ボーン・スプレマシー | 思いつき覚え書き日記

ボーン・スプレマシー

1作目の「ボーン・アイデンティティー」を観ていなかったので、
いきなり2作目から観てもわかるかどうか不安だったが、
前作のあらすじをだいたい知っていれば、十分楽しめる。

「指紋を残していくアホな工作員なんかいるわけないやろ~」
(それともボーンがその程度の工作員だと思われていたのか?)
などなど、つっこみどころはいろいろあるが、
初めて侵入した一般家庭にあるありあわせのものを使って、
時限発火装置を作ってしまうところなど、
「すごい~、さすが~」と感心するシーンもいっぱい。
スパイ映画はこうでなくっちゃあ。
(厳密には“スパイ”映画ではないんだろうけど)

概ね満足したが、
クライマックスのカーチェイスはハンディカメラのため、
映像がブレブレで、三半規管がヤラレてしまい、
家に帰ってからもずーっと気分が悪かった。
ここで大きく減点(^^;
あのシーンではあまりカメラの動きについていかないように
観ることをおすすめする。
(でも、そうすると何がどうなっているのか、わかんないんだよねぇ)

それにしてもこのシリーズは、
パッと見ふつうの人っぽいマット・デイモンが工作員を演じている、
ていうのがキモなんだろうなあ。

いわゆる万引きの私服警備員を何人か知っているが、
一見サエない感じ(失礼!)の外見で、
一回会っただけではあまり印象に残らない、ほんとに普通の人。
そして、まったく警戒心を抱かせない雰囲気の持ち主が多いのである。
(そういう人ほど、よく万引き犯をつかまえる)
「眼光鋭い」とか「抜け目ない雰囲気」の人だったら、
いかにも挙動不審で警戒されてしまうもんね。

終わり方からいっても、原作シリーズからいっても、
たぶん3作目はあると思うので、今からとっても楽しみである。
(というか、その前に1作目を見なくちゃあ)

★★★★☆