みゃあすけ隊長のぼやき毎日 -4ページ目

臨界天のアズラーイールの感想

今回はノベルゲーム「臨界天のアズラーイール」をプレイして、ぜひぜひ感想を書きたい!と思いましたのでとことん綴っていこうと思います!

いや~、ついに無料ノベルもここまできたかぁ!(もう来てた?)って感じでした。

ちなみに公式HPはこちら

↓↓

 


有名だから、載せなくてもみんな知ってるね!!!!!!!!!!!!!(笑)

 

新作でもないし、かなり有名な作品なので、こちらの記事では既プレイの方と対話するつもりで書いていきますよ。

なので当然ネタバレありですよ。

ありですよ

OK!?

 

 

 

 

 

 

……て、ことで始めま~すニヤリ

 

①サムネ最高かよ

まずね、まずね、サムネ最高じゃね!?

 

公式ページトップ画像や、DLページ最初のサムネですね。

タイトル画に女の子が立ってるやつ。

もうあの画像からして神ですよね。

サムネ一本釣り待ったなしでしょ!

あれ見た瞬間、気づいたらDLしてましたね(笑)

綺麗で、見ているだけで涙腺が緩むようなサムネに、「臨界天」「アズラーイール」という厨二病心をくすぐるキーワード満載のタイトル。

むしろDLボタン押したの分からないうちに、フォルダに入ってたよね。

 

そしてゲームを起動したら、サークルロゴと一緒に流れはじめるピアノ曲。

 

うん、これ神ゲー。

 

タイトルだけで悶えたよね(笑)

 

②恋愛ゲームではない

ここ。

私もこれを書く前に色んな方の感想やレビューを読んできまして、ほぼ全員が書かれていたのが「さゆりの描写が足りない」ということ。

これねー、作品を恋愛ジャンルに含めるか、含めないかで作品に対する評価は大きく変わってくるんじゃないかなぁって思いました。

 

今作、6時間の間に、ヒロインが強制で2回入れ替わりますね。

しかも最初の女とは結婚、子供もいてそれを放置してからのヒロイン交代。

この強制イベントは、不倫ものならまだしも、純愛が好きな人にとってはなかなかきつい。

だったらせめて、結婚した女と子供を捨ててもいいと思えるくらい、新しい女を好きになれる描写をもっとくれ!!と思ってしまうのですね。

 

まぁ主人公は「さゆりには感謝を伝えにいくだけ」と恋愛感情は否定していたと思いますが、その余裕があるならこっちの世界でも奥さんを探すくらいのことをしても良いのでは……なんて思っちゃったりね。

やはり、子供がいる妻の立場だとね。
仮に自分の夫が(世界が違うとはいえ)まったく妻の影を追おうともせずに、即 他の女とランデブーかましてたら、ぶん殴りたくもなるわけで(笑)
いや、実際「ラッキー!!!!自由だ!!!!!!」ってニコニコしてそうで恐いんだけどwwww
 

……でもこの作品の面白いとこって、そこじゃないんですよね。

天上界や臨界天、並行世界、バタフライエフェクトなどの なんだろ……SF?設定が最も楽しむべきところで、恋愛は、もうオマケくらいで考えたほうが楽しめる作品だったんじゃないかな~と、少なくとも私はそう思いました。

 

もうアレですよ。ドラゴンボールの悟空とチチくらいの軽さでとらえたらいいんです。

悟空も、家庭と子供をほったらかしてやりたい放題ですけど、特に何の違和感もないじゃないですか(よくよく考えたらあいつクソ旦那だったわ爆)

公式では何故か「恋愛」が「SF」よりも先にジャンルとしてきてるんですけどね。

なので心が追い付かなかったという方は、是非この物語をSFと捉えてみてくれ!と熱く推します。

 

並行世界から戻ってきた主人公が、未来の記憶を持って、可能性を超える話

と考えるとすごく胸熱だなぁと思います。

 

③楽しむべきはSF

前の項目でも書きましたが、私が面白いと感じたのはココ。

中盤で臨界天に召喚されてから、物語に一気に引き込まれました。

私はあまりプレイ時間をはかったりしないので、詳細な時間は分からないのですが、前半は何度もセーブして休憩したりしながら読んでいましたが、後半に入ってからは一気でした。それぐらいグン!と面白くなります。

