今だから話せる手術の事 1 | いつも心に太陽を

いつも心に太陽を

2015年3月人間ドックで乳がん発覚。2.8cm大リンパ転移有。
横道の治療もしましたが、乳がんステージⅢC期トリプルポジディブ
標準治療フルコース受け根治を目指して格闘中。
治療の備忘録と、日々の呟きをここに残しています。

右胸全摘・腋窩リンパ節郭清の手術を受けた私ですが
手術前、最終方針を決める際
実は、紆余曲折ありました。

8月上旬
AC療法の効果確認で受けたエコー検査のあと
「がん細胞が消えて殆ど見えなくなった
 部分摘出でも出来るかなぁ~・・・」
と、ドクターのひと言。その際、
「ただ方針は、いろいろなドクターの意見を合わせて決め
 この病院は『根治』を目ざす方針だから」と
付け加えられてもいたのですが

私の胸中には『もしかしたら残せる』が選択肢に
インプットされてしまいました。

そして11月に術前のCT・MRIやエコーなどの受けて
最終方針を決定することに

「当初の予定通り、かなり広範囲に及ぶ全摘」
しかも「再建も難しい」「それ以外の選択肢はない」

8月の検査で消えてた..との経緯から

その後のパクリタキセル(タキソール)の効果が無く
がん細胞がまた活発になってしまったのかと
質問したがそういうことでもなく
結局は『根治が目的の病院だから』とのこと。

手術の承諾に関して、「少し考える時間を」と私からお願いしましたが
皆さん、順番待ちをしているから、その場で署名を..とのことで
署名をして帰宅したのですが

片胸を大きく取られた後の
我が身がどうしてもイメージできない

入浴の際にも鏡でしみじみ見てしまう

服は?? 下着は??

心のモヤモヤが次々増すばかり

手術まであまり時間が無い
夜、寝る前に配偶者に話すも
彼は明日早朝から週末まで海外出張に出る予定で
真剣には取り合ってもらえず、そのままに。。。

眠れずにいた夜中、心に想いよぎった
『この気持ちで受けては絶対に後悔する』
『私を守るのは、私しかいない』


翌日、病院に連絡してみた
外来の看護師さんに事情を話して
再度の受診予約を入れたい旨をお願いする

ドクターから直接携帯に連絡がきた!
(この先生、今までも連絡を下さっている)

事情を話す、うまく伝わらない!
話はバトルのようになってしまった。
「方針の選択肢はないから」
途中で涙が止まらなくなってきて電話を切った。

あとでわかったことだが
先生も手術と手術のの合間に電話を下さっていた
なので、電話が長引き言葉がキツくなってしまったかとも思われる。

この先生、実は性格的に私と似ているところがあり
何でもハッキリ言ってくれる
なので、気持ちが合う時は合うのだが
カツンと反発すると、反発しあってしまった感じ

いろいろ考えた。頭の中はもうグチャグチャ。

まあ今考えると、パクリタキセルの副作用も酷くて
気持ちがうまくコントロールできない時期でした。

しかし、少しずつ落ち着き
ようやくその『根治』という目的を
心に言い聞かせ、手術方針を受け入れることにしました。

話が長くなったのでとりあえず、ここまで
続きはまた書きます。

今日はこれから病院です。今週、毎日通っています。