今日はいよいよ酸素解離曲線を読んでみましょう
昨日も書きましたが、酸素分圧が高く二酸化炭素分圧が低い肺胞では、血液中の酸素ヘモグロビンHbO2の量が多くなります
組織では細胞が呼吸をして酸素を使用し二酸化炭素を放出するので、組織なおける酸素分圧は低く二酸化炭素分圧が高くなりHbO2が酸素を離すので、HbO2量が少なくなります
これを理解した上で下の酸素解離曲線をみて見てください
縦軸は酸素ヘモグロビンの割り当て、横軸は酸素分圧です
二酸化炭素分圧が低い時のグラフが黒、二酸化炭素濃度が高い時のグラフが赤です
例えば今肺胞では酸素分圧が100mmHgの時のHbO2の割合は96%になります
組織で酸素分圧が30mmHgの時に酸素を離した割合を調べるとすると、赤のグラフの30mmHgでは酸素ヘモグロビン割合は44%になっているので、
96-44=52%組織に酸素を供給したことがわかります
二酸化炭素濃度が低い程グラフは左上に山になり、低い程右下になってきます
酸素解離曲線が苦手な友達にも教えてあげてくださいね