昨日初めてコメントをくれた方も

いつもコメントくれるお友達も本当にありがとうо(ж>▽<)y ☆


正直、私の書いた文が

同じ境遇の人にどう受け止められるかちょっと不安だったの。

でも、すごく温かいコメントをもらえて

私がパワーをもらっちゃいました(^з^)-☆Chu!!




今日は夫の方をUPしますね( ´艸`)


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夫が妻にできること     夫ペイフォワード



私たち夫婦は不妊治療をはじめて8年目で、今も継続中です。

今日までの7年間を振り返ってみるとたくさんの出来事がありました。

妻の涙を何度見たことでしょう。

些細なケンカから、もう戻れないのでないかと思うほどの喧嘩まで

受精卵の写真や妊娠検査薬を一緒に見て一喜一憂したり、

病院からの帰り道、二人で涙を堪えながら無言で帰宅したり、

言い始めたらきりがないほどにいろんなことがありました。



治療を始めて5年ほどたった頃でしょうか。

私たちは不妊に対して考え方が徐々に変わり始めてきました。

まず変わったのは妻の方です。

妻は【不妊】ということを受け入れられたことが大きな変化だったといいます。

まだ受け入れられない時は「ちょっと治療すればすぐに子供が授かるであろう」とか

「私は他の人よりほんの少しできにくいだけ」と、【不妊】という言葉を受け入れることができなかったと言います。


長い治療の末に辿り着いた【不妊】であると受け入れられたこと、

これがその後の治療に向かい合う中でも、

前より気持ちが楽に思えるようになったようです。

そして受け入れられるようになってから、色々と【気づき】があり、

人として何が大事なのかを学び始めたようです。


反対に私はというと、まだまだ【気づき】にはほど遠く。

治療に一緒に付いていかないと文句を言われるからとか、

家事を手伝わないと喧嘩になるからとか

相手を思いやる気持ちより自分可愛さで、核心から逃げている状態でした。



治療が進む中でどうしても負担は妻が多くな、

自然に妻だけが頑張る状態になっていきました。

先生から治療の計画を確認されても、日頃から夫婦で話し合っていないと、

大きな決断を妻が自分で判断しなければいけないことも出てきたでしょう。

私に話しても、治療の内容など理解できずに、

「君に任せるよ、好きにしたらええ」

「先生がそうした方が言いというならそうしよう」などと、どこか他人事。

そのことで妻との喧嘩も多くありました。




私は治療を始めた当初から協力してきたつもりです。

妻の体調がよくない時は私が食事の支度をしました。

掃除ができなければ何も言わず私が行い、腰が痛いと言えばマッサージをし、

検査や通院にも進んで付いて行きました。

ただ、そういった【協力】には限界がありました。



妻は私たちの子供を授かろうと必死で治療しています。

体外受精の周期では、ほぼ毎日の注射。

しかも筋肉注射という男では到底耐えられない痛みの注射を毎日毎日耐えているのも知っています。

片道2時間かかる通院で体がシンドイことも知っています。

私に対しては口に出さないけれど後ろめたい気持ちでいるのも知っています。

近くの産婦人科で、注射だけを打ってもらうのに、

妊婦さんと一緒に待合にいなければいけない辛さも知っています。

治療のために節約に励み、いろんなことを我慢していることも知っています。


誰も悪くない。

妻も辛いが、私も辛い。

でもそれは誰が悪い訳でもないのです。


そう思えるようになってからは

「やらなければいけない」から「やってあげたい」に変わっていきました。


通院に付き添う、家事をする、働く、これは気持ちが入ってなくてもできる事であって、

それはただの【協力】にすぎません。

だが治療に協力するのではなくて、治療を一緒にするってことが必要なのではないか?

