診察室から診察予備室に場所を移し、看護士さんから、プロラクチン値を下げる薬“テルロン”の説明を受ける。

1日1回・毎夕食後に半錠、妊娠する迄、服用を続けるように、との事。

今日は入浴は控え、シャワーのみで済ませるよう言われ、更に、卵管造影後はゴールデンタイムにつき、排卵を促すHCG注射をするから、明日・明後日と夫婦で頑張るよう(今日は×)、淡々と真顔で指示される。

「何を?」と一瞬訊きそうになったが“ナニを”に決まってるな、と思い直し、質問を飲み込む。

HCGは筋肉注射、二の腕を出したら、こう云った注射は今後も続けて行くだろうから、臀部の左右に交互に打った方がいいと言われ、その通りにする。

ちなみに、低温期に行うHCG注射(ワタシの場合)は、熟成した卵胞を卵巣から排卵させるもので、注射後、約36時間前後で排卵するそう。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌値に問題がある場合は、排卵後の高温期に注射する事で、受精卵を着床し易くする作用があるそう。

よく不妊治療に関する記述で目にする、クロミッド、HMGは、卵胞そのものを育てる注射だそうな。

なお、HCG注射には、腰痛・下腹の張り等の副作用が出る場合あり。