2018年3月9日入店記

 

秋葉原で12年の老舗を誇るメイドカフェ「JAM」へ。

 

ロングスカートのクラシカル派で、酒類が割と豊富っぽい。

アルコール多めのため、フェアリーと呼んでるのかと思いきや

英語で妖精のことで、実質メイド。

故にやはりメイドカフェだった(まぁ、違ってたら困るのだが)。

 

階段を降りると、長方形で広く、入って左に受付レジ

その行きあたり奥短辺がカウンターというか調理場。

入って右が常連ゾーンみたいになっている。

カウンターは客座れないぽい。

また、各所ほぼ一人掛けみたいな幅狭な木机がある。

 

「萌え萌え」もないため、

メイドさん否フェアリーさんは控えめ。

 

ここでは資料が多く、大半に目を通した。

資料の内容は、メイド喫茶関係の本や雑誌、漫画、同人誌など。

同人誌はここの店の10周年とかに作成し、コミケか何かで売り完売したもの。

また、珍しどころで、香港や台湾のメイドカフェの本まであった。

 

それらを一心不乱に読みながら、カレーを食べる。

カレーは千円もしたが、美味しかった。

 

食べ終わると、カウンターの方から、じっとこちらを見ていたのだろう。

フェアリーさんが絶妙なタイミングで、お絵かきカフェラテを運んできた。

 

おや、絵の猫か何かの顔面が崩壊している気が・・・。

早々すする。

完食、完飲し、少し手持ち無沙汰雰囲気を見せていると

ついにフェアリーさんが話しかけてきた。

 

照れもあり読書再開。

 

「その頃の本は、今はもうない店が多いんじゃないですか」

「ですね・・・」

「ちょうど10年前くらいがいちばん多かったんですよ」

 

確かに先程『メイド喫茶の歴史』的な本を読んでいて

2006年が最多と書いてあった。

 

話しかけて下さったフェアリーさんは、もともとアイドルをしており(今も若干しているようだが)、

そこからメイド喫茶の道に入り、今は芝居に力入れているらしい。

なお、この店には、舞台やってる方が多いそうだ。

 

また、聞いたところ、

今はアイドル事務所か何かがメイドカフェやってるところは、少ないとのこと。

ついでに、壁に貼ってあるメガネのフェアリーさんの引退告知パーティーにふれ、

引退式とはどのようなことが行われるのか聞くと、

その子の特別メニューや衣装となるとのことだった。

 

ちなみに、引退もとい卒業されるメガネフェアリーさんは、

大学か何かの入学時JAMに入り、

学校卒業とともにJAM卒業というこれはめでたいパターン。

店から卒業証書は出ないそうだが、

円満な別れといえよう。

 

さて、総評だが、貴重な資料も置いてあり、カレーも美味く、チャージもかからなかったのだが、

何というか場に笑顔の要素が少ないような気がした。

まぁ、自分がそういう雰囲気なので、一気にフェアリー全体に伝播して、そうさせてしまったのかもしれないが、苦笑。

 

▼間違えてこの地下に入って行った

▼噂に聞きし「お嬢様の聖水」。何故か見つけた

▼階段で地下に降りる

▼この他貴重な資料が多数有り。香港や台湾にもメイドカフェがあることが

▼出来上がりを持ってきてくれたが・・・。顔1/4超の崩れてる気が・・・

▼レシートもフェアリー扱いになっていた