皆様、いつもありがとうございます。
気づいたら、ブログ1周年でした~。皆様の支えがあってこそ、長続きしない私でも
とりあえず、1年持ちました。ありがとうございます。感謝~。
さて。
上記タイトルは、
国立大学法人 総合研究大学院大学 生命科学研究科 生理科学専攻
【大学利用機関法人 自然科学研究機構 NIPS 生理学研究所(National Institute for Physiological Sciences)】
で、昨年12月にリリースされた論文です。なかみは以下。
http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2011/12/post-198.html
かなり専門的なのですが、以下に一部転載しますーーー
研究グループは、
まず、マウスの脚の神経である坐骨神経が傷ついた
神経因性慢性疼痛モデルマウスの脳を用いて実験をしました。
このマウスの脳の感覚野と呼ばれる部分を調べたところ、
末梢神経傷害による異常な痛み感覚により、
感覚野の神経回路をつくる神経と神経のつながり(シナプス)が、
神経の傷害後数日以内に劇的に変化し、
脳の中の神経回路の組み換えが活発に起こることを明らかにしました。
この際、末梢神経の傷害前に存在していたシナプスは
減ったり無くなったりしてしまうのに対して、
逆に、異常な痛み感覚に応じたシナプスが強くなったり、
異常感覚によって新たに作られたシナプスがそのまま残ってしまうことが明らかになりました。
さらに、研究グループは、こうした脳の感覚野の神経回路の変化によって、
実際に感覚野の神経の活動が活発になることを見出しました。
また、脳の感覚野の神経からの過剰な出力を受け、
情動などにも関連する前帯状回(ACC)と呼ばれる脳の別の部位の活動も活発となり、
これが慢性疼痛を増強していることを明らかにしました。
(中略)
1.最先端の二光子レーザー顕微鏡による観察により、
慢性疼痛モデルマウスの脳では、末梢神経の
傷害後の慢性疼痛の発達期(1週間以内)に、
脳の中で神経回路の組み換えが活発に起きることがわかりました(文献1、文献3)。
2.末梢神経の傷害前に存在していたシナプスは
減ったり無くなったりしてしまうのに対して、
逆に異常な痛み感覚に応じたシナプスが強くなったり、
異常感覚によって新たに作られたシナプスがそのまま残ってしまうことが分かりました(文献1)。
3.さらに、慢性疼痛にともなって、
感覚野の神経の活動が活発になり、
情動などにも関連する前帯状回(ACC)と呼ばれる脳の部位の活動も活発となることが分かりました(文献2)。
ーーーーー転載ここまでーーーーーーーーー
うーん。
神経の障害後、数日以内にシナプスが変化して、脳の中の神経回路の組み換えが
活発に起こるって、、、。
以前から言われてたことですが、顕微鏡でそれが見えたのですねー。
もう何年もわずらっている私の脳は、ぐちゃぐちゃじゃないか!!
神経障害を受けたそのときに、どーすればよかったんじゃい!