ただいま、熱海に来ています
グループの研修旅行で、だ。
研修旅行と言いつつ、要は慰安旅行。
みんなカラオケの真っ最中だが、
忘れないうちに書いておかなければいけないことがある。
そう、それは今泊まっている旅館のこと。
何しろスゴイんです。
さびれまくっていて、つぶれるんじゃないの?
っていうか、つぶれてないの?と思うほど。
ここまでマイナス要素が積み重なると
もう全てがギャグ化します
うわ、今度はそう来たか~、むひょっ
ってなもんです。
そんな状態なので、今はめっちゃおもろいです。
大体、熱海という場所のセレクションからやヴぁい。
駅に降り立った途端、おれが思ったこと
うわ、木の実ナナがいそう
ついでに古谷一行はどこだ?
↑
混浴湯けむり殺人事件が起きそうな空気をビシビシ感じたから
問題の旅館、玄関のある場所がおかしい
なぜか普通の道路のトンネルの中に玄関があるのだ
しばらく、どこに玄関があるのかわからず、迷ったよ
そして、その玄関にはエレベーターホールがあるのみ。
なぜか、めっちゃ金玉がでかいタヌキの置物が
ポツンとはじっこに置いてあるのをおれは見逃さなかった
そのタヌキは
「そこの坊主。化かされないうちに帰りな」
と、おれらに忠告しているかのようだった。
エレベーターにのると
どうやらうちらがいた階は3階らしいということがわかった。
道路から玄関入っただけなのに、なぜ3階?
というツッコミは通用しない。
なにせここはパラレルワールド熱海。
常識は通用しないぜ。
エレベーターに入ると、張り紙が。
「ロービーは地下一階です」
ロービー!?
セイセイ、ロビーじゃないんですか、奥さん。
熱海ではロービーって言うんですか、奥さん。
・・・いや、そんなこたーない。
気を取り直して、ロービーへ行き、チェックイン。
ホテルマンの髪型が何かおかしい。
あきらかにヅラである。
だって、頭皮をよく見ると、メッシュになってんだもん。
もうちょっとわかりにくするような努力をしてくれよ。
部屋へ入った。
次はどんなことが待っているのか。
もう、このあたりからワクワクし始めていた。
おや、一見何もないな。と思ってテレビをつけたら・・・
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
雑音だらけで、音声聞こえね~っ
めっちゃブォ~ンって言ってる
なんだよ、これ。盗聴されてんのか。
もう、いいよ。飲み物買いに外へ行くよ。
キタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
玄関に常備されていたハキモノはスリッパじゃなくて、なぜか雪駄(せった)。
ニアリーイコール、ぞうり。
ソーリー、今ハ何時代デスカ??
いやいや、ここは温泉街だよ。
きっとお風呂には力を入れているはずさ。
偵察しにいった。
すると・・・露天風呂キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ん?でも、ちょっと待って。
普通、目の前には海が広がってるもんじゃないの?
目の前道路なんですけど。しかも国道。
お風呂につかってても、目の前はビュンビュントラックが通るシチュエーション。
明らかに設計ミス。
ある意味、姉歯を超えたといっても過言ではない。
いやいや、温泉といえば卓球だよね!(←もう当初の目的はどこかへいっている)
ゲームコーナー行ってみようジャマイカ。
ゲームコーナーなるものはこの旅館には存在していないらしい。
あったのは「お好みコーナー」という意味不明な名前のコーナーだが
世間一般でいうゲームコーナーがここらしい。
卓球台はなかった。
けど、代わりに古いテレビとファミコンを発見した。
カセットにはスーパーマリオが入っている。
周りに他のカセットは見当たらない。
どうやらスーパーマリオしかないらしい。
テレビの横には100円を入れる場所がある。
さらに横には張り紙が。
「100円で10分プレイできます。
10分たつと、プレイ途中でも強制的に電源が切れます。」
ななな、なんという理不尽さ!
顧客満足度を全く無視しています。
まずい、時間切れだ。
カラオケに戻らねば。