1983年12月15日(当時大学4年)の雑記  【本文 再掲載】 | ミニカーおやじの雑記帳

ミニカーおやじの雑記帳

ようこそおいで下さいました! 今宵もミニカーを肴に、一杯いきますか?

 

     OSAKA

 

 

歩道橋を 阪急から国鉄に向かうと

左手には ステーションビルが建っている。

いつか 小雨の中 彼女と歩いていた時は

まだ建設中だった。

そして僕は 「大阪」を認識していなかった。



今夜も 彼女とさよならをして この歩道橋を歩けば

そのステーションビル(ACTY OSAKA)は イルミネーションの中で

クリスマスを迎えつつある。

絶えまない人と車の流れ

 

目には見えない強大な力で動くまち。

集合体の一構成物としての自分を そこを離れてゆくとき 初めて知る。

 

 


青春を過ごした街

想い出の舞台

というよりも 今となっては 大阪そのものが想い出となる。

大阪、僕に何か語ってくれ、君から離れてゆく僕に。



僕にとっての 大阪

僕にとっての 大阪にとっての 最後の冬。

 

 

 

 

 

 

 

 

<背景&状況を、より理解して頂くための補足>
◆時期:

 大学4年の冬。

 来たる春には、就職のため大阪を離れる境遇。
◆場所:

 大阪キタ。

 ピンポイントでは、阪急梅田駅から国鉄(当時)大阪駅への連絡歩道橋。
◆ステーションビル(ACTY OSAKA)について:

 ・1980年代初頭、大阪駅再開発事業として、駅の南側に建設開始。

 ・建設中の仮称は「ステーションビル」。

 ・1983年4月開業。

  愛称「アクティ大阪(ACTY OSAKA)」。

  メインテナントは「大丸梅田店」と「大阪ターミナルホテル(現:ホテルグランヴィア大阪)」。 

 ・その後、ビル南側が増築され、

  2011年3月「サウスゲートビルディング(正式名称:大阪ターミナルビル)」となる。

◆フィクションorノンフィクション:
 ノンフィクション。てか日記同然。

 

 

 

いつも有り難うございます。