日米プロ投手の球速の違いについて | あったか~い

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やっぱり肩肘は消耗品だよ!別にアメリカかぶれでもメジャーかぶれでも何でもない!これはもう常識のレベルで投げ込みは故障を招きやすいことはこれまでのプロの投手達だって語っているでしょう!

もちろん、投げ込みをせず、登板間隔、登板時の投球数を制限するアメリカの投手だって、肩肘を故障する投手はたくさんいる!アメリカの調整方法が絶対に正しいとは思わない。

ただ、投げ過ぎが投手をダメにするのは工藤公康さんもこの前僕が行った彼のトークショーでも語っていた。高校で凄い球速を投げていた投手が大学で球速が出なくなる。大学で下級生時までは球速が出ていたのに、上級生になって何故か落ちている。高校や大学まで剛速球を投げていたのに、プロ入り後は落ちている。等のケースは多々見られる。これらは工藤さんいわく、間違いなく投げ過ぎによって、肩肘が疲弊してしまっているから起こる現象なのだそうです。

ちなみに上記のケース、名前を挙げるとすれば、菊地雄星、大石のライオンズ ドラ1コンビ。
法政4年生三嶋、現ファイターズの斎藤、他いくらでも挙げられる。
アメリカではこの球速が若くして出なくなるケースは少ない。故障する投手も多いが、球速が落ちる投手は少ないのである。

アメリカの投手と日本の投手の球速の差は数年前からどんどん広がっている。アメリカでは技巧派で95マイル(153キロ)投げる投手は珍しくなく、速球派は97マイル(156キロ)以上楽に出るのが普通。そしてその速球派がブルペンの半数以上を占めるケースは珍しくない。Royalsもブルペンの7名のうち、5名が平均で97マイル、最速で102マイル(104キロHerreira)を投げる。残り2名も95マイルは投げる。165センチ左腕のCollinsでも最速で97マイルを投げるのである。本来の先発5名に関しては左腕Duffyは99マイル(159キロ)、Paulinoも99マイル、Hochevarは96マイル(154キロ)を投げる。軟投派の左腕Chenは89マイル(142キロ)程度だが。ちなみにRoyalsの先発投手陣はMLB30球団最低の評価である。

日本は高校、大学と投げ込み、連投の投球過多により、プロで活躍する投手も今は技巧派が多い。150キロ(アメリカでは速い球ではないが)以上平均で投げる日本生まれの投手は田中(イーグルス)と...あとは...誰ですかね。いるかもしれませんが出てきません。

僕個人の意見を言わせてもらうと、やはりプロの世界では150キロ以上コンスタントに投げる先発投手が各ティーム1名はいてもらいたいし、ブルペンにも複数名いるべき。MLBがたくさん中継されるようになった現在でも、NPBの投手達も見劣りしないぞ!という迫力ある投手が数名はいてしかるべきである。日本のプロ野球になると急に中6日になっちゃう。アマチュア時代と違いシーズン長いとはいえ。

その為には投球過多、登板過多はやはり止めなければいけない!

こんなこと言っても日本のスタイルが絶対だ!っていう野球ファン多いから賛成意見など数えるほどしかないんだろうな。まあ、子供の頃から指導者に日本の古来の取り組みが代々伝わって、アメリカの調整法に目がいくことはないんだろう