないので目視で出来ますね。他の800人のブロガーが扱うのは安い商品なので、目視はやらない契約にしている。極端なこと言ったら悪口を書いているかもしれないが、しょうがないと思ってくれと言っている。


男性のマーケティングはページビューが取れない。女の子は両性から見てもらえますが、男性のブログは男性しか見ないし、しかも一部の女性しか見なかったりするのでメディアとしての価値が低いと言うか、手間がかかる割にはあんまり見られない。