酒とホラの日々。 -78ページ目

男の臭覚、女の嗅覚

月曜の朝のこと、会社に着いたら、フマキラーの臭いがした。
より正確にはアースかもしれないし、キンチョールかもしれない、
とにかく殺虫剤の臭いがしたのだ。


会社で殺虫剤臭がするとは、なんとも面妖な事態ではあるのだが、
休日のビル全館消毒の際の薬液が、大量に残留しているのだとすれば
みんなの健康に影響があってはいけないので、
私は臭源地を知りたいと思った。


そこで、殺虫剤クサイ、殺虫剤クサイ、という騒動になったのだが、
結局原因はわからず仕舞だった。


そんな朝のドタバタの記憶も薄れたその夜のこと、
帰ろうとする私にE君が、
 「あのー、captain-jackさん、今朝のフマキラーですけどね」
なんか困った風に耳打ちした。
 「あれ、お局様M女史の香水ですよ。」


!・・・わ、私はこれからどんな顔して会社に行けばいいのですか?!


それにしても、近頃は電車やエレベータの中でも明らかに香水つけすぎの
輩が増えたような気がする。

あれでは香水というよりもはや臭水ではないか。

日本人には強い香水を身にまとうような文化はなかったのだから、
たしなみとしての程度も、本来の使い方もわからないのかもしれないが。


A君など、テレクラで女の子と意気投合して、会う約束をにこぎつけたら
こんなことを言われたそうである。
「じゃあ、新宿のアルタの前で待ってます。えっと、目印は~
首筋にシャネルの19番つけてまぁっす!」
(ガチャン)


まさかA君でも新宿アルタの前でくんくんやって回ったとは思わないけど。
え?、いや、まさかね。

BRAIN DAMAGE

このブログ、システムバージョンアップ後の皆様の具合はいかがでしょうか。
拙者のところはなんかまだ不具合があるような・・・。


それはともかく、実世界はまだ梅雨明け前とはいえ、湿気と熱をはらんだ空気が
酷暑が間近に控えているのを実感させます。


さらに今年は終戦60年という節目の年に
近隣の国々の反日空気とがあいまって、
ことさら暑さの厳しい夏になるかもしれません。


本来の純粋な鎮魂・慰霊の意思を、
様々な政治的思惑が阻むような騒動はごめんです。
それでも誰がどんなに騒ごうと、等しく夏はやってきます。


私にも、あなたにも、ここにも、あそこにも、
プールサイドにだって夏が来るのだから
衆生済度の夏が来てもいいはずです。
夏のプールサイドの光景を想像してごらんなさい!


プール済度に夏がくりゃ、イェイェイェイェイイェイイェ・・・


ほほっ、夏はええなっ!


あのーアメブロの管理者の方ー、まだシステムの不具合が直ってないみたいなんですけどー。

ブログ作成の調子が変であります。

夢を見た後で

30万人余の移民宇宙船アメブロの乗組員は、長い星間航行の途中の
酸素と食料の消費を抑えるため、コールドスリープに入ります。

長い人工的な眠りの後、私はちゃんと目を覚ますのだろうか
眠りから覚めたあとも、私は私なのだろうか

このブログ、メンテナンスのため、皆様と二宇宙時間日のお別れです。
再開後もよろしくお願いいたします。

死霊の本踊り

我が庵には、書庫などと言うものが存在しない上、
書籍などという腹の足しにも寒さしのぎにもならない物の、家庭内地位は低く、
あちこちの適当な余剰スペースにひっそりと書架が据えつけられているばかりか、
一部の本は実家に帰されたりして書籍一家離散の憂き目にあっております。


まあ、それでも廊下や居間の書架にはせめてインテリアとして扱ってもらえるよう、
また家人のいじめにあったりしないよう、私なりに気を使って配置をしたりしております。
だから辛気臭い専門書の類は、はほとんど私の部屋に引き取ったりしているのです。


日本の住宅事情に加えて、本の社会的地位低下や、
情報媒体としての相対的な重要性低下の進展に伴って、
このインテリア性というのは本にとっても本棚にとっても、家においてもらうためには
今後ますます重要なことになるでしょうね。


では本棚をどうお洒落にするか。
本の間に何かマスコットをおく。これは良く見る手ですね。私もリビングの本棚に、
一部メノウ化した木の化石埴輪のレプリカなんかを
置いてみたことがあります。が、ある時これがなくなってしまいました。


