ここ最近twitterとインスタは定期的に更新していたのですが、ブログの更新がおろそかになっておりました。
20日お休みをいただきまして、オルモルブロンズドレという素敵な雑貨を作るレッスンを受けてきました。
この言葉はなじみがないので、まず言葉の意味からご紹介します。

オルモル(ormolu)18世紀ごろから登場したと金メッキ技術とその装飾のこと。
ブロンズドレ(bronze dore)はフランス語で真鍮や銅といったゴールド色の金属や
金でメッキ加工されたもの事をいいます。

石膏ではない材料で金属にように見せる飾りを作って、いろんなものに貼ったりして雑貨を作ってきます。
私は午前と午後と2つの枠を取って、1日ですべての講習を受けてきました。
木のプレートに金属に見えるオルモルパーツを貼りつけたものです。
もう金属にしか見えませんが、すごく素敵な作品が作れちゃいました。
2つ目は箱です。
箱にオルモルパーツとリボンを組み合わせて立体的に張り付けていきます。
集中してあった言う間に夕方になっていました。
私はこれで額縁を飾りたいなと思っています。


プレートはさっそく作品の写真撮りに使ってみました。
雰囲気が出てすごくいいですね。
このパーツは金属に比べるとかなり軽いので、イベントなどに持ち運ぶ什器や備品に貼りつけるのいいなと思っています。





引用元:オルモルブレンズドレを習いました


小さな本は1ページに3文字しか入らず、飛び出してきた文字とイメージ画像ではどんな内容なのかわかりませんよね。
実は、この本を作るずっと以前に、物語の挿絵のような作品を作りました。
猫が窓辺で外を見ていると、庭の木の枝に1匹の蝶が止まっている様子を眺めているというシーンです。
この猫は黒猫で、夢の中を旅するお話です。
蝶に誘われて外に行くことでいろんな風景を見ていく架空のお話です。
このお話は、このシーンから始まります。
蝶に誘われるように外に出ると花壇にたくさんの蝶がいて、さらについていくと森に誘われてそこで泉にたどり着くという内容なのですが、冒頭シーンと花壇にいるたくさんの蝶、そして泉は作品として過去に作っています。
泉の作品は夢蝶泉という名前で過去に展示会に出しましたが、冒頭シーンと花壇の蝶の作品は今まで展示会に出したことがなく、今回冒頭シーンだけ展示することになりました。
物語の書かれている本自体を作ることで、文字が映像に変わっていく瞬間やそれを切り取った挿絵が、本から出てきたものだとより分かりやすいと思って、以前の作品とリンクする形で連続した作品になるように作りました。


以前作った時の冒頭シーンは蝶が透かしの状態でしたが、その後夢蝶泉を作った時に青い蝶が舞っている様子を作りましたので、今回展示会に出すにあたり、青いビーズを入れて青い蝶に変えました。
花壇に出てそのあと森に誘われていくまでの間にあと2つ挿絵のイメージがありますが、まだ作品にできていません。
今後はその作品も作って、連続したお話が出来上がっていくようなものを作っていけたらと思っています。





引用元:気になる、小さな本の内容は?


主要パーツをそれぞれツタ柄のパーツを作って接続して一つの作品が出来上がりました。
これを額に入れて完成です。


本から文字や画像が飛び出しています。
物語に出てくる一節や文字が脳内変換されて画像に変わった様子を表している作品です。


私は案外本が好きなようで、毎日何かしら本を読んでいます。
漫画も好きですが、文字を読んで物語に出てくる人物や風景を想像しながら読める活字のほうが好きだということにここ数年で気が付きました。
ジャンルはいろんなものを読んでいて、サスペンスやファンタジー系の物語だったり、時には悩んだときに同じような悩みを抱えた人がどうやって解決したかを描いてあるような本だったり、情報誌だったり、howto本だったりとその時によって違うのですが、特に好きなのは小説ですね。
現実逃避できるのと、小説を読んでいるときの情景をイメージしたときに作品にしてみたいと思ったりと作品作りの糧になることも多いです。
本は不思議ですよね。
書いてあるのは文字だけなのにそこから外見、表情、声、話し方、周りの風景などが映像として刻まれるんです。
だから、原作がアニメになったり実写版になったりしたときに、イメージとかけ離れていたりするとがっかりしたり、イメージ通りの再現度だったりすると見てみたくなったりするんですよね。
本は文字を読ませてイメージ画像を送り出す装置みたいだよな~と思ったら、そういうことを表現してみようと思って作ってみた作品です。


