みなさんは、医療保険にご加入していると思います。
その中で、先進医療特約という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
先進医療特約は
厚生労働省が認めた先進医療を、厚生労働省へ届け出た病院で受けた場合、その技術料相当額の給付金を受け取れる(通算500万円~2,000万円が一般的)。
対象となる先進医療は、厚生労働省によって適宜変更されるので、治療時に先進医療に該当しているか注意と確認が必要である。
出展:生命文保険文化センター 医療保険の特約
実はこの特約が広がり始めたのは2008年くらいからと記憶しています。
丁度、この時期に保険会社が新しい医療保険を販売しました。保険会社は新しい商品を販売開始をするときに、保険営業に対し商品内容のセミナーをします。
その中で、今回の商品はここが強みの強みを理解するために、保険会社が提供する、または外部機関に委託した医療のセミナー(今思い出すと、とても薄い笑)などを受けます。
今、考えると内容は良いところだけフォーカスをして、正しい部分が理解できずに覚えてしまうセミナーですね。こわいですねー。
それをものすごく感じたのが、今回、アップデートのためにセミナーを受けてきた2016年4月現在、先進医療の医療技術である重粒子線治療です。
みなさんも保険営業から重粒子線治療の話を聞いたことがあるかもしれません。
がんの知識もない普通の営業マンの2008年頃の私は、セミナーを受けて、重粒子線治療は魔法の治療であると思っていました(泣)恥ずかしいですね。
切らずに、治療日数も少なく、副作用も少なく、日常生活へ回復が早い!そして再発リスクが少ないデータもある。
だから、私はこの部分だけ知り、重粒子線治療が素晴らしいと思ってしまったんですよね。。。
さらに、この治療は300万以上かかるんですが、医療保険の先進医療特約に加入していれば、保障されます!
その金額は100円前後です~~~。
みたいな。
これ、たぶん、いまだに、この話をしている保険営業の方もまだたくさんいると思います。
確かに正しい情報もありますが、一部を切り取って良いことだけを話をしてるのにすぎません。がん医療はそんなに甘くありません。
いざという時に使えなければ意味がありませんし、使えない場合のことも理解しないといけません。
全体像と最新の情報を確認して重粒子線治療を理解し、お客様に情報提供することが大切です。
今回、少し何回かに分けて話をしていきます。
よろしくお願いします(*^^*)