そう思い始めたのです。




私は積極的に治療について質問するようになりました。

すると妻からはいろんな治療の内容や心境など、今まで聞けなかったことが

聞けるようになりました。

そして治療以外のことや将来のことなど、二人でよく語り合うようになっていきました。


また今まで私は、思いや考えを自分の中だけに留めて、

自分で答えを出そうとすることが多く、

よく妻からは「何を考えてるのかわからない」と言われていました。

しかし、私はどんどん考え途中のことでも妻に話すようにしました。

すると全く違う視点からの回答や、思わぬ解決方法に気付くことができ、

更に妻との会話が楽しく増えていきました。

今までギスギスしていた家庭の中が明るく楽しいものに変わっていきました。


頑張った治療の結果がダメだった時もそうです。

間違っても「次があるじゃないか!」などとは言えません。

今までの私はどうやって声をかけていいかわかりませんでした。

でもただ手を繋いでみる。

妻が好きなケーキを買って帰ってみる。

そんなことを続けていたら、妻の表情や言動はみるみる変わっていきました。


励まされると自分だけが頑張らなくてはいけないように感じてしまうようで、

言葉などではなく一緒に不妊治療を戦っている、同じ気持ちなのだという実感が欲しかったと妻は言います。

私が変わることで、妻の治療に対するストレスを一つ減らせたのではないかと思います。




治療に関してのストレスといえば経済的な問題も大きな役割を占めるのではないでしょうか。

実際に私たちも7年という治療歴の中で多くのお金を使い

大きな我慢をしてきました。

治療はしたい、でもお金がない、歳はどんどんとってゆき焦る気持ちがつのる。

これは本当に大きなストレスで夫婦仲も悪くしかねません。


以前妻に「ごめんね・・・金食い虫で」と謝られたことがあります。

私は夫が妻にできることはこれではないかと思いました。

痛い注射を代わってやることはできない、

さまざまな検査を代わってやることはできない、

でも、やりたいと思ったときにやりたい治療を、

お金の心配をしないでさせてあげたい。

お金がないからと諦めさせてしまうことだけはしたくない。




今、私たちはとても幸せです。

妻と二人の生活がとても楽しい。

今の我が家は会話が途絶えず笑顔が絶えない明るい家庭です。

そう思えるのもお互いが同じ価値観で、そして同じ目標に向かって行動していることにあると思います。

今の私は妻に対して「やらなければいけない」から「やってあげたい」に変わり、

それを苦ではなく行うことができます。

やってあげたいという気持ちは見返りを期待しませんが、

それでも「ありがとう」と言われれば嬉しいもので

我が家でお互い忘れないのは「ありがとう」という言葉と気持ちです。

そして今ではあんなに辛かった時期の不妊治療でも

今では二人「不妊治療を経験できてよかったね」と言い合っている程です。



私には初めてのIVFで、妻が受精卵を目にしたときの

「私たちの受精卵だよ!!今4分割だって!受精して小さな命が今必死に生きてるんだよ! すごいね!すごいね!」と、興奮しながら私に写真を見せてくれた時の笑顔が忘れられません。

不妊治療を始めてから、あんなに幸せそうな笑顔を見せてくれたのは初めてでした。


私は医者ではない、

直接私が治療をすることはできない。

しかし、だからこそできることがある。

男だからできること、夫だからできること

これからもまだまだ試練は続いていくことでしょう。

迷うことも、立ち止まることもきっと多いと思います。

でも、私たちは二人でそれを必ず乗り越えてみせます。

どんな時でも二人が笑顔でいられるように。



私たちが歩んできた長く辛かった不妊治療中心の生活。

しかし、それは私たち夫婦だからこそ課せられたものだと考えます。

この経験は貴重で、学ぶことは無限にある。

そして私たちはまだその入り口に立っているにすぎなません。

これからも二人一緒に学び続ける、これが私の「ふぁいん・すたいる」。




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私は夫のブログを読んだことがありません。

だからこの原稿を寄稿するにあたって初めて夫の言葉を目にしました。

でも、

普段の夫の言動を見ていてここに書かれているような事は全て感じていました。

だから、私は今日までベビ待ちを続けてこれたんだと思います。



途中、本当にもうダメかもしれない・・・って喧嘩も何度もしました。

私の人生の不幸は全て【不妊】だったことから始まって

全て【不妊】が悪い!!

そう思っていました。

本当に自分の存在をこの世から消してしまいたいと思った私がいました。


でも、今では本当に

不妊治療を経験できたことに感謝しています。


人は本当に辛いことがないと

成長ってできないんだって思います。

辛いことがあった分、必ずそこから何かを学んで、そして優しくなれるんだって思います。



今、辛くて辛くて

なんでこんな目に私があうの!って感じてる人

自分の存在価値が分からなくなってしまってる人

絶望感でいっぱいになってる人



希望を持ってください。


『結果』だけに目を向けないで

『課程』にこそ大きな意味があると思います。



ベビ待ちを初めて8年目。

私たちはまだまだ挑戦を続けいますo(^▽^)o

夫がいるから。

家族がいるから。

仲間がいるから。

友達がいるから。

まだ、頑張ろうって気持ちが1ミリでも残っているうちは

自分が納得するまでは

一緒に頑張っていきましょうp(^-^)q


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