藤田原野のBlog

実況アナとして仕事を通じて感じたことなど。


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昨日は、各地で活躍されている実況アナウンサーさんとの意見交換会でした。

私の場合、実況アナウンサーとしては一人きりの仕事が多いので、
こういう意見交換会はたいへん貴重です。

仕事をする上での、喜び・苦しみ・悩みなどを共感できますし、
スキル的なこともお互いに吸収しあえるからです。

もともとは経歴もバラバラな者たちが、何の因果か実況アナウンサーを志し、
今はこうやって同業者になっているんです。

こういう縁はとにかく大切にしなくっちゃなあって思います。

われわれは、「愚痴」・「悪口」を言わないことをキホンに意見交換会をしていますので、
とっても爽やかなんです。

愚痴るっていうのは、建設的じゃないですからね。

私のモットーは、「愚痴るヒマがあれば努力しよう!」です(笑)




さて、意見交換会のメンバーのお一人を紹介します。

ボートレース江戸川(江戸川競艇)で実況している瀧本康平さんです。

性格は謙虚で実直、爽やかな青年であります。

基本に忠実なスタイルですが、
時にユーモアを織り交ぜた、熱のこもった実況が本領です!


都内の個室居酒屋にて、上機嫌の瀧本さん。
photo:01



実際には、この写真の1.5倍ほどイケメンです。

ちなみに、ポロシャツが私と「カブって」ました(笑)

さてさて、ボートレースって、1周1マークを回ってからはあまり順位が変わらないので、
ややもすると、「実況もラクなんじゃ?」と思われがちです。

しかし、これはとんでもない認識でして、とっても大変なお仕事なのです。

ボートレースの実況さんは、レースの状況を伝えることはもちろん、
それと並行して、審判さんがくだす判定の内容を告知するという役割があります。

すなわち、ボートレースでは、
レース中に「返還欠場」なり「転覆失格」なりの判定が下され、
その判定内容を即座に放送員(実況アナウンサー)が伝える必要があるのです。

競輪の場合は、「失格」などの判定はレース後(ゴール後)に下されますよね?

ですから、競輪の場合、レース後に審判さんから判定内容がアナウンスされるので、
実況アナウンサーが審判の判定内容を伝えることは原則ありません。

競輪では、審判さんでさえ、レース中に審判放送をするという状況が起きにくいのです。

あるとすれば、レース中に天災や不慮の事態が発生した場合に、
規則に従ってレースを中止させる場合ぐらいでしょう。

端的に言うと、
ボートレース実況には、競輪実況にはない、「審判判定の代弁者」という役割があるのです。


ボートレース場によっては、「着順確定」の放送まで実況アナウンサーがやってのけます。

競輪では絶対にあり得ないことですので、これには、ただただ感心するばかりです。


瀧本さんに、「ボートレースとは?」という質問してみました。

瀧本さん曰く、

だいたいの展開は予想できても、どこかで予想からは逸れるし、完璧に当てることは難しい。
本命選手がすんなりと勝つ展開も多いが、時には波乱の展開や不測の事態もありうる。

こういうところが、必ずしも順風満帆にはいかない人生とオーバーラップされる。

ということだそうです。

そういう発想で公営競技を観たことがなかったので、たいへん面白いなあと思いました。

瀧本さんも私も30代前半・・・
人生をボートレースに例えるなら2周目に、競輪に例えるなら青板には突入しています。

ここからの人生、捲るか?差すか?
捲ると見せかけて捲り差しにチェンジ?
はたまた後方追走のまま末着か?
あるいは「恵まれ」もあるのか?

いずれにしても後悔のないように生きていこうと思いました。

転覆や落車だけは起きませんように・・・


藤田でした(^^)

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