「ロシアの反同性愛法」 闘うジョニーを応援する。 | A skater's soul ~髙橋大輔応援ブログ~

A skater's soul ~髙橋大輔応援ブログ~

フィギュアスケーターを愛してます。
中でも、別格なのは ”高橋大輔”


A skater's soul


以前、大ちゃんがCNNの番組で取材されたことがありました。


そして、同じものがWEB上でも紹介され、そのサイトにごく一部ですが悪意の書き込みがありました。


「このゲイの男」と。


その時は、アメリカの男子フィギュアスケーターに対する見方って、まだこんなに保守的で偏見があるん


だと、再認識しました。




そして、先月こんな記事をやはりWEBで見つけました。


ロシアで「同性愛プロパガンダ」禁止法が成立


この記事を読んだ時、まっさきに思い浮かんだのがジョニーのことです。


彼は、ソチ五輪を諦めたくないと練習を再開していましたし、なにしろロシア人男性と結婚していますから。


冷戦時代のように遠い国で起きている、自分に関係ない話では到底ないはずです。


「ジョニーは大丈夫なの?」



この法案は、プーチンのごり押しながら議会で圧倒的多数で可決されています。


 反プロパガンダ法では、「非伝統的な性的状況を作ることを狙った」情報、または同性愛と異性愛の関係が「社会的に同等」であるという「歪んだ理解」を持たせる情報を、未成年者に広めた者に対し、最大5000 ルーブル(約1万5000円)の罰金を科している。

 また当局者に対しては、そのような「プロパガンダ」がマスメディアやインターネットを通じて広められた場合、最大20万ルーブル(約60万円)の罰金が科される。外国人は罰金の対象になるだけでなく、最大15日間の身柄拘束と、国外退去の処分が科せられる恐れがある。また団体には、最大100万ルーブル(約300万円)の罰金と、90日間の活動停止処分が科される。

ジョニーが第2の故郷と呼ぶロシアに行き、夫と手をつないで歩いているだけでも、プロパガンダ行為と


とらえられ、国外退去の可能性もあるでしょう。 世界的に有名なスケーターですから。


出来たばかりの法案で具体的な行動基準はたぶんまだ曖昧、当局の先走りの判断で傷つけられること


だって十分予想できます。




これに対してジョニーがコラム記事を発表し、たら様が分かりやすい文章に翻訳してくださいましたので


紹介させて頂きます。


http://taranofsdiary.jugem.jp/?eid=158#comments



これを読んで涙が出ました。



彼はバンクーバー五輪が終わるまで、自身の行動に制限をかけることはなくとも、カミングアウトはしませ


んでした。アメリカのフィギュア界では冷遇されてきたと聞きます。 告白はせずも、確信犯と目されてい


たでしょうから、そういった人物はショーに呼ばない、など。


本人もジャッジ・批評家には愛されていない、と言っていたことがあります。


演技の中身だけではなく、これは彼の生き方の背景にまで及んだ言葉だと思います。


「男は男らしく」 日本でも同じことを言いますが、日本的なニュアンスでは精神性を語る格言だと


思うのです。 高潔な人間であれと、いう。


アメリカでは、これがマッチョであれ、ということになるんでしょうか。


男子でフィギュアスケートをしている子は、やはり周りから、からかいの対象になるんだそうです。


(アボット選手のお母様がインタビューで語っていたことがあります)




彼がゲイであることが、彼の美しい人間性の何を損なうというんでしょう。


たぶん小さいころから、自分の在り方について悩み・苦しみ、衣装や身のこなしにまで自分を投影できる


フィギュアスケートとの出会いには歓喜したことでしょう。


アメリカフィギュアスケート界でも彼は闘っていたのでしょうが、もっと大きく根深い


「人間の尊厳」といつも真正面から向き合って生きてきたんだと思います。



テレビ画面でのインタビューでも、とても賢く、ライバルに対するリスペクトがあり、周りを思いやった


発言が感じ良く出てくる。


そして言いたいことは、案外はっきりと言っているんですよね。


大人だなぁ、と思います。人間の中身が、ね。



応援したい人が増えて大変ですが(笑)、ジョニーあなたを応援しますビックリマーク