4月2日までドラードギャラリーにて展示されています。
お近くの方はぜひ見に来てください。





引用元:本から飛び出す文字と映像


3月25日~4月2日 ドラードギャラリーで開催される小さな絵の大博覧会の作品の主要パーツを作っていく様子をご紹介します。
まずは蝶です。


この蝶は外側の枠は真鍮線を平たくしたもので作っています。
そして内側はシルバーのより線を作って、それを平たくしたものをくるくると細長く渦巻きを作ったものを入れています。。


次は伸び~っと体を伸ばしている猫ちゃんを作りました。
こちらは真鍮板をたたいて少しづつ盛り上がらせて立体的にした猫です。
板に絵を描いてそこをたたいていくと反対側に凹ませて、裏返して盛り上がっているほうが表になります。
裏側から叩いていると、せっかく書いた線が叩くことで消えてしまって、どこを叩いていいのかわからなくなるので、時々裏返してちゃんとイメージ通りできているか確認しながら叩いていきます。
一部だけ盛り上がったり、盛り上がりが足りなかったりしないようにバランスを見ながら叩くのですが、やはり顔とか手の先とか小さくなる部分は盛り上げるのが背中に比べると難しかったですね。


板はヤニ台かヒートフォームのような板を固定できて適度に和らかな素材の上でたたきます。
裏が固いと叩いても裏側に凹んでいかないので、柔らかすぎず、硬すぎない素材の上で叩きます。
最初に叩き始めると板全体がゆがむので、ヤニ台に付けるとすぐに外れてしまいます。
なので
、私の場合最初はヒートフォームの上である程度叩いてからヤニ台に付け替えています。
最後は猫の形に添って糸鋸で切り取って、淵をやすりで磨きます。
下の猫はまだやすりをしていない状態で、上の猫は周りをやすりで整えた状態です。


最後の主要パーツは文字です。
真鍮の角線を作り文字を作りました。
一匹、外に と書かれています。


これで主要パーツが揃いました。
これを組み合わせて一つの作品にします。
一つの作品にするときにつなぎのパーツを作りつつ、主要パーツを組んでいきます。
お楽しみに~♪





引用元:作品の主要パーツたち




3月25日~4月2日 ドラードギャラリーにて開催される「小さな絵の大博覧会」に出展するします。
ドラードギャラリーはコロナになる前に一度訪れたことがあり、建物が素敵でいつかここに出してみたいなと思っていたギャラリーでした。
今回知り合いの作家さんから募集の情報を得まして、念願かなって出展することができました。
ドラードギャラリーは外観から他と違う様相で、曲線が多い洋風な建物です。
内側はアンティークなアートギャラリーでとても素敵な作りです。
でも所々和を感じるようなデザインがあったりと、他では見られない不思議な空間です。
そんなところで行われる展示会に参加させていただきます。

ドラードギャラリー
東京都新宿区早稲田鶴巻町517-103
3月25日-4月2日 12:00-20:00 (最終日は18:00)
3月29日は定休日です。

ただいま、新しい作品を作っています。
小さな絵の大博覧会なので、小さな作品を作っています。
真鍮で本を作っています。


本に文字を入れるためシルバーの板材を切り抜いて作っていましたが、線と線の隙間が1㎜弱なので、1㎜のドリルでは大きすぎるため、糸鋸の刃で切った見たりしていたのですが、完成直前で一部が欠けてしまって失敗したり、何度か作り直しました。
とりあえず黒猫の文字が出来上がり本のページに入れてみました。


次に右ページに入れる文字を今度はワイヤーで作ってみました。
平仮名です。


これを新たに1ページ作りまして、そこに付けました。
そして本にページを付けます。


1ページにもっと文字を入れたいのですが、細いワイヤーで作ってみたのですが、ロウ付けするときに溶けてしまったので、このワイヤーの太さが私の力量では限界でした。
そして文字の大きさもこの太さでこれ以上小さいのは難しく、1ページに3文字というまったくお話が進まなそうな本になっております。
じゃあ、どのくらい小さいかといいますと、私の人差し指の第一関節くらいなんです。
縦2㎝ 横3.3㎝くらいですね。
なので、文字もこれ以上小さな文字はできませんでした。
写真で見ると平面に見えるかもしれませんが、実は結構立体的な本に仕上がっています。


