香りのオートクチュール
伊藤京子です
今日は植物から預かった
伝言を書こうと思います
昨年の春先
初めての緊急事態宣言が出ていた頃かな？
何種類かの植物を買ってきて
色合いや花姿など考えながら
プランターに植えました
多年草を中心にしたので
冬場の枯れた姿にはヤキモキ…
春先に元気な新芽が出てきたときには
大喜びしました
健気にも蕾をつけて
健気にも蕾をつけて
今年も花を咲かせてくれて
感動したし
まるで「うちの子」な勢いで愛でていました
ところが…
ある日気づいたら
何事？？
葉全体が艶を無くして
白っぽくなったバーベナ
隣のキララに至っては
一夜にして葉が穴ぼこだらけ！！
驚くやらショックやら
冬越しできて
楽しみにしてた花も咲き
これから秋口まで…
なんて矢先でしたからね〜
色々調べてみた結果
バーベナは「うどんこ病」が濃厚
キララは
分からないけれど
虫に食われたのかな？
薬に頼るしかないのかな？
できればそれも避けたいし…
考えあぐね
経過観察だけは欠かさなかったけど
結果的に
少し放置しちゃいました
すると驚いたことに
しばらく現状維持のまま
悪化はせず！
それを過ぎたら何と
自力で回復し始めたんです
すごい！
植物自身の持つ力が
ちゃんと機能し始めるには
人間が焦って&良かれと思って
余計なことをしちゃいけないみたいです
事実は受け入れた上で
ただただ見守ってみる
というか信じて待つのみ
なのかもしれません
（中々それも難しいけどね）
なってしまったものは仕方ない
最低限のお水だけは切らさずに
そのまま見ていただけでした
スゴイなぁ〜
感心しました
じっと状況に耐え
無駄に体力を浪費せず
内なるパワーを満ちさせて
状況に打ち勝つ植物
自然界は本来そのようにできていて
人間だって本当は
そうなのかもしれませんね
疲れて免疫力下がれば
多少の不調に見舞われます
そんな時に薬だ、注射だ、点滴だ…
と大騒ぎしなくても
とにかく身体を休ませて
内なるパワーを回復させ
本来の状態を取り戻すのが
生き物として自然なんですよね
無理矢理とか
戦うとか
少し違う気がします
誤解を恐れずに言えば
人類も病原菌によって
今のように強くなってきたでしょうし
有機物たちはそのようにして
進化を続けてきたのでしょう
折しも世間はコロナ禍で
ワクチン接種さえすれば！
的な風潮で語るメディアや人が多いなか
この植物たちの底力が私に見せてくれたことは
余りにもタイムリーで
意味深く受け止めました
バーベナは真っ赤なお花を沢山咲かせます
いまは葉が新芽のように青々し
蕾も沢山つけています
キララはマーガレットのような花姿
内側が白くて
花びらの外側はイエロー
リバーシブルフラワーです
穴ぼこだらけになった葉の先に
元気いっぱいの葉
そして今は蕾が沢山出てきました
きっとどちらも
この春の試練以前に比べて
かなり強く進化したはず
みていて力強さすら感じます
アロマセラピーに魅せられた私に
植物たちは様々な角度から
メッセージを送って来てくれます
私がその代弁者として
ご指名された気がしたので
書いてみました
長々お付き合いくださり
有難うございました
お花咲いたらまた投稿しますね〜
