CBX1000 & Ninja250 カスタム日記 -5ページ目

ミャンマー人の商売 Vol:Ⅱ

日本とミャンマーでは、
小売店とスーパーの意味合いが違う。
日本では、小売店は定価。
ミャンマーでは基本、
小売店でもスーパーでも定価で売られている。

それでは、何が違うのか?。
スーパーは店舗が大きい為、品揃が多い。
それだけ ・・・。
それでも日本のスーパーと比べたら、
品揃が多いとは言えなくなる。

そして日本ではお馴染みの、
量が多くなればなる程 “安く” なるのは、
ミャンマーでは通用しない。
ミャンマーでは、100gの値段と200gの値段を比べると
200gの方が “高い”。
100g:2,000ks、200g:4,500ks ・・・ ってな具合。
笑うでしょ!?。

日本人は、日本での買い物感覚で、
同じ物だったら量の多い物の方が安いと
思い込んで買ってしまうけど、
その実、損してる ・・・。
有り得ないよね。

また、ミャンマーのスーパーで
“セール品&特売” を見たことがない。
特売品を設定して “客寄せ” をしようなんざ、
これっぽっちも考えていない。
そもそも、
新聞に折り込みチラシを入れるシステムが無いから、
広告での客寄せが出来ない!?。

いや、ヤンゴンでは結構な人数が
スマートフォンを持っているのだから、
スーパーも会員サイトを作って、
そこで安売りの宣伝をやれば事足りる。
でも、そこまでの考えを持ち合わせていないのだろう。

先日も面白い状況に遭遇した。
長靴が必要となって農機具屋・作業着屋・靴屋と
何軒かハシゴして探し回ったのだが、
どの店も “長靴”は置いてあっても、
サイズのバリエーションが全く無い。

日本の靴屋さんだと子供用・女性用から男性用まで、
様々なサイズを取り揃えている。
が、ミャンマーでは、ワンサイズのみだったり、
複数有っても、精々3サイズが関の山。
そもそも、ワンサイズの決め打ちは、
何を基準にして決めるのだろう?。

園芸品店に置いてあった “11.5inch”は、
ミャンマーの男性には大き過ぎると思うのだが、
私の靴のサイズが “9inch”、
私よりも背の低い、
或いは同じ位の男性が多いミャンマーで、
“11.5inch”のワンサイズでの決め打ちの
根拠が全く分からない ・・・。
全くもって理解に苦しむ。
ミャンマーは国自体が “不思議ちゃん” なのだ!。

これが普通 ・・・、
これが現状のミャンマーで、
如何に買い物が難しいか、
理解して貰えただろうか?。(笑!)





ミャンマー人の商売 Vol:Ⅰ

以前にも書いたが、
ミャンマーにおいては、
あらゆる場面でサービス精神が欠落している。
(まぁ、日本がサービス過剰だと言ってしまえばそれまでだが ・・・。)

先ず、同じ物がなかなか揃わない。
在庫をほとんど持っていない。
展示販売は構わないが、
展示中に傷ついた物でも絶対に割引しない。

簡単に売れない物は、
1個からの注文は受け付けない。
必ずダース注文を要求する。
12個は必要ないと言うと、だったら帰れと言われる。

又、日本でよくある関連商品を置いて売上UPなんぞ、
これっぽっちも考えていない。
アクリル板を売っていても、アクリル・カッターは置いていない。
「水槽には蓋が必要ですョ!。」 って言うくせに、
お店に水槽の蓋は置いていない。
一事が万事、この状態。

電化製品を買う時には、
電球だろうが何だろうが、
売り場のコンセントで通電確認を怠らない。
ドヤ顔でアゴをしゃくり、動作確認をお客に認めさせる。

日本では “通電後の返品は出来ません” と言われるが、
ミャンマーでは、店員自ら通電してしまうのである。
動作確認してレジを通過すると、二度と返品は出来ない上に
保証無しの世界なのだ。
(それでも少しずつではあるが、保証付の製品も登場してきた。)

日本に流通している多くの家電は中国製だが、
メーカーの監視下において
厳重な製品チェックが行われている物が多い。
自分の勝手な想像だが、
俗に言う、“特級”&“A級” クラスが日本で売られ、
“B級”&“C級”が タイを始めとする東南アジアで売られ、
“D級”&“粗悪品”をミャンマーに押し付けている様な気がしてならない。

だから、ミャンマーの人達に聞くと口を揃えて
「中国製品は信用出来ない!。」と言う。
・・・ が、悲しいかな、
信用出来る “日本製品”は “高価”で手が出せない。
んで、信用出来なくとも “安価”な中国製品を買ってしまう悪循環。

話が横道にそれてしまったが、
ミャンマーの人々は、
もう少しサービス精神というものを学ばなければ、
近隣諸国の経済的侵略にストップをかけることは
不可能だろう ・・・。



ミャンマー人の運転モラル

毎日、毎回、クルマに乗る度に
腹が立って仕方ない ・・・。

ミャンマー人、特にヤンゴン市民?の
ドライバーの節度の無さと言うべきか、
モラルの低さと言うべきか、
自らの行為が大渋滞を招いている事に
サラサラ気がついていない程度の低さと言うべきか ・・・。

