3月27日(金)





今日は春のようにあたたかい日になりましたが、一昨日は寒のもどりでかなり寒い日でした





実は10年前の一昨日 2005年3月25日は、名古屋で開催された愛知万博「愛、地球博」の初日で 雪のちらつく寒い日だったことを覚えています





愛知万博と言えば日本館の華座という日本の芸能を紹介する舞台のオープニングイベントとして 将来の歌舞伎界を背負っていく若手役者の代表尾上菊之助さんが見事な踊りを披露しました





10年前と言えば菊之助さんは27歳で、十八代中村勘三郎さんの舞台をよく勉強のために観に来ていた頃なので いつも勘三郎さんと一緒に居た僕ともよく一緒に飲んでいた頃です





当時勘三郎さんは菊之助さんのことをたいへん気に入っていて、芸風が似た家柄でもあり勘三郎さんが六代目尾上菊五郎の血を引いていることもあって、何かある度に誘っていました





2004年4月の歌舞伎座での「俳優祭」は勘三郎さんの企画・演出による連鎖劇『奈落~歌舞伎座の怪人』という映像と実演を組み合わせて観せる画期的で斬新な舞台が上演されましたが、その芝居の中で重要な役割を担った新聞記者の役に 勘三郎さんは菊之助さんを大抜擢して 菊之助さんも勘三郎さんの期待に見事に応えて すっごく味のある演技をしていました





事ある度にそんな出来事を思い出してしまう今日この頃です……