筑波学院大学さんとCAPIN の提携 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ



CAPINでは、毎夏、筑波学院大学さんと提携をし、学生さんたちの社会力アップのために、夏休み期間のシェルターワークボランティアの受け入れをしています。

7月7日に、打ち合わせミーティングに出席しました。

真面目な学生さんで、動物の幸せのために、力になりたい、動物たちとどう向き合ったらよいかを考えたい、施設運営の実情を知りたい、と意欲的です。

いつもご協力頂き、ありがとうございます。

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常総シェルター

どんちゃん


どんちゃんのご飯は、いつもおいしいです。







最近は若いボランティアさんが来てくださっていて、ありがたいことです。





鹿島での野犬の捕獲を完了されたえり子さんが、犬の捕獲器を戻しに来られました。


脚に怪我をされ、ギプスをはめておられました。
それなのに、子犬の捕獲に、廃船のなかに潜ったそうです。
筋金入りのボランティアさんです。




どうして野犬が集まるのか。



避妊去勢をしないから。

自然のままがよい、
手術はかわいそう、
人間のエゴ、
生殖の本能を奪うのは残酷、
と言う方が茨城の、特に農村部には多いです。

が、本音は、動物にお金をかけたくない、
番犬としてただ繋いで吠えてくれていればよい、
フィラリアで死んだらまた次のをただでもらえばよい、
いくらでも犬め猫めはいるんだから、
いなくなっても探さない、
次を貰えばよい、車の買い替えみたいに。

センターに入った未去勢、未避妊の犬たち。
次から次に、殺されていく。



たまらないですね。
生かせるならいいが、集めて、結局はほとんど殺すのです。
35条があるからと。

昨日はみよちゃんが、センター公示をみて、市役所に電話をされたそうです。

センターに入っていることを飼い主は知らない、
そのうち帰ってくっぺ、と待っている。

捕獲器をかけていることも、ふつうの人は知らない。

なんでもっと、住民に知らせないのか、と。

防災無線を流せないのかと。

すると、まったくヤル気なく、無線は人間のためにしか使えない、センターに言ってくれ、と言われたそうです。

市町村が責任放棄をしています。
地元の市役所警察経由でセンターに入るのに、
関係がないはずはない。



首輪をした飼い犬を、こんなに簡単に、短期間に、殺してしまっている。

生かすことを目指して頑張る自治体と、そうでない前時代的な自治体。

この差は、どこから来るのか。

結局は、動物でなく、人間の問題だと思います。

その命をどうするのか、ひとりひとり、他人任せにせず、考えてほしいです。


噛むから
離乳していないから 
風邪をひいているから
年寄りだから
人に慣れないから

と殺す理由をみつけて、どんどん処分していますが、命は等しく、人間が勝手な都合で奪ってよいはずはないと思います。

処分をしないとセンターに溢れます。
いっそ、溢れさせたらよいのではないか、
そうしたら、新たに集めなくなる、
そもそも集めなければいい、
そうなれば、いよいよ、生体販売への規制に国も本腰が入るのではないか。



人間は、残酷です。

でも、知恵と努力で解決に向かうことができるのだから、希望を胸に、まず目の前の一匹から、助けていくことを始めなければ。



byおかめ