特に、世界の番号や、%数値なんて、胸熱ですよね。

面白すぎるので、あの%数値は常に見えていても良かったんじゃないかなって思いますね。

 

途中、アズがホテルで世界設定をもう一度説明するところが超面白かったですね。

「えー」「ほー」「なるほど!」なんて主人公と一緒に頷きながら聞いていました(笑)

 

作者さんの後書きから、シュタゲに影響を受けて作られた作品だそうで

タイムスリップこそしませんが、ああいう系統の話が好きな方は、私と同じように一気読み……したと思います。

 

1つ疑問だったのはですね~

主人公が8年間見ていたのは「夢」である、というのと「理想的な並行世界の1つである」という説があるんですよね。

どちらもアズから語られることなんですけど。

並行世界には、それぞれ主人公が存在する設定なので、アズの力は、現実世界の主人公を、並行世界の主人公と一時的に融合させることで、「夢」として認識させているのかなぁ、なんて思っているのですが

つまりそれだと、主人公が8年の時を経て、現実に戻った所で、元々存在していたはずの並行世界の主人公は残ってるわけですよね。

実際に、並行世界の主人公が普通に生活しているような記憶を見る場面もあったので、それで納得していたのですが

最終的に、麗美が透明になって消えるような場面があったんですよね。

世界そのものが消える、みたいな?

あれはあくまで現実世界の主人公の意識が離れただけだったのか……

それとも、あの並行世界は本当にアズが作り出した幻のような存在だったのか、

そこだけが「??」で残りました。

 

麗美との並行世界はちゃんと今も存在していて、そこに元々いた主人公と仲良く暮らしていたらいいなぁって思います。

 

④BGM最高

「A melody dwells in the story」とサークル名に掲げていらっしゃる通り、今作のBGMは非常に素晴らしいものばかりでした。

 

最初は、素材曲だと思っていて

「えー、この曲いいじゃん。どこでDLできるんだろ~」なんて調べたら、まさかの自作!!!!!!!!!!

どこからもDLできねぇ!!!!すげー!!ブホーーー!デレデレデレデレデレデレ

と興奮したのは、いい思い出。

 

なんでも他サイトでBGM部門受賞されているそうで、

そりゃあされるわ!!

 

是非ね、是非 今度はメインテーマソングも作っていただきたい。

もう絶対、作業中に歌ってますわ(笑)

 

⑤おわりに

いや~、今回も長々と愛を語りちらかしてしまいました。

なんかね~、今 続編(なのか……?)を作成中らしいんですよね。

プレイ時間18時間って書いてありました。激熱かよ。

サムネのバックに麗美がね、麗美がいるんですよ。

やっぱり並行世界の麗美はちゃんと存在しているんですね!!!!!!!?????

いやぁ……でも、進めていくうちに、さゆりビイキになって麗美がどうでも良くなってきたらどうしよう……

「ラッキー!!!!自由だ!!!!!!」って言ってたうちの夫と変わらんやん(言ってない

 

あと今作最後のバッジはね~……笑いました(笑)

 

いやー散々「見つからん~」ってぼやいていたんですよ。DLページや公式ページを何度も開いたり、「アズラーイール 攻略」なんて検索したり。でもどこにも載ってないんですよね。
いや、みなさんあえて載せてないんでしょうね(笑)

なんか取得した後で、「見つからないって言って、ほんとにごめんなさい」って土下座したくなりました。いや、しました。ほんとにごめんなさいw

 

とにかく、おもしろい作品でした。

続編が楽しみです!!!!!!!

 

【僕らのノベルゲーム】を読んで思うこと

いや~~~面白かったです。「僕らのノベルゲーム」(サウンドノベル)

育児でなかなかPCに向かう時間が取れなかったので、youtube実況で読ませていただいたんですけどね(後にDLしておきました)

twitter上でノベコレに関するツイートはしないと決めたので公表はしていませんが、バッジもとったから!!エアプ勢じゃないヨ!!(笑

↓DLはこちらから

 

今回は感想とかレビューというよりも語りたいことがたくさんあるので、小話って形で記事を書いていこうかなと思います。

作品PR記事ではありませんのでネタバレ有です。未プレイの方はプレイ後にどうぞ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイ。

プレイしてきましたね?(笑

いや~~この作品、まず原画最高じゃないですか?? みゃあすけ的に、タツの立ち絵がクリーンヒットでねぇ……readmeに「R18二次創作OK」っで書いてあったんでニヤニヤが止まらないですわ。合宿のお風呂のシーンにはなぜ立ち絵がなかったんだ!!!