この本をイーゼルに立てかけたように見せたいので、イーゼルを作って斜めにおいてみました。
ちなみに、これは作品の一部のパーツになります。
この本パーツの他にパーツをいくつか作って、一つの作品にしていきます。


全部出来上がったら、最後にこの文字を黒くする予定です。
どんな作品ができるかお楽しみに♪。





引用元:小さな絵の大博覧会に出展します


12日に無事にモノクローム展は終了しました。
たくさんの方に来ていただきまして、誠にありがとうございました。
今回はインスタを見て実物を見てみたいとFlower flowさんが足を運んでくださいました。
初めてお会いしたのですが、インスタではビーズ刺繍の素敵な作品を作っていらっしゃって、コメントさせていただいたことがありまして、それ以降ずっと作品を拝見させていただいておりました。
Flower flowさんの作品に使われているヒダが幾重にも重なっているソウタシェでよく使われているシルクリボンのような作りの部分はシルクリボンなのか聞いてみたところ、実はシルクリボンではなく、別の布を利用してFlower flowさんが自分で作ったヒダなのだと説明してくれました。
シルクリボンを利用しないとできないと思っていたので、その部分まで自作してしまうなんて、すごいわ~と感心してしまいました。
こんな感じで新しい出会いもあり、とても有意義な展示会でした。

もう一つうれしかったことがあります。
このシンデレラの靴の展示なんですけど、鏡の上に置かれていてとても素敵な展示をしていただいたんです。
ギャラリーのスタッフの方がやってくださったんですけど、ガラスの下のこの台はこの展示ためにスタッフさんが自作なさってくださったんですよ。
丸く黒い紙を切ったり、周りにフリルリボンやレースを貼って作ってくださったんですって。
売り物かと思うような綺麗な作りで、この展示のために労力を割いてくださったことに感激でした。
鏡の上に置くと靴の裏も見えるので、とてもいい展示だと思いました。


モノクローム展なので白と黒だけの展示でしたが、統一感があって素敵な展示会でした。




引用元:モノクローム展終了しました


モノクローム展が本日より始まりました。
私の作品は12日までの展示でして、私がギャラリーにいる日は下記のとおりです。
10日 13時頃
12日 13:30頃

在廊日の10日と12日は実店舗のビーズ屋黒猫はお休みになります。


ギャラリー美庵
東京都中央区銀座8-7-6平つかビル5階
3月7日~12日 11:00-18:00 (最終日は16:00)

ぜひ見に来てくださーい♪





引用元:モノクローム展 在廊日


昨日夜にモノクローム展に出展予定の作品を発送完了しました。
毎回梱包するときに額に合う大きさの段ボールが見つからず、大きな箱から作っているのですが、地味にそれが時間かかるんですよね。
いつも発送前にそこまで頭が回らなくて梱包始めてから慌てるんですけど、今回は1点昔の作品を出すことになったで、時間的に余裕があったので良かったです。
今回は小さな作品新作3点と昔のワイヤーワークの作品1点です。
小さな作品を額に入れて飾るというのも、飾りやすいしいいなと思いますね。


さて、時間的に少し余裕ができたので、2月中に確定申告終わらすぞーと意気込んで始めたのですが、いざ始めてみると、去年自分が作ったマニュアルがあまりに中途半端すぎて、なんだかよくわからず結局またあたふたしながら作っていました。
去年は初めてe-taxでやるようになってバランスシートがサクッと一致したので問題なかったのですが、今年はなぜだか17円合わない・・・
期首と期末と17円合わないんだけど、17円って何?ってことで、この17円不一致問題で丸1日潰してしまいました。
最終的には、あ~そういうことだったのねというところできちんと解決しましたが、来年はこういうことがないように、来年すべてやり方を忘れてしまう私のために、完璧なマニュアルを作ろうとマニュアル作りとファイル整理に1日費やしました。
やったその日は覚えたつもりでも、1年たつとリセットされてしまうんですね。
今年のマニュアルが来年役に立ちますように・・・(;^_^A