徒歩で出会うミャンマー人は、
気さくで優しい人間が多いにも関わらず、
ひとたびハンドルを握ると豹変してしまうのか?、
二重人格とも言っても過言でない程、人が変わる。

ウインカーも点けずに車線変更は当たり前、
ちょっとでも気に食わないとクラクションを鳴らす。
鳴らしてどうなるものでもないが、とにかく鳴らす!。

平気で割り込むクセに絶対に譲らない。
10cmでも1cmでも前に進もうとする。
前方が赤信号で前車は停止しているのに関わらず、
脇道から車線を横切って反対車線に行こうとするクルマを
邪魔するように車間を詰める。

交差点でも前方の信号が赤なのに
交差点に平気で侵入してくる。
当然、横方向からのクルマは前方を塞がれて前に進めない。
前方を遮断したクルマはそれで平気だし、
前方を遮断されたクルマも交差点に侵入し、
ギリギリまで車間を詰める。
はい、これでにっちもさっちも行かない状況の出来上がり!。
そして、クラクションの嵐!。

こんな状況が各交差点で頻発しているのだから、
大渋滞で30分に10mしか進めない ・・・ ってのもザラにある。

そんな状況下で一番心配なのが、病人の救急搬送だ。
救急車が大渋滞に巻き込まれているのもザラで、
その救急車の前も平気で遮断するバカ・ドライバーの山。
それが、現在のヤンゴン市内の状況。
生死の境を彷徨いながら救急搬送された経験を持つ自分だから、
救急車が救急車で無くなる事態を憂慮してしまう。

そして、ドライバー達のワガママやり放題は、
クルマの駐車でも見られる。
路肩に横付けするのは良いとしても、
路肩に尻を向けて駐車する輩もいる。
そう、車線を横向きに遮断するのだ。

その理由は?。
クルマがいっぱい停められるから ・・・。

この状況は、下校時間になった学校の近辺で良く見られる風景。
そして、そこでも二重三重に平気で駐車する。
まさに自分の事しか考えていない、
駐車ではなく、放置に近い状況でクルマを離れるのだ。

そんな状況を毎回見ていると、
普段はおとなしい自分が、
ひとりひとりのドライバーをクルマから引きずり出して、
ボコボコにしてやりたい衝動に駆られる。

一番ヤバいのは、
モラルを嘆いている自分だったりして ・・・。





ミャンマーの休日事情

ミャンマーの事について、
日本とは違う様々な事情・現象を書いてきた。

その中で日本と大きく違うもののひとつに
休日(祭日)がある。

役所関係の土日お休みは日本と変わらないが、
普通の会社は絶対に休まなければならない日、
というものがあるらしい ・・・。

そのひとつが “アウンサン将軍の命日 7月19日”。
その日に会社を開けていると政府から罰を受けるという、
まことしやかな情報もある。
因みに、うちの会社は休みませんが ・・・。
何か、問題でも?。(笑!)

年中無休の看板を上げている会社(店舗)でも、
まず確実に休むのが “Water festival week”。
この期間の飲食店はほぼ全滅!。
ヤンゴン市内の日本料理店でやっているお店は一件もありません。
外食に頼っている輩は、一時的な “食料難民” になってしまいます。
まぁ、ずぶ濡れ状態でお店に入ってこられても困るだろうし、
そもそも、ミャンマー人スタッフが働きません!。(笑!)

中でも一番首をひねったものが、“市場” ・・・。
視察に訪れる為に休日を確認してみると、
“満月&新月” の日だと言う。
自然のサイクルで休日を決めているとは、
日本じゃ考えられません!。

ここまできたら、もうほとんど “都市伝説” の域。(爆!)




ミャンマーの停電事情

ヤンゴンの停電は、忘れた頃にやって来る。

Weekdayの昼間はOfficeなので、
いざとなりゃ ジェネレーターで発電出来るからまだ良い。
しかし、アパートでやられると手も足も出ない。

休日、
自宅アパートでまったりと時を過ごしていると、
突然のブラック・アウト!?。
時間はお昼を少し回った頃。
まぁ、30分~1時間程度で回復するだろ ・・・ と
高をくくっていたら、いつまで経っても電気はつかない。

室内でも 30℃は優に超えているので、
じっとしていても、徐々に汗ばんでくる。
これじゃ暑くて昼寝も出来やしない。

ふて寝を決め込んで数時間。
やっと電気がついた時には、夕方6時を過ぎていた。
“あぁ、これでやっと温水シャワーが使える。”

ゆっくりとシャワーを浴びて、
8時を指した時計を確認して、
さぁ、メシでも食うか? ・・・ と思った途端に
本日2回目のブラック・アウト!?。

マ、マジか ・・・。

折角の風呂上がり、
扇風機も動かず、お陰様で汗が引かない。
何の為にシャワーを浴びたのか ・・・。
また、真っ暗な中じゃメシも食えない。

結局、8時~10時迄の2時間、
全く身動きできず ・・・。

最悪の休日。

まだまだ不安定なミャンマーの電力供給。
電気は絶対に生活に欠かせない物なのだが ・・・。