ペルソナ4の陽介になんとなく通ずるものがあって(超好きだった)最終的にタツのセリフを森久保ニキが音読する所まで妄想してました。

チャラそうに見えて、弱いところもあって、優しいところもあるてきな?もう 最 高 

木下君も好みのツンキャラで、「早く脱がせて首輪付けないと」と思いましたが、最終的に悪人になり下がりすぎてドン引きでした……。なにあの脳筋DV野郎…………。orz いや、逆に分からせがいがあるのか????(混乱

 

さて、割と本気の冗談はさておいて真面目に思ったことを書いていこうと思います。

 

■創作活動

コレな。

みゃあすけは個人制作よりも、サークル制作のほうが経験が多いのでなんとなく思ったのですが

 

シナリオ5人とか血が流れるよね。

 

シナリオはね~……揉めるんですよね。特にプロットの段階で。

シナリオとグラフィッカーでも揉めるんだから、シナリオ×シナリオだともっと揉めるんじゃないですか?

特に今回のような1人が原案・プロット持ち込んで、各々が肉付けしていくパターンというのは……そりゃあもうね……

別ライターに思ってたんと違う肉付けをされて、原案者のキャラクターをレイプされるみたいな心情に陥るライターさんも多いのでは?

 

でも今作って、その辺のいざこさは、かなり軽めに描かれているんですよね。

なんなら原案者の主人公が、「俺のエレナはもっとこうするはず!」っていう主張をほとんどしない。

(なぜか谷口さんがしてくれた上、ちゃんと”お前は何も言わんのかい”ってツッコミもしてくれる)

 

それだけに序盤は今までお会いしてきたライターさんと比べて「???」と思っていたのですが

これって自分の感情が分からないエレナ=創作(作品)への愛情がよく分からない主人公 としてリンクさせていて

次第に覚醒していくエレナと同じように、創作への愛に目覚めていく主人公 っていうのを描かれていたのでしょうか?

タツの担当は「怒り」でしたもんね。そうだとしたら上手いな~と思いました。

 

■エレナと先生

前述であるならばこの作品において、とても重要な役回りであるエレナと先生。(+妹)

全く関係ないですけど、エレナって私の本名と似ているので、心に残る名前でした。

ところでこの作品のタイトルって……なんでした? 『エレナ』が先行しすぎて失念してしまいました。もしかして意図的に語られていない?

とても面白そうですし、なんならこっちでもう1作作れるくらいだと思うんですけど、かなりぼんやりとしか語られていないんですよね。

作中で何度か、ストーリーが垣間見れるのですがセリフのみ+名前なしなのでちょっと誰が喋っているのか分かりづらく、話が把握しにくい。

特に「先生」が外見を含め、どういう人なのかほとんど語られていないので、遺書を読んでもエレナの悲しみや怒りと自分の心をリンクさせるのがちょっと難しかった。

多分……タツ……が、先生の役割なのかな?とは思うのですが(違うかも)

 

文芸部員の合作という設定なのであれば創作作品を通した、部員ごとの表現の差というものも見て見たかったな、とも思います。

部長はエレナをこういう風に描くけど、谷口さんはこういう角度で描くんだ~みたいな。より文芸部としてのキャラクターの魅力が知れたかなと。

 

作中内の執筆シーンが少なくて、個人的にはどれだけ制作が大変だったのか……というのも分かりづらく感じました。

主人公的(プレイヤーの私)には、「まぁ付き合ってやってもいいけど?」的なスタンスで作品作りをはじめて「無理だからやっぱやめるわ」と言われたので、途中の主人公が気の毒でした。

どんだけ大切にしてきた作品やと思ってんねん!まぁこの辺りは後述の「キャラクターの高校生としての魅力」という所にもつながっているんですけどね。
作品自体がどれだけの規模だったのか(文庫本何冊分とか)文芸部員がそれぞれどういう思いで作品に当たっていたのか、その辺りも触れられていれば、作品作りを止める時の精神的苦痛もより大きかったし、最後の追い上げもより感動的やったと思います。
プレイ時間15分の作品を作るのと、15時間の作品を作るのとではシナリオもスクリプトも作業量が全く違ってきますからね