どうしたのかと思ったら、木の化石は、「カップラーメンの蓋押さえ」の奉公に出されており、
埴輪のレプリカは不気味だと言う理由で外に出されておりました。

物の値打ちを理解しない嫁にはもちろん抗議しましたが、「実用性」と「誰が掃除するのか」
と言う観点から反論されて、今もって彼らを救い出すことができません。


昔、国外から亡命したある学者に、国内に身寄りのないことから、
関係者が先生の死後遺骨をどうするかと尋ねたところ、
先生いいかげんに「その辺の本の上にでも置いといてくれ」、と答えたため、
現在もかの先生の遺骨は研究室の本棚に置いてある、というような話をきいた事があります。
(その先生が誰だったかは全く覚えていないのですが)


私もツマラン葬式や墓地になど金かけて欲しくないし、できればこんな遺骨の始末がいいなあ。
人は死して本棚の飾りを残す。死後も毎日本と戯る。

・・・でもきっと本棚ごとゴミに出されてお終いか。。。


すみません、タイトルから エド・ウッドの名作映画「死霊の盆踊り」を期待された方、
全く関係ありませんでした。
本の山の中でくねくね踊る死霊がワタクシ、という想像は面白いけど、
やっぱり踊る死霊はおネイさんでないと。

LIQUOR BATON  にあらず、一人酒

◇Q1:あなたの一週間の飲酒量は?


 すべてを日本酒に換算すると・・・約1升8合相当。


 あれ?、おまえ楽天イーグルスが勝った翌日にしか飲まない約束したのに
 たいして酒量減ってないのはどういうわけだよ。


 はっ、それが楽天がたまに勝つと、次は一体いつ飲めるか判らないので、
 このときとばかりと飲むようになりましたっ。
 確かに「飲む日」は減ったのですが、なぜか二日酔の日が増えたのであります!
 

            (注:試合のない時は「任意」となっている。 )


 ・・・昔アメリカの某州で、婦人参政権が実現したときのこと、
 州の議会の過半数を女性が占めると、先ず初めに女性議員のやったことは州内禁酒法の制定。
 その結果・・・州の男はとなりの州に出かけていって、ぶっ倒れるまで飲んで
 運ばれて帰ってくるようになったそうですな。


 飲んだくれの野郎どもに手を焼く女性には同情しますが、
 禁止されても飲みたかった男達により強く共感を覚えます。・・・すんません!
  
◇Q2:今飲んでいる酒は?
  今って、今日のことですか? 昨日は楽天イーグルス負けたので飲んでません。
  
◇Q3:最後に買った酒は?
  東一 純米吟醸、佐賀の酒ですね


◇Q4:よく読む、または思い入れのある酒2つ、3つ
  ハートランドビール/キリン 
    沈没船の引き上げ品をイメージしたという、ラベルのない緑のボトル
    深い苦味がお気に入り。



  雪むかえ /山形 樽平酒造
   なんともこのネーミングがいいですねえ

   

    秋に生まれた小さな小さな蜘蛛の子が、天に向かって長く糸を出すと
    風をつかんだ糸が、蜘蛛の子を新しい天地へと運んでいきます
    何キロ、何百キロ先かわからない、未知の世界を求めて旅する

    なんと小さな冒険家たち!
    あんな小さな体のどこにそんな勇気があるのか、思わず蜘蛛の子らの
    行く末を案じてしまいます。
    晩秋の風に吹かれて飛んでいく蜘蛛の子の糸が
    地上からキラキラと光って見えると、山里は雪の訪れが近いことを知ります。
    これが雪迎え。

    この酒を口に含むと、蜘蛛の子らの冒険の果ての幸運と、
    山里の晩秋の眺めに思いをはせる自分に気付きます。
    酒が人を酔わせるのはアルコールのせいだけではありませんね。
    


◇Q5:まだ飲んでないけど、ぜひ飲んでみたい酒は?
  モームでなくて、O.ヘンリの短編「失われた混合酒」に出てきた再現不能のカクテル。
  黄昏の光をたたえ、飲めば勇気百倍、パラダイスの酒。


  元はと言えば、南海の島で酒場を開いて一儲けしようと思った二人の男が
  上陸直前にビンの酒の高額課税を知って、水夫から貰い受けた二つの樽に
  とにかく手持ちの酒を全部ぶち込んでできたもの。
     (○ームレスの集めた酒に似てるなんて言っちゃいけませんよ。)



ああ、CAPTAIN-JACK選手、酩酊です。同じところをグルグル回っています。
と言うわけでバトン、渡せません。。。  

おお、ブック・バトン

なにやらブックバトンが回ってきました


◇Q1:あなたの本の所持数は?
  うーん、分散保管しているのですぐにはわかりません。
  一般的には多い方で、本好きの中ではたいしたことない程度でしょうか(根拠無し)。


