最近 看板を買い替えました
「アパレル」という業界に居ると
最初陥りがちなのが
「イキル」事です
イキル→格好をつける
わかりやすいのがPOP
昔は手書きなんかもってのほか
シンプルでかっこうよくて
プライスのみのもので充分だと思ってました
うちは高級品扱ってるからという意識からの
驕りと「イキリ」があったのだと思います
しかし、この業界に長くいると
ふと気づく時があるんです
「手書きで温かみのあるメッセージこそ心に響く」
今はマウスの 「クリック」で事がすむ時代
こういう舗の強みは
店主のモノに対する「オモイ」「ユーモア」をダイレクトに消費者の皆様に
伝えることができる
これは「長所以外のナニモノでもない」
と最近気づきました
私は 他のお店さんに消費者のフリをしてたまに
接客をうけにいきます
高級店はやはり何処か「距離」がある
我々現場人の仕事はまず
「互いの緊張の糸を切り距離を縮める事から始めなければならない」
それがプロである
格好をつけて「いらっしゃいまっせ~~と」言いながら己の知識を
聞いてもいないのに言いたがる現場人は
アマチュアだと気づく
もっとひどい現場人は「どうせ買わないだろうと」勝手にジャッジする
現場人 そんな方はただの店番だ
話はそれたが
その看板を少し変わった趣向で置いてみた
先程
今までウチに入った事のない方が
「看板見てなんだか親近感湧いて入ってみました
敷居が高そうで入れなかったんですよ」とおっしゃってくれた
一眼レフを持った じいちゃんばあちゃんがこの看板を
写真に撮っていた
私の
やり方があっているとは思わないが
まず「興味をひく」
それが路面店の全てだと私は思う。
もう「イキル」時代ではない。
そして「イキッタラロクナコトガナイ」これ
「イキロク」と言ふ。
お粗末