 

この創作作品パートは、何かしらの意図があってぼかされていたのでしょうか?私の読み取る力が足りないせいでその理由を推察することができませんでした。意図的なものだとしたら理由が気になるところであります。

 

ただ他の方の感想を読んでいると「作品への愛故に仲間たちが喧嘩別れ」と読み取っている方が多いように思いましたので、もう少し創作部分の表現を分かりやすくしたほうがより届いたのかも知れないなあと思いました。

たぶん、あそこで表現したかったのは主人公の作品に対する"愛情"ではなく、親友が去っていったことの"怒り"だったのではないでしょうか。

 

■さよなら企画

ノベルゲーム企画の頓挫……幾度となく経験してきました。大抵は「リアルが忙しい」とかいってシナリオ担当が止まって終わりますよね。ハハハ(白目)

がしかし、この作品は一味違います。なんと企画がSTOPした原因は愛情の縺れ……!!

これねぇ……割とリアルなんですよね(笑) サークル仲間と付き合って、別れた時ってだいたいあんな感じになります(苦い思い出

からのあのファミレスでのやりとりは、二か月くらい前に私と夫が喧嘩した内容そのまま(爆)

 

私「途中までやって辞めるとか無責任でしょ」

夫「そんなこと言われても無理なものは無理なんだ」

 

みたいなね、本当にしたんですよ。2日間ぐらい口利かなくなってね、もうまんまですよね? 笑っちゃいましたよ。

だからね、私にはわかります。あの瞬間、主人公は自分の作品が没になることを怒っていたんじゃなくて、仲間が途中抜けするっていう裏切りをすることに怒ってたんだって。

一緒に頑張るって決めたのに、嫉妬心なんてくだらない感情で俺を裏切るのか!無理ってなんだよ!信じてたのに!みたいなねw

わかる、よくわかるよ!w

分かるだけに読んでるの辛かったよ!!!w

 

主人公がコインで「好きな人はいない」と表明したように、主人公にとって”恋愛”は大したことではない要素。

だからこそ、そのどうでもいい”恋愛”で仲間が離れていく時の、もどかしさやイラつきのようなものが際立ちました。

恋愛至上主義者だったらあそこまで怒れませんよね。

恐らくこれ、計算して書かれているんだと思います。あえて恋愛描写を控えてる。

主人公が愛情を表現するのは、対人ではなく、対作品なんですよね。

そう考えると物語の色々なところに伏線が散りばめられているのが分かって面白い。

 

■魅力的なキャラクターたち

冒頭で違う方向に興奮していたので、あえて書く項目を遅らせました(笑)

この作品は絵師さんのセンスも相まって、登場人物が魅力的です。それぞれの個性・役割がはっきりしていて分かりやすい。

全員が高校生で、完璧ではない点もリアルです。(谷口さんは偉そうなことばっかり言うくせに建設的な提案をしないとか、部長は年上らしくまとめようとするけれど説得する力に欠けるとか)

読んでいて、大人としては「もっと上手く言えるだろ……」と思う箇所は多々あるのですが、それが言えない故にトラブルになるのが高校生。

思春期な感じが存分に表現されていて、そこがまた魅力的なんですよね。ノンフィクションみたいなんですよ。

 

それだけに木下君が脳筋になり果てたのが残念でねぇ……いやわざとなのか?!早く猿ぐつわ用意して!!!(すぐそっちの方向に話を進めようとするw)

 

グラフィッカーとしては、鬼瓦に思うことがありますよ。

まずお前はよ~~、それだけ世界観を語らせたのなら、イラスト1枚だけじゃなくて立ち絵とスチルを全部担当しろ!!!(笑)

「俺は熱意を感じないと描かない」って、何様なんだと同職としては思いました。

それだけシナリオさんが、グラに敬意を払ってくれているんだなぁ……と感じましたが……。

三か月でイラスト1枚とか、舐めてんのお前のほうだかんな!?

