★私が外猫のお世話をするまでのお話
公園周辺にいつもいる猫は3匹前後です。
【近所の野良猫】
・三毛猫 ♀
・白黒 性別不明多分♂?
【Oさんのマンション近くで世話猫】
・キジトラ 性別不明多分♂?
今後、ブログ内で、
三毛猫は、 白毛が多いので "シロ"
白黒は、"ブチ"(Sさんがそう呼んでたから)
Oさんが家猫にするとしているキジトラは "キジ"(仮名)
と呼ぶことにします。
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2013年夏~秋にかけて、
毎日ご飯をくれる人間を待つ母子猫2匹を
みかけたのをきっかけに、
その母子猫がいつもいるレンタカー屋の駐車場から公園への道にかけて
居ついている野良猫を気になりだし、
餌やりビトとなりました。
その後、他の餌やりさんを見つけ、
捕獲に向けて、調べだしました。
2人の餌やりさんと顔見しり(連絡の取れる仲)になりました。
1人はSさん(年配で携帯スマホ持たず・・連絡はFAXのみ)
Oさん(若い学生風。割り箸でウェットフードをあげる。スマホ持っているのでアドレス交換のみ)
2人とも2年以上餌やりをしているそうです。
ですが、避妊去勢まではせず・・・ (うーん)
定期的にご飯をあげていれば飼い主としての責任が発生する!
糞尿苦情の矛先は直接猫たちになる!
せめて増やさないようにメスは特に早いうちに避妊をさせる。
自分も餌やりの一人に加わったのだから、私にも責任は発生しますが、
この2人と一緒に捕獲・手術・その後の給餌を(できれば当番制)
これができれば理想だな、と思いました。
栄養状態がよければ子猫もたくさん産まれます。
ってことは不幸な猫が増えることになります。
野良猫の頭数の少ない公園なのだから、
今のうちです。
ただ、最近携わった私だけの意見を通すわけにもいかず、
餌やりのSさん、Oさんの2人には、
年明け前から避妊去勢しないと!と持ちかけました。
けれども、私も野良猫の給餌や捕獲にはまったくの初心者。
調べに調べても、どうにもこうにも、実行に移すには自分も頼りなく。
できるのも週末だけだし、猫達は夜にしか会えないし・・・(昼間どこにいるのかサッパリ)
月日だけ過ぎて行きました。
年明けました2014年。
Sさんから
「シロは、ご飯を食べてすぐ帰るので、もしかしていま、子育てしてるかも?」
と言われました。
「産んでるならば母猫を捕獲すると子猫は死んじゃうから様子をみましょう」と。
(※しかし、結果、その時はまだ妊娠してなかったのです)
2月に入って、しばらくしてお腹があれれ?となりました。私は堕胎させたほうがいいと思ってました。
2月には関東にも記録的な大雪が2週つづけて来ました。
そんな時も、ご飯食べにくる野良猫たち。
切なくなりました。寒いのに・・・
3月初旬、見知らぬオス♂猫(白黒)が公園周辺でうろうろ見かけるようになりました。
このオス猫・・・
1月に何度かうちの庭へやってきたことがあります。
シロと一緒に歩いているところもみました。
なんか、まずいな・・・
今思えば、別のテリトリーから発情メス♀を求めて
やってきたんですね。
シロは日に日にすごい食欲旺盛になっているし、
夜の餌やりのあと、うちまでついてくるようになりました。
庭で、また催促です。
そして、朝もくるようになりました。
媚びない猫(触らせもしない)だったのに、
足元に背中を摺り寄せて甘えるようになりました。
よりたくさんご飯をせがむようになったんです。
いよいよ、お腹をみて、あれれ?お乳も張ってる。
3月中旬・・
もうギリキ゛リですが、堕胎について、待ったなしといったところです。
餌やり2人に最終決断を求めました。
Sさんは
「今まではそこまで考えてなかった。これまでも具合の悪い子は病院へつれて行ったけど、
元気な子(お腹に子供を抱えてる子)を堕胎させるための捕獲はしたことがなかった。
だけど、私のチラシや話を聞いたら、たしかに増えていく一方だと・・・」
しぶしぶ承知してくれました。
だけどOさんは・・・・
「避妊手術は必要ですが、堕胎させるのは可哀そう。去年も必死に守って子育てしているのをみてきました。だから産ませて里親探しをしたいです。なんとか守ってあげたいです」と。
私は
「里親も、見つかるまでの預かりができますか?子猫から飼える方、知り合いに心当たりあるんですか?
色々考えて苦渋の選択をしているボランティアさんたくさんいます。でも堕胎をした方がいいと思います」
ともう一度メールを送ったんですが、その返事は、
「実家の母にも相談しています。皆さん、苦渋の選択をしていることもわかりますが、堕胎までする必要があるとは思えません」
と。
ここで、もう、堕胎についての話はやめました。
ここまで拒絶、反対する人がいるのに無理です。
20日ほど、Oさんに連絡を取るのはやめました。
元々、私からメールすると返事を数行くれるという感じ。
結果的に彼女は、
「春に実家に引っ越すが、産まれてくる子猫の1~2匹は実家で飼う。自分のマンションにくるキジも連れて行きたい」
ということだったので、猫飼い初心者でいきなり3匹は大丈夫かな?と思いましたが、
私はシロの出産を見守り、応援する気持ちに切り替えました。
Sさんとは、公園でほぼ毎日会うようになりました。
シロの姿をみかけなくなったので、
いよいよ、シロの出産が迫ってきそうだと思い、
Oさんに3週間ぶりくらいにメールをしました。4/1です。
返事は4/7。
返信が遅いうえに絶句。
「私はもう引っ越してしまったので、しばらくいけてません。産んだ様子があれば教えてください・・・」
Oさんはすでに実家に引っ越してました。
彼女が家に引き取りたい、とまでいっていた成猫キジが、
最近道路によくいて、よく鳴いて、誰彼かまわず着いて行く素振りを見せるのは
そのせいだったのか?
「数日前、キジがすごく鳴いてた日があったけど、お家に連れて行けたの?」
と返信したのにその返事はなしでした・・
が。その翌日。
4/8 キジは亡くなりました。
結果的に・・・実は妊娠していました。
破水したが、体力なく子猫を産めず、いつもいる道路で舌を出してうずくまっていたそうです。
妊娠している母猫が、人通りや車の絶えない私道でうずくまり、
舌をだしたままなんて、よっぽどのことだったんだと。
今でもそのことを思うと胸が痛くなります。
通りかかった方が動物病院へ連れて行ってくれたけど、
ひどい栄養不足、猫ヘルペスを発症し、治る見込みがない。
お腹の子は帝王切開し、キジは安楽死となりました。
つい先日見かけたキジの異常な様子に合点がいきました。
気づいてあげれずにごめん・・・
そして、シロの報告とはいえ、Oさんに久々に連絡を取り、
キジの様子を伝えた翌日に亡くなるなんて。
ただ・・・Sさんや私も、キジのことは知ってましたが、
この子はOさんのお世話していた別の場所を拠点としている野良猫です。
私たちが気づいて救えた命かもしれませんが、
Oさんに対して、思う所が出てきました。
このキジを病院へつれて行ってくれた方たちは、
国道を挟んだ向こう側で、野良猫の餌やりをしている方々でした。
STさんとMさんです。
このお二人は、キジのことは全く知らなかった方々です。
たまたま通りかかって、ひん死のキジを放っておけず、
病院へつれて行ってくださったのです。
このキジの件があって、STさんとMさんと知り合いになりました。
続きは、また次回に・・・