昨日、テレビで西川善文氏の日本郵政辞意表明記者会見をしてましたね。

18時30分から記者会見が始まる予定でしたが中々始まりませんでした。

その理由が「マスコミのシャッター音が煩くて集中できない!」とか何とかで西川氏がお冠状態だったのです。

理由はともあれ本人的にはかなり納得のいかない記者会見だったのでしょうね。

その西川氏ですが、大阪大学法学部を卒業後、住友銀行に入行。その後、住友銀行、三井住友銀行元頭取、三井住友フィナンシャルグループ元代表取締役社長、元全国銀行協会会長を歴任し、第2代日本郵政公社総裁、その後、初代日本郵政代表執行役社長に就任。といった輝かしい経歴の持ち主です。

しかし、その輝かしい経歴の裏には隠された問題点が数々ありました。

あんなことをした西川氏でも頭取になれるんだって声が多方面からありましたからね。

その代表例が西川氏と闇社会との繋がりです。


バブル崩壊後の1991年、西川氏は住友銀行で専務として「戦略金融統括部・融資三部」の総指揮をとっていました。

この「戦略金融統括部・融資三部」は不良債権の整理をする部署で、安宅産業、平和相互銀行、イトマンなど未処理の巨額不良債権がかなりの額で堆積していました。

当時、住友銀行の頭取でした巽外夫氏から「頭取にするから、イトマンの処理をやってくれ」とお願いされた西川氏は引き受けたわけですが、実はこのイトマンの不良債権には暴力団問題が絡んでいました。

なぜ、暴力団問題が絡んでいたのか。

噂によれば、当時の住友銀行の磯田会長の一人娘が、暴力団の組員といい仲になり、その関係をビデオに撮影されて、脅迫されていていました。その暴力団との交渉役だったのが伊藤寿永光(イトマン元常務)です。

山口組と関わりをもつ伊藤氏は住友銀行から不動産関連の借入金1兆1,800億円の不正融資を受けましたが、バブル崩壊とともに大部分が不良債権となりました。

結果的に、最後には不良債権の7,000億円以上の金が行方不明となりましたが、その裏には野村證券の田淵節也会長の姿があり、中曾根康弘、佐藤信二、三塚博、亀井静香という名前がちらちら登場していたのです。


これで政府がなぜ西川氏を日本郵政公社総裁や日本郵政代表執行役社長にした理由がお分かりでしょう。

今回の辞任会見も西川氏は相当納得いかなかったと思います。

恐らく、彼はこのまま引き下がらないでしょう。


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