こみ上げる悲しみと懺悔② | バリ島・魂の調律師Candra「最高純度のわたしを生きる」

バリ島・魂の調律師Candra「最高純度のわたしを生きる」

バリ島在住、2児のシングルマザー。
心と意識の研究家。
最愛のパートナーと2度の死別体験、難病を患った自身の半生から得た人生哲学をもとに、あるがままの自分を生きるためのヒントを発信中✨

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★前回の話の続きです。

   これまでの話はこちらからダウン

   こみ上げる悲しみと懺悔①

 

 

 

亡き夫の魂を呼び寄せて

話を始めたプダンダ。

 

会話は生前そうだったように

バリ語オンリーあせるあせるあせる

 

インドネシア語でさえ

理解できるかどうかの私には

 

会話の内容が全く理解できない汗

 

 

 

 

夫との会話が一通り済んだ後

 

プダンダがおもむろに

長女に尋ねました。

 

「パパが息を引き取ってからも

パパにずっと話しかけていたよね?」

 

長女の答えは、イエス。

 

娘にしてみれば

パパとわだかまりを抱えたまま

迎えてしまった突然の別れ。

 

娘の小さな胸はひどく痛み、

後悔の念に駆られていましたえーん

 

だから旅立ったパパに向かって

心の中でずーっと

 

「ごめんね…」って

語りかけていたのだそうぐすん

 

夫の亡骸に日に3度の食事を

出すのは娘たちの仕事だったし、

 

人が一番行き来する客間に

夫を寝かせていたから

イヤでも顔が目に入ってしまい

 

夫のことを考えるなと言う方が

酷な環境でもありました。

 

でもそんな娘の

パパに対する懺悔の気持ちが

 

夫の魂が長女に寄り付く

隙を与えてしまっていたのですガーン

 

 

 

 

「ミローン(夫のこと)は

 

『ひとりで上に行くのは寂しいし、

誰が俺の世話をしてくれるの?』 

 

と言っている。

 

だからミローンのことを

想ってくれている娘(長女)を

 

一緒に上に連れて

行こうとしたみたい。」

 

 

 

そう、

長女を失神させていた犯人は

夫だったと言うのです!!

 

 

 

な、な、なんですとーーーー!!!

ガーンガーンガーン

 

驚愕を隠せない私アセアセ

 

 

 

「あ、でももう大丈夫。

絶対そんなことをしては

いけないんだと

きつく叱っておいたから。」

 

とプダンダ。

 

「亡くなった人の魂はね、

すぐに天上には行かないの。

 

死後1ヶ月くらいは下界を

クルクル彷徨っているんだよ。

 

葬儀を通してプダンダが

天国にパパの居場所を

ちゃんと見つけるから、

 

葬儀が済むまではパパと

絶対に話をしてはいけないよ。」

 

と娘に告げました。

 

そしてプダンダは長女だけでなく

私と次女にもマントラを唱えながら

 

夫が天上に私たちを

一緒に連れて行かないように

してくれました。

 

更に

「パパことを考えたり

気持ちがしんどくなったら

これを飲んで。」

 

とボトルに入った水も

私たちに渡してくれました。

 

 

 

 

その水は気持ちを鎮められるように

プダンダがマントラを込めて

くれたもので

 

夫の葬儀が行われる間

私と娘たちだけでなく、

 

夫の兄弟や姪・甥たちも

プダンダの水を飲んでは

気持ちを落ち着かせ

葬儀に臨んでいました。

 

 

 

それにしてもプダンダが話した

内容の真偽は

 

霊感のない私には

全く分かりません。

 

もし本当に夫がそんなことを

しようとしていたのなら

 

私があの世へ行ったら

真っ先に夫を探し出して

 

説教してやろうと思っていますビックリマークゲラゲラ

 

でも

「夫がそんなことを言うかなぁ?」

っていう違和感もあるのですが…

 

 

 

 

 

とりあえずそれ以降

長女が失神することは

一切なくなりました。

 

一方まだ7歳だった次女は

プダンダの行為にいたく感動し、

 

「私大きくなったら、

プダンダになる!」と宣言。

 

「だってプダンダになったら

パパとお話できるんでしょう!?」

と言って、

 

周りの大人たちの涙を誘うのでした。

 

 

続く・・・