セルフィーユは京都の片隅のパン屋です。
お昼には小さな売り場面積がお客様でいっぱいになることがあります。
ありがたいです。
これを書いてる私も(今でもそうなんですが)、かつてセルフィーユのパンのファンでした。
食パンもフランスパンもあの伝説のグランディールそっくりでおいしいのはもちろんですが(後にグランディールでパン修行したことを聞いて納得・・)買い物帰りに行くとレジ横に荷物を置かせてもらえるし、雨の日に買い物すると100円クーポンがもらえ、時々ですがパン粉の無料サービスがありました。(今は更に祝祭日クーポンサービスなどが増えています)
それに小さい子供を連れて行くとお菓子籠から一つ何かが貰えるというサービス、これが買い物に退屈している子供心にインパクト大!
「楽しかったし また行きたい!」
とは言えないほど小さい子の代わりに私がここで書いておこう・・・。
要は何が言いたいかというと。
『セルフィーユはもし自分がお客さんだったらこうされたら便利だな、うれしいな、という気持ちでパン焼いてるんじゃないか???』
と想像していたのですが、バイトスタッフで働いてみるとその予想は大当たり。
先日も小さなお子さんを連れた女性のお客様が買い物されていましたが、店長がパン釜のところから
「いらっしゃいませ!」
と挨拶をしました。
途端に
「パパ~っ!!」
と小さい男の子に突進され、抱きつかれて
「??? パパじゃないけど・・。 はっはっは。」
と ちょっと(すごく?)嬉しそうな店長。 お父さんに似ていたのかな?
「あらら~、すみません。」
「いえいえ。」
「はいバイバイね。 お菓子ありがとって。」
「ア~~ット!(←ありがとうと言われたのだと思います)」
「ありがとうございました。」「ありがとうございました~。」
「バァバイ。バーバーーイ!」
ドアのところで手を振ったお子さんに しゃがんで手を振り返す店長でした・・。