TIZIO
design by Richard Sapper


TIZIO


リチャード・サッパーによりデザインされたティチオは現代照明デザインの傑作としてニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選ばれています。


2段のアームは、それぞれカウンターウェイトが絶妙のバランスをとっており、非常にスムーズな上下回転で、灯具を適切な位置に移動できます。


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水平の回転も、ベースが下部のプレートとの間でスムーズに滑ります。
また、赤いタンブラースイッチで光の強さを2段に切りかえられます。


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●GY6.35 12Vハロゲンランプ(低内圧型) 50W×1
●高・Max1180 巾・110 奥・Max1090mm 3.5Kg
●鋼塗装仕上 プラスチック
●イタリー製
color/variation
model.No
price
ブラック S2439B
\50,400
(税抜\48,000)





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どれもが同じように見えるモバイルPCの世界にあって、常に四角く角張っていて、所々がカッターで直線に切り取ったようなThinkPadデザインは良きにつけ悪しきにつけ「個性的」な存在だ。一見してドイツデザインを想像するIBM ThinkPadの総合デザインコンサルタントをしているのは、ドイツ生まれのイタリア人デザイナーだ。すでに数え切れないくらいの作品がニューヨークの近代美術館「MoMA」に「永久保存作品」として収められ、世界的に著名な工業デザイナーであるリチャード・サッパー氏の類い希な才能は、モバイルPC以外の多くのオーディオ機器や照明器具、自動車、キッチン用品などの中にも認めることができる。

 その中でも、筆者が以前から絶対に欲しかったモノに、リチャード・サッパー氏(リヒャルト・ザッパー)のデザインによる電気スタンド「TIZIO」(ティツィオ)があった。ティツィオの意味するところは、どうも「あの野郎」っていう感じらしい。確かにティツィオがデスクの上に乗っかってから、人に説明する時にも「あの電気スタンド」ではなく、「あいつ」と言うのが適切な感じがするから不思議なものだ。ティツィオにはシルバーカラーのものとブラックカラーのモノが存在するが、なんといっても基本はブラックだろう。支柱を含め、3本のアームの結合部分の部品や電源スイッチには「赤」のプラスチックを用い、本体カラーである「黒」とのコントラストやバランスは抜群だ。

 筆者は、これを過去何度か秋葉原のヤマギワ「リビナ本館」で眺めてはため息だったが、ついに清水の舞台から飛び降りたつもりで、ヤマギワの通販サイトで購入した。チョットした電気スタンドなら4~5個は買える値段だが、実際にデスク上で使ってみるといろんな角度で使う時に、それぞれの表情が変わり、どういう状態で使っても絵になる秀逸なデザインだ。しかし、ただ単にデザイン性だけを追求したミーハーな製品ではなく、「まず本来の目的とする機能性において優れている」点は確実に押さえている所は、彼の作品全てに共通のことだろう。モバイルPCやPDAも、まず本来の機能として優れていることが一番で、それを実現できるデザインは美しいということなのだろう。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/7858.html


ドイツ生まれのイタリアン・デザインの巨匠による照明の金字塔

機能性と美しさというモダンデザインのテーマへの完璧な回答。20世紀を代表するプロダクト。完全に機能的でありながら非常に優雅な照明…。
さまざまに賞賛されるデスクランプが、「Tizio」(ティッツィオ)です。
二つの可動するアームとそれぞれの端にある重りが、シーソーやモビールを思わせる外観。全体は黒か銀。スイッチやヘッド部分の操作棒、ジョイント部分のみに赤が差し色として使われています。
Tizioを実際に触ってみて感激するのは、ヘッド部分を操作するスムースさ。アームにスプリングが使われていないのです。そのため、ストレスなく自分が好む位置に照明を持ってくることができます。そして手を離すと、そのままの位置で自然に止まります。
バネを引っ張る力も必要なく、「ギギ」という音も発生することはありません。どの位置でも、アームの重りが絶妙なバランスを保つように設計されています。
さらに、電気を通すコードがないことにも驚かされます。アームそのものが導線の役割を果たしているのです。もちろん絶縁の塗装がされていますが、12Vという低電圧のハロゲンランプを使用したことで、安全性には問題ありません。
ハロゲンに付き物のトランスは邪魔者扱いされることも多いのですが、Tizio の場合、円筒のベース部分に収納することで、照明全体を安定させることに役立てています。

Tizioとはイタリア語で「ある人・某」もしくは「燃えている炭・薪、火種」といった意味。
デザイナーは1932年ドイツ・ミュンヘン生まれの巨匠Richard Sapper(リチャード・サッパー)。Gio Ponti(ジオ・ポンティ)の事務所を振り出しにミラノを拠点に活動し、「Compasso d'Oro」(金のコンパス賞)を5回受賞するなど、押しも押されもせぬ存在です。
Tizioをデザインしたのは1971年で、イタリアの照明メーカーArtemide(アルテミデ)により1972年から生産・販売されています。MoMAをはじめ各国著名美術館のパーマネントコレクションになっており、現在はチタンバージョンなども加わっています。(山崎)
-01/10/17-
http://www.japandesign.ne.jp/episode/011017/index.html



『MOMAのパーマネント・コレクション』 TIZIO:デスクランプ
机上の空間を演出するデスクランプがある。

ボクがインテリアやファニチャーデザインを初めた頃からのお気に入りのアイテムのひとつ。

とにかく、構成=コンポジションの造形が抜群に美しい。

支柱を含め3本の『ブラック』(細い金属製角パイプ)アームと円筒形のベース、『レッド』(プラスチック製)のジョイント、スイッチ部分、シンプルなパーツで構成されている代物。
『ブラック』と『レッド』・・・・・20世紀モダンデザインの代名詞的なカラーリングによるコンポジションは色褪せることなく時空を超える。


それまでのバネやネジを用いた昇降機構から脱したデザインアイデア。
光源を包んだヘッドアームとウエイト(バランサー)のあるアームが交差し、全体のバランスをとる。光源の12Vの低電圧ハロゲンランプのトランスはベースの中に、ベースから光源の配線はこの細いアームの中に仕込まれている。
徹底した機能主義デザインがストイックであり華麗である。
光源が自由な位置で止まり、空間に浮遊する・・・・・まるで、カルダーのイタリア版モビールのようである。

「TIZIO:ティツィオ」とはイタリア語で「ある人・・・」という意。単なる『モノ』ではなく、しっかりと存在する『人』の形容であろうか...それも親しみをこめて。

ドイツ生まれのイタリア人プロダクトデザイナー:Richard Sapper(リチャード・サッパー)が1972年に発表。
彼はヒットモバイル、IBM Think Pad(中央にあるカーソルポイントが赤いヤツ・・・・TIZIOと同じテイスト)や自動車、オーディオ機器等幅広い領域でデザインしている・・・・・ジオ・ポンティエの事務所出身と聞けば、建築的なデザインテイストはうなずける。

ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションアイテム。

ボクはブラックタイプが好きだが・・・・・・アームにデザイナーのサインが刻印されたシルバータイプもある。
http://allabout.co.jp/living/furniture/closeup/CU20020604/