裏ネコは最初は1匹でした。
キレイな顔立ちのチャトラ。  





精悍な顔立ち、涼しそうな眼もと、野良ニャンとは思えないほどキレイなチャトラでした。





チャトラとサマンは、裏庭に続く勝手口の網戸から、まるでロミオとジュリエットのように、良く見つめ合っていました。





やがて、三毛のお母さんと共に、二匹の小さな仔猫が現れ、仔猫はピョンピョンと裏庭を飛び跳ねて元気に遊ぶようになりました。





ひょうきんなチャシロ・・・
顔立ちはお母さんに似ています。




そして、お父さんに似て美形のミケ子・・・





模様はお母さん譲りだけど、本当に目元はお父さんチャトラにそっくりだったミケ子。





お母さんは、あんまりベッピンさんではなかったけれど、チャシロは甘えん坊で、いつもお母さんの傍らに居ました。





お母さんと、お父さんの傍にいて、とても幸せそうでした。
四ニャン家族はみんな良い子でした。





やがて、お母さんが病気になり、症状が悪化しても、みんないつも一緒でした。
こんなに家族がいつも揃って行動するなんて珍しいと思うほど、いつも一緒に居ました。





箱で暖まる・・・





チャシロとミケお母さん、ミケ子とチャトラお父さん・・・本当に顔がそっくりです。





やがて、三毛お母さんは亡くなりました。
ご飯も食べれなくなり、声も出せなくなっていた朝、振り絞るような大きな鳴き声で私を呼び、箱に入れてあげたらその日の夜に眠るように旅立ちました。

しんどかったね・・・本当によく頑張ったね・・・外で暮らす猫たちの過酷な環境の中、最期はここに来てくれたんだね・・・とお別れしました。





みんなで一杯ご飯を食べていたことが懐かしい・・・





チャシロとは違い、クールだったミケ子・・・
お母さんを連れ去った私を、哀しそうな目でいつも見ていました。

そして、ある日を境に、姿を見せることはなくなりました・・・





それからは、チャトラお父さんとチャシロ。
いつも一緒でした。

チャシロがチャトラにいつも寄り添っていました。
置いて行かないで・・・というように、遅れを取らないように、いつもくっついて歩いてた。





私が車でお買い物から帰ってくると、あっちの方から猛ダッシュで駈けてくる。
おんなじ格好をして走ってくる・・・





二人が揃って、毎朝玄関のドアの向こうに背筋を伸ばして座って
朝ごはんが来るのを待っている姿も忘れられない・・・





ある時、不意に現れた老猫・・・
チャトラによく似ていて、チャトラと仲良くご飯を食べていた・・・
きっとチャトラのお母さんだったのではないかと思っているけれど

現れた時はやせ細っていた体も、あっという間にふっくらとしたのも束の間。
3ヶ月も経たないうちに衰弱して亡くなってしまいました。
このチャトラおばあちゃんもまた、玄関先で大きな声を振り絞って、最期は私を呼びました。
そして、箱の中に入って眠るように旅立ちました。





それからはチャトラとチャシロ・・・
いつも一緒だったふたり。

気の優しいネコ、どこかのギャングが来ても、ご飯をあげてしまう
特にチャシロは本当に気の優しい子だった。
だから、いつも怪我をしている。どこかで遣られてくるのです・・・





このお正月辺りから、傷が増えてきました。
どこかで遣られるのなら、ずっとここに居ればいいのに・・・
どこかに行っては傷つけられて・・・体も衰弱してきていました。





作ってあげた箱家で、チャトラと一緒にギュウギュウになって寝てたのに・・・
チャトラが出て行くと、ついて行ってしまう・・・
それでも、ずっとここでチャトラを待ってる日もありました。

チャトラがご飯を食べないと、自分も食べない・・・
チャトラが来るまで、ずっと待ってる・・・そんなチャトラでした。
でも、これは弱って来てからのようにも思います・・・

顔を傷だらけにし、体を薄汚くして帰ってきたチャシロ・・・
それでも大きな声でチャトラを呼んで、一緒にご飯を食べていた。

そのチャトラもまた、酷い皮膚病になり、見る影もないような姿になってしまいました。





そして5日前、チャシロが姿を見せなくなった・・・
帰って来るだろうと思っていたけれど、もう5日・・・こんなに帰って来なかったことはないのです。
いろいろ思い出すと、涙が出てきます・・・





口の中にもいろんな症状が出ているようで、ご飯中、急に体をよじってうめき声をあげることもありました。
それでも、すり寄ってきてはご飯をねだりました。
気立ての優しいかわいいチャシロには、もう会えないのかと思うと、また哀しい。
みんなみたいに、ちゃんと見送ってあげたかった。





そして、チャトラは今・・・懸命に生きようとしています。
酷い皮膚病で岩のように硬くなった皮膚、抜け落ちた毛、目やにで閉じてしまった眼、詰まって呼吸が苦しそうな鼻・・・

アーユルヴェーダのオイルで治しています。
耳ダニを木酢液でキレイにし、体はオイルでマッサージを初めて4日目。

岩のようだった皮膚は粉になって剥がれ、柔らかい皮膚になりました。
昨日、粉を梳くように櫛を入れてみたら、ピンク色の肌がありました。
毛は抜けたけれど、皮膚が生き返ったようです。
木酢液で消毒をした耳には、耳や鼻に良いオイルを塗りました。
鼻が通って、息が楽にできているようです・・・・

でも、たくさん食べている割に体はやせ細っています。
暑い季節になる前に、もう少し体力をつけて欲しい。そう願っています。




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