まぁ確かにお前はいい仕事したかもしれない、絵を仕上げるタイミングも完璧だったよ。

だけどなんでそんなに上から目線なんだよ……!!グラフィッカー勢が誤解されるだろ!?(泣)

うちらそんなに気高い人種じゃないからね!

気軽に話しかけてきていいのよ!?

 

■女性主人公でも面白かったのかも

コレよ!!!!!!!!!w 80%個人的に読みたいだけだよ!!!!!!w

女性主人公であればよりエレナとのリンクは強まったでしょうし、タツが離れていく時も、先生と離れていく感覚とよりダブったかも。

でも、そうしちゃうと作品への愛情よりは人への愛情優位になっちゃって作品テーマがブレるんですよね、ぬぬう

 

てゆか、最終的に星空のCGがタツと主人公の所だけ変わるじゃないですか? あいつらイチャつきだすじゃないですか??

最も作品作りに関わってくるのもタツですし、最後の舞台でもタツとの愛情をたしかめてるし、なんなら付き合った記念日もあるし(笑

完全にメインヒロイン、タツなんですよね。これ絶対作者さんも確信犯なはず!!w

腐女子を狩りに来ているのね……!?(違う

ペルソナ4の陽介とも喧嘩して河原で殴り合う的なシーンがあった気がしますが、男性同士の殴り合いって愛情表現的な所あるよね!!(暴走)
 
■おわりに
魅力的な作品で好き勝手に語りすぎてしまいました。

創作場面のシーンだけ、もう少し詳細を知りたかったと思いましたが、現実パートは申し分ないです。キャラクターが魅力的で面白いです。

まぁ、執筆シーンが控えめで遊ぶシーンが多いので「いや、書けよw」とつっこんではしまいましたがw

 

個人的には是非同じメンツで女性主人公の作品を作ってほしい!!と思います。

有料でも私は買うよ!!

 

 

【でじゃびびっど!】レビュー

今回はティラノビルダーで制作された「でじゃびびっど!」というフリーゲームのレビューを書いていこうと思います。

https://novelgame.jp/games/show/3879

https://www.freem.ne.jp/win/game/24022

 

 

 

↑↑DLはこちらから!↑↑

 

Enharmonic☆Lied(えん☆はり)

http://enharmoniclied.web.fc2.com/

↑サークルさんのHPはこちら

 

 

シナリオ+α担当されてる向風鈴gさんは以前私が制作したゲームの人形を作ってくださったのですが、今でも大切に画像を保管しております……(^人^)その節はありがとうございました。

今回はフェスに参加されたということで、プレイさせていただきました。

 

以下レビューです。

※※ネタバレを含みますのでプレイ後に読まれることをおすすめします※※

プレイ前の方は、ノベルコレクションのサイトにプレイ前向けの感想を書きましたので是非そちらを参考にされてください。

 

 

 

 

■■シナリオ■■

今回、シナリオについて書きたいことが多かったので先に書かせていただきます♪

 

・全体的なこと

まず、ノベコレにも書きましたが非常に読みやすいシナリオでした。

私、文章を読むのがそこまで得意ではなく(汗)ダラダラと続く会話シーンが苦手だったりします。(←ひぐらしの序盤で寝れる人)

ですが、今作はダレることなく読み進めることができました。作品の規模の問題ではなく、すごくテンポが良いのだと思います。

また、とても魅力あるヒロインで、幼馴染属性とツンデレ属性と巫女属性を持つという豪華三大特典的なスーパーガールです。

他にヒロインが居ないので、魅力を独り占め♪なのですね。

 

・世間のニーズと描きたいテーマの葛藤……(私事)

さて、そんな素晴らしい今作でありますが、私はもう少し長いシナリオで読みたかったなという思いがとても強くありました。

先日のブログでも少し触れましたが、現代人は時間がなく、片手間で、早いテンポで楽しめるコンテンツが選ばれがちですね。

私としても、1時間以内で終わる作品は遊びやすくて良いと思いますが、「一人か、世界か」を選ばせるお話は、テーマが重すぎてどうしても1時間では語りきれない部分があったかと思います。

