旦那はシュロの木がお気に入りです。

シュロの話になると、少し興奮気味になります。

(シュロ…フェチ?あせる

 

うちのアパートの前には、かなり大きなシュロの木が茂っています。

旦那は

「シュロは“城”と発音が似ている事から、自分の家の前にシュロの木を植えるのがいいんだよ」と言いますが

そんな話、私は聞いた事がありません。

はっきり言って私は、デカい・邪魔・掃除が大変なこのシュロの木を、全く気に入っていません。

しかし、このアパートは旦那の母親の物であり、旦那の物なので

私は口出ししません。黙っています。

 

ある時、旦那が大喜びの興奮気味に言いました。

「シュロの木の種だよ。植えて。

シュロの木の種は滅多に手に入らないレアな物なんだよ」

シュロの木を何本も植える程、アパート前のスペースは広くありません。

場所を見れば、誰にでも分かります。

しかし旦那にはそれが伝わりません。そういう旦那です。

 

「ところで、この種、どうしたの?」

私が聞くと

「公園でおじさんに貰った」

「は?おじさんって誰」

「知らない人だけど、シュロの木の種は、物凄く珍しいから植えなさいってくれたんだよ。

何十年に1回しか種が出来ないんだってよ。

だから物凄く貴重な物なんだって」

 

さては…

コイツ、騙されて金払ったな。

お前はジャックと豆の木か!!

旦那は「もらった」と繰り返しますが、

そんな嘘は通用しません。

旦那は本当に騙され易くて、今までにも色々有ったんだから。

 

ところで

シュロの木の種がどれほどレアな物なのかとネットで検索してみました。

 

10個250円

 

どこがレアやねん!!

 

いや。それ以前に

ネットで見るシュロの種と、旦那が持ってきた種、全然ちゃうで。

一体、何の種やねん。

 

不明のまま、旦那は「植えろ植えろ」といまだにうるさく言います。

ナゾの種は、靴箱の中にずっと放置されています。

 

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