ピンホール効果
視力がでない時に、ピンホールでみると、よく見える。これは焦点深度が深くなる為に。遠くから近くまでピントが合うからです。
言い換えると瞳孔が小さくなる、あるいはカメラの絞りと同じです。
球面収差
また、ピンホールにより球面収差が減少することも見え方をよくする要素です。屈折度数を変えても視力がでないのに、ピンホールを入れると視力がでるのは、球面収差を減少させる為と思われます。
この場合wavefront LASIKで削ると見やすくなります。
i-LASIKだと、収差を削ったレンズを装用させると見やすくなりますので、術前に、説明しやすくなります。
KAMRA Inlay
これを応用したのがKAMRA Inlay です。これは直径3.8mmのリングに1.6mmの穴が空いています。つまり1.6mmのピンホールで見ているわけです。この場合、1.6mmというのがミソです。
実は瞳孔径が小さくなればなるほど回折現象が働いて、像の見え方が不鮮明になります。この微妙な割合が1.6mmあるいは2.4mmと言う説もありますが、これより小さいと逆にみにくくなるようです。
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