「ライフイズストレンジ」や「ラストオブアス」など、プレイヤーの選択に世界の命運がかかるようなゲームをご存知でしょうか。

ヒロインの魅力が描かれているのはもちろんですが、友達や両親、思い出のある施設などまるで自分が生きてきた故郷のように「世界」のほうの魅力もこと細かく描かれ、最終的にどちらを犠牲にするか迫られる作品です。強制的にどちらにも感情移入させられるので、まじでキツイんですが……

しかし当然ながらライフイズストレンジのシナリオは長編です。(12時間くらいあるんじゃなかろうか)

1時間でヒロインと世界の魅力両方を詰め込むのは、やはりとても難しい……ではなく不可能なのではないかと思います。

でも、長編にするとなかなかプレイしてもらえなくなっちゃうんですよね……;;どちらを優先すべきか、難しいですね。

個人的には、せっかくこのテーマならもっと選択に苦しみたかった(ドM)と思ってしまいました。

 

・引力

漫画を描くときに、最初の1ページでどれだけ読者を引き込めるかってすごく大切なんですけど、今作はまさにそれを思い知らされました。

冒頭にクライマックスのシーンがあることで、グイッと引き込まれましたね。素晴らしい構成です。

逆にあれがなかったら、序盤から中盤にかけて”ただのラブコメ”だと思っていたら、最後の15分で違うストーリーになってしまい、急展開!?ってなっちゃった可能性もあるんですけど、あれがあることでギュッとまとまっていた気がします。

 

・巫女の設定について(色欲)

愛里は一人娘とありましたが、彼女が人柱になるとして後世はどうやって続いていくのでしょうか。前は従妹がやっていたとあったので、本家と分家が総出で続けていくのでしょうか?

彼女は本家の娘のようですし、それだけ重要なお役目であるなら、むしろ別れさせずに主人公と共にINして中でにゃんにゃんで世継ぎを残したほうがよくね?(18禁)とか、いやらしい大人は思ってしまいます。(笑)

いや、むしろ既に仕込み済なんですかね。わかりますよ、あn(自粛)

 

■■グラフィック■■

これを書く前に、グラ担当の方のnoteを拝読したのですが、すごい作品愛が感じられてなんだかほっこりしました。

また、おまけのあとがきでもイベントCG1枚にもこだわりがある旨のお話をされていましたので、「ああ、本当にこの作品を大切に思っていらっしゃるんだなあ」と。

レビューと関係ないやんって? いえいえ、やはり適当に描いているか、それとも本当に作品を大切に思って描いていらっしゃるのかでは、まるで違います!絵の1つ1つに愛が感じられて、とても素晴らしいです!

 

特にあの丸い頭が可愛らしくて……思わず抱きしめたくなるハァハァ

あの扉ごしに対面するCGいいですよね。すごい印象深い。

しかもクライマックスのCGをメイン画像にもってくるっていうね……!!上手い!だってあんなん見せられたら話の中身が気になっちゃうモン!

 

描き手目線で語らせていただくと、あのファインダーごしのCGは中でも素晴らしいと思います。あれ絶対難しい!あとがきで、苦労した旨を語られていて「わかる~!」となってしまいましたw

 

■■システムとかその他■■

・BGM

私、これがびっくりしたんですけどBGMはシナリオさんが兼務されているのですね!

すごいです。私はまったく作曲ダメなので……尊敬します。

いや、どうしてもこれを言いたかったんですw

 

・イベントCGモード

できればCGはイベントCGモードのように見たい絵を選択できるような画面があればありがたかったかなと思いました。

もう1度、クライマックスのCG見たい!と思ったらその都度最初から回さないといけないので……(そしてお目当てのCGにきた時にクリック連打で飛ばすまでがみゃあすけクォリティ)

 

・あとがき

作者さんのあとがきが収録されているのは嬉しかったですね。

裏話を聞けたり……あとファン的には作品も大切なのですが、作者さんのことも知りたくなってしまうので☆

好きな歌手が何歳であるとか、どういう人生を送ってきたのかとか、ウィキで見るじゃないですかw(私だけ!?)

あれ、私も真似しよ~♪と思いました。私のことなんて誰も知りたくないかも知れないけどな!!

 

■■以上■■

 

またまた長々と書いてしまいましたが、楽しくプレイさせていただきました。

いやー、シナリオについて酒を飲みながら一晩語り明かせますw

また新作作られているみたいなので、できたらやらせてくださいね^^