お近くの方はぜひ見に来てくださいね。
在廊日は12日最終日は13時頃からいます。
ギャラリー美庵
東京都中央区銀座8-7-6 平つかビル5階
3月7日~12日 11:00-18:00 
12日は16:00まで





引用元:モノクローム展の発送完了


モノクローム展のご案内です。
3月7日~12日 モノクローム展に参加します。
白黒とグレーやシルバーというモノクロームで作られた作品だけが飾られる展示会です。
展示会自体は2月28日~3月19日までありまして、1週間ごとに作家さんが入れ替わります。
私が参加するのはちょうど真ん中の週になります。


場所 Gallery 美庵
住所 東京都中央区銀座8丁目7-6 平つかビル5F
日時 3月7日~12日
時間 11:00-18:00 (最終日は16:00)

私の在廊日 
3月7日 13時頃~15時
3月12日 13時頃~16時

最近の彫金で作った作品と以前ワイヤーワークだけで作ったシンデレラのガラスの靴を展示予定です。
ぜひ見に来てください。





引用元:モノクローム展


月の雫という作品を作っていまして、先日出来上がりました。
人の目の中の瞳の部分が月になっていて、涙が流れているという作品です。
月そのものからあふれ出る雫と取っていただいてもいいですし、月を見上げて、瞳に月を映した状態で泣いているという風に解釈していただいたり、見る方が何か想像しながら見れる作品であったらいいなと思います。

さて、これはどのような工程で作っていったのか製作途中の状態を順番にご紹介しようと思います。


一番最初に月を作りました。
望遠鏡で見ないと見えないクレーターのある月を作ってみたくて、クレータのある月の写真を見ながらシルバーをたたいてクレーターを作ったり、放射線状に走る線があったりしたので、それもつけてみました。
次は睫ですね。
上睫と下睫をロウ付けしやすいように細いループ状にして作り、上睫は量も長さも必要なため、太さが違うワイヤーを重なるようにロウ付けしています。
下睫は上より細いワイヤーで作っています。


次はあふれ出る涙と雫の部分です。
別々に作って、それをワイヤーでロウ付けしてつないでいます。
雫の中にはキラッと光る水晶を入れようと思って、石座を掘っています。
全部出来上がった一番最後に石を入れます。


これを下睫に付けていきます。
これを付けるとき睫が邪魔だし、あふれ出るように雫が一直線ではなくて少し前に盛り上がるように曲げないとロウ付けできないので、形を作るのが難しかったですね。


ここまで出来たら今度は瞼の形を決めるため、上睫を仮止めして瞳がちゃんと入るかどうかなど確認しながら形を作っていきました。
上瞼の上には二重に見えるように二重の線を付けました。
まだこの時はつけただけで形を整えていません。


形が決まったところで、上睫と下睫を固定して、中央に月を入れました。
月の向きをどうするか何度も月の向きを変えて、写真を撮って一番自然に見える向きでロウ付けしています。
そして、二重の線を整えました。


上瞼の目頭の先に飛び出した線や二重の線を目の大きさに合わせてカットして整えて、ループ状だった睫はループを切って、一本一本やすりで削って尖らせてペンチで反らせていきます。
隣同士不自然に見えないようにくっつきすぎないよう調整しています。
裏側もループ状になって飛び出した部分を切って、平らになるように削っています。
そして月のクレーター部分はへこんで見えるよういぶし液で黒く変色させて、周りを磨いて輝かせます。
瞳は昭和の漫画によく見る星がキラキラしているような目になりました。
瞳は少し湾曲させていますので、光の当たり具合ではちょうど放射線状になっているところが光って、輝いているように見えるときがあります。
その状態を写真で写してみたかったのですが、写真撮影の腕がなくてできませんでした。


最後に水晶を入れて完成です。
石座は雫に埋まるように掘って作っていますので、水晶は飛び出していません。


この作品を作るときに簡単な目の大きさとイメージがぶれないようにするために絵を描いたんですが、大体それと同じ大きさになるように作りました。
その様子を動画で載せています。
見てみてください♪





引用元:月の雫