ツールドおきなわ2007 | ぶろぐ・で・あさひ

ツールドおきなわ2007

11月11日、ツールドおきなわ2007に出場してきました。

一昨年は市民レディースの部で優勝した大会です。去年出場したときのカテゴリーは市民レディース50kmで、今年は国際女子85kmというカテゴリーでの出場となりました。

去年までは50kmでしたが、今年から85kmと距離が伸び、今年最長のレースとなります。

交通手段はもちろん飛行機。前日の10日に出発し、メンバーは宇田さん、和歌山店の新明さん、紀ノ川店の石原さんの4名で関西国際空港に集合しました。

自転車は少し厚めの輪行バックに入れて持っていきます。やはり一番人気の輪行バッグはシーコンのコンフォートプラスという輪行バッグ 。分厚い生地とリアエンドが折れないようにしっかりと保護されている点は安心です。

4名中2名が使っていました。私は譲ってもらったキャスター付き輪行バッグを、石原さんはオーストリッチのOS500トラベルバッグ に自転車を入れ、8時50分発の飛行機で那覇空港へ向かいます。

約2時間で沖縄に到着。あっという間ですね。レンタカーを借りて、大会本部のある名護市に向かいます。大会本部で『ササキのインプレッション』 でお馴染みの佐々木さんと合流。受付を済ませます。今回のゼッケンナンバーは「222」。この間の佐々木さんの「444」とは違い、運の良さそうな番号です。


開会式が終わると、85km組と130km組はスタート地点と本部のあるゴール地点が違うため、スタート地点近くのホテルに移動します。50km出場の石原さんとはここでお別れ。ホテルの体育館が開放されていて、そこで自転車を組み立てます。その後ご飯を食べ、就寝。


11月11日、天候は晴れ、スタートは9時33分頃のため、5時に起床。なんと5時から食事を用意してもらっているため、5時半ごろからご飯を食べ、6時半頃に、自転車はトラックに、人間はバスに乗って、85kmのスタート地点、「辺戸岬」に移動します。


辺戸岬は沖縄本島最北端の岬です。

着いてからスタートまで1時間以上あるため、風を避けて待ちます。

スタート地点で三浦恭資さんを発見。なんと同じ距離の85km市民レースに出場されるそうです。市民レースは女子の10分後にスタートなので、抜かされないようにしなければ・・・。


軽くウォーミングアップをして9時半前にはスタート地点に。市民レースは200人くらい出場しますが、女子は26名の出場なので、早くから並ばなくても大丈夫です。コースは男子チャンピオンレースと同じ道を通るため、男子チャンピオンレースの集団が通った後、いよいよスタートです。

スタート後は平地が15kmほど続いて、やんばるの山に入っていきます。平地は26名が集団になって進んでいきます。下り基調で、トンネルもありましたが、大きな落車もなく15km走り、約7km上りが続く山岳に入っていきます。コーチの宇田さんからの作戦で、得意な上りで、マイペースで走るようにと言われていたため、後ろは気にせず、上りをがんがん引っ張って走りました。

去年の沖縄では、市民レースでしたが、前をずっと走っていて、最後の最後で前に出られて5位だったため、前を引きすぎないようにしようと思っていましたが、上りは風の抵抗とかはほとんど関係がないため、気にせずにいきました。

後ろに誰か付いていることを確認しながら、頂上に着きました。


頂上では、ジャパンカップ2位の真下さん、去年の優勝者の萩原さん、香港ナショナルチームの2名と私の5名になっていて後ろは少し離れているようでした。そこからコースは大きく下って、40kmくらいアップダウンの道が続きます。2名いた香港の選手はホアン・シャオメイ選手の一人になり、下って上るころには4名に絞られていました。

まだ半分も過ぎていないのに、先頭4名で逃げ切れるか少し不安になりながらも、その後はひたすら4人で先頭交代しながら走り続けました。

国際レースの経験豊かな真下選手が、「4位以内にいけるよ。」という風に声をかけてくださったので、しんどいながらもしっかり先頭交代していきました。


しばらくするとジュニア国際130kmの選手や市民85kmの選手、市民130kmやチャンピオンレースの選手までもが、ごちゃ混ぜになりながら走っていきました。

最後の上りに入る手前の60km地点あたりで、真下さんがすっと前に出ました。追いかけるも、上り坂もあり、前を詰められません。三人で追いかけても、真下選手はどんどん遠ざかっていきます。

誰もが真下選手の優勝を確信し、後はひたすらできるだけ前でゴールを、と思っていたら、最後の上りの頂上付近で、真下選手がスピードダウン。後で聞いた話では足がつってしまったそうで、これはチャンスとばかりに三人で下りに入っていきました。


最後の坂を下り、後はゴールまで12kmほど平地が続きます。三人で回しながら走っていましたが、ラスト8kmくらいの橋の上りで、香港のホアン・シャオメイ選手がアタック。萩原選手と私はじりじり離され、私は萩原選手からも徐々に離され、最後はまっすぐな広いコースで、どんどん遠ざかっていく背中を見ながらの一人旅でした。


後ろから真下選手が来ないか振り返り、振り返りしながら、ゴール。結局順位は3位でした。初めての国際レース、作戦が功を奏して、入賞でき、本当に良かったと思います。


しばらく待ち、みんなと合流し、自転車を片付け、お楽しみのふれあいパーティ、表彰式に参加しました。男子チャンピオンレースは表彰台の三人は去年と全く同じメンバーでした。沖縄出身で日本チャンピオンの新城選手は、期待されていましたが、残念ながら3位に終わり、優勝は同じチームの宮沢選手が二連覇、二位は愛三工業の盛選手でした。表彰式も終わり、みんなでわいわいとおしゃべりしたり、子供たちの沖縄の太鼓を見たりしていると、いつの間にか夕方になっていて、楽しいひとときは終わりです。

ツールドおきなわは走る以外のイベントも楽しいです。

今回で、今年の私のレース活動はひとまず終了です。このブログを見ていて、声をかけてくださったり、応援してくださったみなさん、ありがとうございました。来年は苦手な平地、スプリントを克服して、さらにパワーアップできるよう、冬の間に練習していきます。大阪近辺で見かけた時は、お気軽に声をかけてください。