◇Q2:今読んでいる本は?
  なんかいよいよ恥を露呈しろと言うような設問ですな。
  読んでいる本にもよりますが、私は芯から貧乏性なもので、
  たいてい通勤電車で、居間で、寝床で、
  それぞれ別の本を複数並行して読むため(そういう人は多いハズ)、
  本日は以下のとおりです。


「ガリレオの指」 / ピーター・アトキンス
  現代科学を動かす10大理論の解説とあります。
確かにわかってないのにわかったつもりでいる専門外の科学理論に
  気安くアプローチした気に(錯覚)させる解説書ではあります。
  (タイトルの由来になった、冒頭写真のガリレオの中指のミイラはキモイ。
   本編と関係ないけど)


「リック・フレアー 自伝」
  プロレス華やかなりし頃、NWF世界王者だった「狂乱の貴公子 R.フレアー」の自伝。
  うそ臭いながらワクワク感にとらわれたあの頃のプロレス業界の裏が垣間見れます。
  なんだか、恥ずかしい昔の恋愛を思い出すみたいですが、30歳前の人には何の話か
  判らんでしょうね。


「伊勢物語」
  昔高校の頃断片的に読んだ(読まされた)のですが、何がなんだかわからない話という
  記憶しか残っておりませんでした。
  先日、岩波同時代ライブラリー版「伊勢物語」の新品を、バーゲン本で手に入れましたのを
  機会におさらい中です。 が、、、
  な、なんじゃこりゃ、スキャンダル本ではないですか。

  こんなもんをガッコの教科書に載せたり、
  すましたカルチャー講座の具にしたりしてたんですかい、すばらしい。
  まあ私の寝床の供に好適?


◇Q3:最後に買った本は?
   最近買ってまだ読んでない状態の本と言うことにしますと、、、
  
 「恋愛と贅沢と資本主義」 / ヴェルナー・ゾンバルト ゾンバルト

   資本主義成立の原動力のひとつは(貴族階級の)贅沢であり、その贅沢の陰には
   必ず女がいた、という百年近く前の社会学の本。
   それにしても、この表紙の女、
   チャラチャラした服着て、ブランコ乗って、靴なんか飛ばして、男を見下ろして、
   「おーほほほ、ピエール、私をつかまえてごらんなさい」 てな感じで
   いい味出してます。
  
 「植民地神社と帝国日本」/ 青井 哲人
   これ、だいぶ前刊行と同時に、めったに利用しない図書館に取り寄せを
   依頼したのですが、  何ヶ月経っても回ってきませんでした。
   この手の専門書は読みたいときにすぐに見れなくては、意味がありません。
   役に立たない図書館だと、悪態をついているうちに前週末に神保町の古書店に
   陳列してあるのを発見、即購入。定価9500円が8500円か。
   ・・・だいぶ飲めたのになあ。。。
  でもおかげで、
   「図書館は新刊本には役に立たない」
  「本は自分のものとして読まねばならない」と言うのを学習しました。


◇Q4:よく読む、または思い入れのある本5つ
  お気に入りの辞書は多いのですが
 「字統」 / 白川静 は特にお気に入り
漢字の字源については国内最高、一種の金字塔と言われていますが、
私にとっては読めば楽しい漢字の本、ですけれど。改訂版まだ買ってません。


「自由論」 / 内山 節 
私らの自由とは、つまるところ「何かを買う自由」しかないのでは?
そんな疑念にとらわれているときに時に出会って、むさぼり読みました。


「はてしない物語」 / ミヒャエル・エンデ
言わずとしれたネバー・エンディングストーリー。 
世界を虚無が覆い始めている・・・。エンデが人間の想像力の後退と、経済への隷属を
憂えた状況はますます悪化しているみたいで、ここにピックアップ。


「タマリンドの木」 / 池澤夏樹 
不治の病も幽霊も出てきませんが、現代恋愛小説の傑作。
恋愛の障害の設定がそれはもう秀逸。
この人の文、大好きだったのですけれど、沖縄行ったあたりからキレちゃいました?


