渇き。

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観てきました。脳内メモ程度に感想書こうかなと。ていうか書いておきたい。

ただ、映画を勉強してるからこそ、学問的な感想を書きたくなくて。演出意図の考察とか、サブテクストの読解とか、したくないです!
あくまでミーハーに(?)、感情だけで感想書きます。


※ネタバレあると思います。でもネタバレを目的として読むには物足りないかも。





まず、凄く気持ちよかった。
切羽詰まってる人の表情とかが大好きという性癖があるので(?)怒ったり、怒鳴ったり、叫んだり、そういうのがとても多い作品で、かなり興奮しました。正に「R15」。

初っ端から、コンビニ殺人事件の描写。ナイフがちゃんと皮膚に刺さる描写もあって、かなりスプラッタ。
「ボク」が虐められるシーンは、虐めってエロいななどと変な事を考えつつも、殴られる瞬間は目細めちゃってました。
グロ耐性には自信がある私でも顔を歪めたくなるシーンが多々あった印象です。というか、そういう映画です。

一番衝撃的だったのは、俳優として大好きな真宙くん(松永)が血塗れで袋詰めにされてたシーン。
不良チームのトップという役柄だし、暴力的な真宙くんが見れるかと期待していたんですけど…逆にヤクザにやられまくってましたね。生きたまま腹まで開かれて、内臓踏んづけられて殺されてました。
シャブパーティーでのキスシーンは、いいもの見たなあって感じですね。裏の世界に染まりつつも、誰かを愛してしまう、松永の人間らしい部分が色濃く出てた。真宙くんが不良役やると、ああいうことができるんですね。

役所広司(藤島)とオダギリジョー(愛川)の撃ち合いも、なかなか衝撃的でした。愛川の息子役の少年がかなり幼かったので、この撮影が彼の今後の人生に影響しないか心配なくらいでしたね。

個人的には、虐められっこの「ボク」に凄く感情移入しながら見てました。そもそもそういう見方をする映画なのかもしれませんけど。
いつの間にか「ボク」を従弟に重ねて観てました。まず俳優(清水尋也くん?)が従弟に似てるし、虐められてたのとか、弱いのとか、何かがキレるとどうなるか分からないのとか、色々重なる部分がありましたね。
狂ってる人間ばかりが描かれているように見えて、実際登場人物の誰かしらに感情移入できるような仕掛けになってる気がします。そう考えると、冒頭のコクトーの引用は伏線って感じですね。何て言葉かは、劇場で確認して下さい(ステマ)。原作にもあるのかな?


暴力、ヤク、グロ、セックス、殺人、アンダーグラウンド全てが詰まっている映画は沢山あるはずなのに、この映画が斬新なのは、それら全てがポップでコミカルに描かれているからじゃないでしょうか。
物語の中心となる加奈子が笑うシーンが沢山ありましたが、それが狂気の演出に一役も二役も買ってます。
劇中に流れるでんぱ組.incの曲や、アニメーションの使用、ビビッドな色彩も、更に残酷な印象を演出してますね。美しいもの程残酷ってやつか…。

観終わった感想は、「気持ち悪い」です。真宙くんが殺されるとことか、観に来たこと後悔してましたね…。
でも、本当に観てよかった。私自身、こういうアングラな世界に憧れているところがあるので、全部が綺麗に見えました。だからこそ、気持ち悪さに磨きがかかって、更に一周回って美しくて、よって残酷で…。
結局気持ちよかったかな(冒頭に戻る)。


まあ私は真宙くん目的で観に行ったので、この作品がどれほど素晴らしいかを語れないです。劇場で確認しましょう!オススメはしません!
でも確実に、好きな邦画ランキングにランクインしましたね。うーん。





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