ギターのようなポータブルな楽器は,長年使い回しているうちに,あちこちにぶつけたりして,傷ついていく。
ヴィンテージ・ギターの傷や塗装のクラックなどは,それこそ勲章のようなものだが,狭いステージなどでは,気をつけてないと,余分なケガが増えるものだ。
写真は愛機のひとつ,テレキャスターの指板。
昨年11月のライブハウス出演時,曲毎に人の入れ替えが多くて,そのうちメンバーの一人が持ち場移動中にギターに刺さったケーブルの根元付近を踏んづけて,スタンドから,坂本竜馬の最後のように前のめりに倒れてしまった。
おかげで,指板が2カ所,弦の圧力でえぐれてしまったのだ。
同じライブハウスでは,半年前にもベースを引っ掛けて倒され,ヘッドの塗装が欠けてしまったことがある。
別のメンバーはアンプに立てかけてたギターがすべって倒れ,フレットがへこんでしまった。
昔,ステージのギター同士がぶつかって,アコGの表板がヘコんだこともあるなぁ。
振り向き様,隣のギターと接触して指板の端が陥没したり,片付けの兄ちゃんが倒したり,油断してたら楽屋で開けっ放しのケースの中にビールをこぼされてたり…。
ギタースタンドに立ててたら安心,では決して,ない。前面ロックをかけるとか,狭い空間ではくれぐれもご用心。