「新見南吉童話集」
どの作品も素晴らしいのですが、

  「はなのき村の盗人」・「牛をつないだ椿の木」なんかが
  特にお気に入り。読むたびに、諍いや悩み多い心の洗濯ができます。


ただ質問に答えればいいと思ったのに、自分の本を晒すのがこんなに冷や汗モノとは。


都市労働者の読書スタイルと書籍離れ

六月の今頃は天気さえ良ければ、夕方六時七時といえども外で本を読むのに不都合はない。
そこで今日は、七時になってもあんまり明るいので、庭で本を読んでみた。

吹き抜ける夕方の風は心地よく、日没直後の指向性を失った光の中で
読書にふける人のというのはなかなか絵になるものだ、うむうむ、
と気取っていたのもほんの一瞬のこと。


「プーン」と耳元に不快な音が・・・足や腕にまとわりつく糸クズのような影・・・
まとわりついたと思うとふわりと逃げ回る敵を、
手で払い、持っていた本で打ちすえて、気持ちの良い書斎は修羅場と化し
買ったばかりのおしゃれで知的な本は血と虫の圧死体で無惨な有様。


「ああ、かゆい。コンチクショ」
どうだー、人間様にかなうと思うかー、
・・でもオレはなにしてたんだろう・・


まだ庭には未練はあったが、それでも所定の戦略目的を達したので,

我が軍はベランダ方面へと転進。(なんか旧日本軍みたいだが)
ベランダは庭同様の快適さが有りながら蚊の襲撃はなく、
初めからこっちにするんだったワイ、と腰を下ろして血塗られた本を開くが
なんか日没をだいぶ回ったのか、本を読むには明度が急速に不足しつつあるのであった・・・・。


そもそも人によってどこで本を読むのかはそれぞれのスタイルがあり、
風呂の中とかトイレの中なんて人もいるらしい。


拙者はトイレに長期滞在することはないのでこうした書斎戦略をとるのは難しい。
拙者がよく本を読むのは通勤電車の中である。

もちろん、首都圏の勤め人の例に漏れず座席を確保するのは困難なので、立ち読みである。
自分の本なのに立ち読みなのだが、これは仕方がない。


ただ、読み方には型があって、これは我ながら洗練されていると思っている。
基本は左手に本、右手必要に応じては吊革をもったり、
もしくはペンを持って書き込みや付箋を貼ったりする作業をする。
左手は真ん中の三本の指(人差し指、中指、薬指)を背表紙側に、
残り二本の親指と小指でページを押さえ、かつ、ページ送り、
ページ戻りもこの親指・小指で行う。

百科事典みたいなのは無理だが、
拙者はこれで文庫本から、A5の500ページくらいの本まで
大抵の本はこのやり方で快適である。
(ちなみに今読んでいるのは「ガリレオの指」/早川書房でA5・460頁)


そこである時、この便利なやり方を「captain-jack流読書術」として世の中に広めようと、
友人・同僚に教えたことがあったのだが、なぜか大変不評だった。

手が痛くなって湿布することになっただの、大きい本は持てないだの、
取り落とした本が、目の前で寝ていたオジサンの
裸頭部を直撃して謝る羽目になったがどうしてくれるのと、評価は散々であった。


ええっ?オレが悪いと言うか?


読書離れ、書籍離れが叫ばれて久しいが、根本的な原因は
満足に本すら持てない日本人の基礎体力の低下なのではないだろうか。

(オレ悪くないもん。captain-jack流責任転嫁の術

階段昇降ダイエットへの挑戦

ダイエットの話題は個人的にマジな人もいるので、
このブログでは極力避けているのですが(ウソつけ、さんざん話題にしたくせに)
友人三十貫男のA君が何度目かの「減量宣言」をしたことを
ここに記録しておきたいたいと思います。


今度のきっかけは、某会社のエレベータでのこと。
ドアの閉じ際に女性が一人駆け込んできたのでありました。
それでも20人の満員にはまだ余裕がありそうな状態でしたが
無常にも響く重量オーバーのブザー。
するとエレベータ内の人たちは、最後に乗り込んだ細身の女性ではなく、
先に乗っていたA君の方を一斉に振り返ったというのです。


それだけでも充分愉快、いや同情ものなのですが、目的階に着いてA君が降りようとすると
見も知らぬオヤジが「梨下で冠をたださず」とつぶやいたというのです。


A君これで切れました。
梨下李下に冠をたださず」は、疑われるような行動はとるなという故事成語ですから、
単にあの男は使い方を知らないバカだったのかもしれません。
A君は疑わしい行動をとったわけではなく、もともと太っているだけなのでありますし、
エレベータには先に乗りこんでいて、重量オーバーの引き金を引いたわけでもありません。
その上なんで見もしらぬ奴に余計なわけのわからんことまで
言われなくてはならないのでしょう。


A君はさらに憤ります。
日本はデブに辛くあたること、肥満先進国のアメリカの比ではない。
デブは三等市民である。これはなんとしてもやせねばならない。
オレはダイエットのため、エレベータなんか使わず階段を歩くことにする。


