□プチぼったくり病院 | がんの保障のスペシャリストが伝える!信頼できる情報のつかみ方!

がんの保障のスペシャリストが伝える!信頼できる情報のつかみ方!

公的保障を土台に、生命保険・医療保険・がん保険を活用したがんの保障のスペシャリスト
アメリカセカンドオピニオンサポートのメディエゾン日本窓口から困りごとの解決方法や日々感じたことをお伝えするブログです

□プチぼったくり病院




年末テレビを見ていたら、”プチぼったくり居酒屋”というお店が新宿あたりで問題になっているNEWSを見た。




どうやら、普通の居酒屋と違い、3、4割メニューが高かったり、サービス料も高いお店で、路上にいる客引きの呼び込みに促され、入店し、被害に遭うということのようです。
払える範囲のぼったくりをする居酒屋のことを指します。




これを見て、昨年から増えてきている、免疫チェックポイント阻害剤と他の免疫細胞療法を一緒にするクリニックが頭に浮かびました。。。(≧∇≦)




ある知り合いの医師はこんなことを言っていました
添付文書に書いてある用量よりあきらかに少ない用量を使い、薬剤にかかる金額が抑えられ、治療費を低くすることにより、苦しんでいる患者さんがどうにかして手を出しやすい金額に設定したりしている




こりゃ、プチぼったくり居酒屋と一緒だな~
と思ってしまいました。




また、免疫チェックポイント阻害剤は保険診療(健康保険が適用になる診療)が適用になる部位は限られていて、それ以外の部位で治療をすると全額自己負担になります。また、保険適用になっている部位へも、他の自由診療と一緒に治療することにより、原則、混合診療は禁止なので、全額自己負担になります。




年末に、私の友人のホスピスに勤めている看護師と話をした時に、こんなことを言っていました。




放置療法であっても、怪しいクリニックの免疫療法にしても、最後まで、ちゃんと看て欲しい。




患者さんの弱いところをついて、優しい言葉をかけて、最後に手に負えなくなったら、放りなげてしまう。




これを聴いた時に、本当にそうだと思いました。




医療は提供する側と受ける側に情報量の差が圧倒的に違います。
命がかかっている時に、少しでも良い医療、辛くない医療、優しい医療を求めるのは、人であれば選んでしまうと思います。




大切なのは、それは本当に正しい選択なのか?最善なのかを信頼できる人と確認をして欲しいですね。




一時期の放置療法で、治療をすれば効果があったであろう患者さんが、手遅れになって、しっかりした病院に駆け込むことにならないよう願います。