今回最大のサプライズがこの選択問題。
多くの人は「生態系」と「進化と系統」で選択になると予想していたのではないでしょうか?
私もそう思っていましたが,まさかの構成でした。
基本的に全範囲勉強する必要がやはりあるということです。
問1
免疫の自己・非自己の識別に関する問題であり生物基礎の内容も含まれる。
①→H鎖,L鎖共に可変部,定常部は存在する。
②→ワクチンは弱毒化した病原体である。
③→生物で最も「?」な選択肢である。B細胞にも抗原提示能力があることを考えると,必ずしも否定できない。少し問題ありな選択肢。
⑤→細胞性免疫は自然免疫ではなく,また免疫記憶も起きる。
問2
遺伝子操作の工程が理解できていないと,出題意図すらわからなかったと思われる。
問3
実際にiPS細胞で試みられている方法である。知っていれば解答できたと思うが,これも難しい。また,iPS細胞は生物基礎の教科書の発展欄などに記載のある出版社もあり,生物基礎の範囲も含めて学習する必要があるだろう。