とはいっても今回のA君が、いつもより決意の度合いが高いようには思えませんでしたけどね。


それにしても、今回の教訓は、

梨下李下に冠を正さず、瓜田に履をいれず、
なにより、(太めの)君子エレベータに近寄らず、でしょうかね。


ストリップと右翼クーデターの不思議な関係

飲み屋の灯りが並んでいた道がしだいに寂しくなって
酔っ払いの歓声も遠くなった薄暗い小路の角。
白マスクに白割烹着のおばさんがおいでおいでと手招きしているので
近づいてみると小さく手書きの「ヌード」の看板。


「おにいさん、今日は花電車も、ね」


こんな民家みたいなところで花電車は珍しいとおもいつつ、
手を引かれてくぐり戸を抜けると
堅気には見えない男と女が裸で正座していた。


「身包み、置いてきな。」ドスのきいた声で男が言った。
「あんた、もう死んだんだよ。」


ああ、オレ死んじゃったのかあ。ここ数ヶ月ろくに寝ないでフル回転だったしなあ。
でもこれで会議の報告資料作んなくていいなあ・・・
と思ったったところで警察の手入れが入って、どこから出てきたのか
大勢の裸の男女が入り乱れて逃げ惑う中、わけもわからず
両脇をつかまれたところで目が覚めた。


これは私がいつか見た「過労死の入り口」である。

実感としての過労死にビビったのは何度かあるけれど、
最近増えているのは過労自殺なのだそうだ。
痛ましいことである。
過労死の迫る状況を体で知っているので、ひとごととは思えない。


でも、いつだったか、A君私を評して曰く、

「過労自殺するタイプじゃないよなー」


怪訝な顔で見返すと、
「だって、おまえ絶対加害者タイプだもん。
こないだの夜中の会議だって、おまえ一人で怒鳴りまくって、
みんな殴り殺されるかと思ったって言ってたぜ。」


殴り殺すって、オレは原始人かい。
・・・それにしても過労死と過労殺人ではどっちが悪いか。


社会的には一人で社会の矛盾を抱えて死んでくれた方がいいかもしれないが、
怒ると右翼になってしまう私は確かに、「世直し」「一人一殺」くらい言い出しても
不思議はないかかも。


そういえば民主主義も国家経済も劣化して、弱い個人にしわ寄せのくる今の状況は、
ある意味不況と財閥企業の肥大に血盟団や国家社会主義的なテロの蠢いた
昭和初期に似ている。


昭和初期の右翼は結果的に産軍癒着や政治権力闘争に利用されてしまったけれど、
自分で自分の腹のきれない官僚や企業には、最終的な決着手段としてテロはまだ
有効かも
しれない。・・・などと考えるほど過労は人を穏やかならざる心境にするのは
確かである。疲れたときは井上日昭や津久井龍雄、北一輝らの著作読むのは心地よいし。


あ、それに女性に外人が声をかけてるのを見たときも拙者は右翼になるな。
「攘夷断行! エロ夷敵討つべし!」
・ ・・そういうのも右翼って言ったっけか。

お宝発見!? 「妖術武芸帳」


実家の押入れや物置に格納後行方不明となった私の蔵書を探索していたら

こんなものが出てきました。

 こんなもん

昔のTV番組の主題歌のアナログレコードですが、

妖術と言うのが何ともシブイ、

子供向け時代劇アクションヒーローものですな。

 

フン、と思いつつ今はめったに使わないレコードプレーヤで

針を落としてみると、こんな具合。

(A面の「誠之介武芸帳」より)

 

 ジャキーン!(という剣戟の音に続いて、ナレーションが始まる。

 想像ですが、総髪の仙人風のなりした爺さんがしゃべっている感じ)

 

 そも妖術とは心の技

 深く沈むれば万人その掌中にあり

 天泳ぎ、風を嗅ぎ、地の音を聞く

 森羅万象、己が意のまま

 げにおそるべし、おそるべし・・・・

 

うわはははははは...

                

 

これはきっとお宝だろうかと、ネットで少々さらってみましたが、

TBS系で放送されていたものの、途中打ち切りの

不人気番組だったようですね。

マニアの熱意も低く、どうもお宝とは行かなかったようで。。。

 

そんなことよりも私が心血を注いで集めた(と言うほどのものでもないが)書籍の一部が、物の値打ちを知らない親兄弟のおかげで(というか、実家にほったらかしにしていた私が悪いのだけれど)すっかり散逸、行方不明、ガックシ。

どーしようもない漫画やサブカルもあったけど、学術資料だってあったのに。。。

最初の引越しのときにどうしても持っていけなかったので放っておいたのですが、

こんなことになるのだったら、古本屋に売っぱらって、飲んでしまえばよかったワイ。

 

押し入れ探索の収支...大赤字。