ドン・キホーテの世界 in スペイン | 駆け足、歴史の旅

ドン・キホーテの世界 in スペイン

私は通勤の電車で読書をすることが多いですが、今回はその中から「丸かじり ドン・キホーテ」という本を紹介したいと思います。

 

この本は私がスペイン旅行を計画中でスペイン関連の本を探していたときに偶然出会った本です。
 
駆け足、歴史の旅-ドン・キホーテの世界
 
みなさんはスペインの文豪セルバンテスの名作、「ドン・キホーテ」を読んだことがあるでしょうか?
世界中で読まれている有名な物語ですが、あまりに長い話なので途中で挫折してしまう人も多いとか、、、
 
そんな人にオススメなのが、この本です。
 
「ドン・キホーテ」の物語を面白おかしく紹介していて入門用に最適です。16世紀当時のスペインの歴史や文化なども織り交ぜてあり、当時の人々の生活ぶりも知ることができます。
  
さて、ドン・キホーテについて簡単に紹介すると、、、
 
この作品は、スペインのラ・マンチャ地方を舞台としたドン・キホーテとサンチョ・パンサ主従の冒険物語です。
ラ・マンチャは「乾いた大地」を意味しています。下の写真はラ・マンチャ地方の景色です。
 
駆け足、歴史の旅-ドン・キホーテの世界
 
そして、下の写真はラ・マンチャ地方のカンポ・デ・クリプターナという町に建つ風車です。
 
駆け足、歴史の旅-ドン・キホーテの世界
 
物語の冒頭、旅に出てすぐ風車を目にしたドン・キホーテは、巨人が化けているものと勘違いします。愛馬ロシナンテにまたがり槍をかまえたドン・キホーテは従者サンチョ・パンサの制止をふりきって風車に突っ込んでいきます。
 
そして、当然ながら風車に吹っ飛ばされて大怪我をしてしまいます。しかし、これに懲りずに主従はその後も羊の群れと格闘したりぶどう酒の入った袋を切りつけたりと、周りを巻き込んで派茶滅茶な冒険を繰り広げます。
 
下の絵はラ・マンチャ地方で立ち寄ったレストランで見かけたものです。ドン・キホーテのエピソードがいろいろ紹介されています。
 
駆け足、歴史の旅-ドン・キホーテの世界
 
マドリードの観光名所になっているスペイン広場にはドン・キホーテとサンチョ・パンサの銅像が置かれていて、観光客の記念撮影スポットになっています。主従の背後には著者のセルバンテス(1547~1616年)の像もあります。
 
駆け足、歴史の旅-ドン・キホーテの世界
 
セルバンテスはユーロコインのモデルにもなっています。
 
駆け足、歴史の旅-ドン・キホーテの世界