13年ぶりの出版!
花の装飾 ~世界に誇れる花装飾人~ 草土出版 が完成しました。
2月末に全国の書店で発売されます。
一人でも多くの方にお手に取っていただけたら、幸せです。
今回は私ひとりの作品集ではなく、20名の様々なジャンルのアーティストの作品を集めた本に参加させて頂きました。 

嬉しい偶然で、私の好きな色のひとつ、パープルの装丁。


「花伝心抄」に掲載されたものではなく、過去の花会の写真が4作品。マミフラワーデザインスクールの月刊誌「フラワーデザインライフ」に掲載されたものを1点選びました。

目次のページにも光栄にも私の作品を使って頂きました。
カーブドッチワイナリーのワイン蔵で撮影したもの。
ワイナリー近くの野原で採集した白山菊を生けたもの



 最初に20カット程を編集部に提出し、その中から四季を落ち着きました。
この企画に声をかけて下さった草土出版の白澤社長様、
そして編集担当の渋谷さん、わがままをおきき下さりありがとうございました。

花は生けたときから一刻一刻とその姿を変えていくので、カメラに収めることはその瞬間を切り取るたったひとつの手段です。
もちろん、写真そのものはカメラマンの方の仕事なのですが、花をいけた後、作品を撮りおえるまでが創作だったのだなと今、思います。
今回は大島 謙さんと戸嶋 寛さん 中島 清一さんに撮影して頂いたものを使わせて頂きました。

花材を山から探して切ってきてくれた切り師の小森君、私の拙い漫画のようなスケッチをもとに、素晴らしい竹の器を作ってくれた庭師の和泉のおじいちゃん。
撮影に立ち会ってくれた阿部 聡さん。
いつも重い荷物と花材の搬入からお掃除まで立ち働いてくれたアシスタントの未来さん。
たくさんの人たちに支えられての作品なのだということを改めて思いだしました。


 マミフラワーデザインライフに載せて頂いた作品
薔薇はあまりにも人に愛されすぎ、ポピュラーな故に、
ドキっとさせる花を生けることは難しい花です。

敢えて、白を選び、一滴の毒を足しました。
黒百合。

ご感想などお聞かせいただけると嬉しく思います。

ではおやすみなさい。

                                        Michiko