事故車ですから。 | ぶろぐ・で・あさひ

事故車ですから。

先日家族でプールに出かけたかえり、駐輪場で違和感たっぷりの自転車を発見。


何がヘンなのか、分かります?

答えは、「フロントフォークが曲がっています。」


いわゆる事故車ですね。ここまで曲がるとまっすぐ走りませんよ。この自転車の持ち主は気づいているのかどうか分かりませんが、そうとう無理して走っているはずです。


当然、ハンドルはふらふらしますし、まっすぐ走るのも、思い通りに曲がることもままなりません。二次災害の危険タップりです。

もしこの状態で更に事故を起こした場合、たとえ相手が100%悪くても、自転車側の過失責任も問われることでしょう。




前ブレーキを見てみましょう。

ブレーキシューがリムに当たっていません。いや、よ~くみるとほんのすこし当たっていますが、これではほとんど効かないでしょう。


この自転車のすくわれるところは、フレームまでは曲がっていなかったことです。

もともとフロントフォークというの物は、事故したときに曲がることによってフレームまで曲がることを防ぐのです。いわゆる「バンパー」の役目を果たします。


フレームまで曲がっていればこの自転車は廃車です。しかしフロントフォークの交換だけですむのであれば、修理費用はパーツ代・工賃込みで10000円もかかりません。


フロントフォークがここまで曲がっているのに、フレームが大丈夫なのはさすがブリヂストンのフレームといえるでしょう。安物だとフォークと同時にフレームまで曲がるのは珍しくありません。

最初はすこし高かったかも知れませんが、こういうときに修理すればきちんと乗れるようになるのですから。


ちなみにこの自転車は京都府亀岡市で発見しました。自転車で15分も走れば「亀岡店 」がありますから、是非修理してあげてくださいね。