● ゼローダは、大腸がんの再発予防に、とても有効な薬です。
こんにちは。加藤隆佑です。
あなたが、大腸がんの術後に、リンパ節転移があったことが、判明したとしても、再発を抑えることができます。
再発率を下げるのに、有効な手段の１つが、抗がん剤です。
さて、抗がん剤に関しては、１種類のみで行う場合と、複数の抗がん剤を併用して行う場合があります。
今回は、１種類のみの、抗がん剤で行う場合について、お話します。
TS-1、UFT/LV、カペシタビン（製品名はゼローダ）という抗がん剤の内の、どれかから、選ぶ事になります。
最近のデータを、いろいろ検証してみると、効果の面だけみると、カペシタビン（ゼローダ）に軍配が、あがりそうです。
今後は、治療効果だけを、考えるならば、カペシタビン（ゼローダ）を選択することになります。
その場合は、ゼローダの副作用である手足症候群をいかに、抑えるかが大切です。
もちろん、その方の置かれている状況によっては、ゼローダ以外も、考慮しないといけません。
例えば、ご自身で、皮膚のケアをできない場合は、ゼローダを飲む事は、難しいでしょう。副作用対策が、十分にできないと判断せざるえないからです。
他の治療選択肢もあるので、そちらを検討します。
ちなみに、手足症候群を抑えるために、すべきことは、以下のことです。
ヒルドイドソフト軟膏の塗布
ステロイド（例えば、マイザー軟膏）
手足に負担のかかる激しい運動をさける
熱いものを避ける
漢方が、手足症候群の改善に、有効なケースも、多いです。
さて、抗がん剤を受ける以外にも、大腸がんの再発を、さらに抑える工夫はできます。
そして、大腸がんが再発しないようにしていきましょう。