スペイン巡礼10日目☆彡Najera-Granon | スペイン巡礼の旅ブログ、フランス人の道Camino de Santiago 800km!カミーノ デ サンティアゴ800km!の旅

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今日は、頑張ってグラニョンを目指します!




そこは、無念のリタイアをしたオーストリア人が


『絶対絶対おすすめだから行って!!』


と教えてくれた"Albergue Parroquial San Juan Bautista"があるんです。




ジョセフさんたちは、1つ手前の街に泊まるので、


スティンさんは、


『aya。。行くのかい。。。?』


とすごく心配してくれました。


ブルゴスまで、私は先を急がなくてはなりませんでしたし、


あんなにお薦めするには、そこには何かある!そう思ったので、


2人にハグをして、一人グラニョンに向かいました!




昨日30kmを歩けた!という自信もあって、

ゴーゴーノンストップで飛ばして、あっという間にグラニョンに到着しました!


アルベルケは。。。?!!


とキョロキョロしていたら、おじいさんが


『アルベルケかい?!こっちこっち!!』




と入口を教えてくれました。


なんと、そのアルベルケは教会の中にあって、


わくわくする階段を3階まであがりチェックイン。




ここのアルベルケは、みんなで床にマットをひいて寝ます!


(意外なことに背中は痛くなることもなく、ぐっすりねむれました!)


とっても雰囲気の良い場所で、



アルベルケのドアを1つ開けると




教会の2階に続いていて







ここが私のBEST1アルベルケになりました!




グラニョンの街には老人がいーーーーーーーーーーっぱいいて、


みなさん、とっても親切にしてくれます。


屋根裏部屋でお洗濯した後、



洗濯物干し場は、外のバス停を越えた先だと教えてもらい、


探して歩いていると、


『あっちだよ!』

『そうさ、あっちさ!』

『よく乾くよ!』

『飛ばされないようにね』

『ふぇえっふぇっふえ!!』


とさやの中のえんどう豆のようにバス停のベンチに


ギューギューに並んで座っているおじいちゃんたちが教えてくれました。



Cafeの前にも、おじいちゃんたちがずらーーっと座っていて、


昼間からみんなグビグビワインを飲んで出来上がっているのです!


おじいちゃんが、こっちに来て、私に


『これは、すーーごくおいしいんじゃ♪ おたべ~!!』


とくれたので、並んだおじいちゃんたちの眩しすぎるほどの視線を浴びながら


ガブリ!!!


『辛~~~~~~っドンッ



『どはははは!!!!!!!』

『ひっかかりおったなぁ~笑』

『そりゃ、唐辛子じゃああ!!』


スペインの小ジョークにで出くわして、おじいちゃんたちに頭をぐりぐり撫でられました。


ピリピリの舌のまま、今日は、このところアルベルケが一緒だったアメリカ人若夫婦、


サム&アンディと一緒にランチをしました。




2人は結婚4年目で、背格好も似ていて、まるで兄弟のよう!


アンディは、もーーーーーーのすごく優しくて、本業が牧師さんなんだと聞いて納得!!


サムも、深い愛情と気持ちの良い歯切れの良さを兼ね備えたとっても素敵な女性!


アーティストでもある彼女は、出会った人のイメージを日記に描いていました!





私のアートも書いてくれて、これは私の宝物です!



ランチ後、シエスタから目が覚めると、なんとも心地よい音楽が聞こえてきました。


音楽に誘われて3階にあがっていくと。。。


なんとサム&アンディが窓辺でギターを弾きながら歌っていたのです!


突然。。。湧き水のように涙が溢れてきました。


美しい夫婦の姿なのか、美しい歌声なのか、優しいギターなのか、この教会なのか。。


もう自分では、この涙を止めることができないほど、とにかく美しかったのです。


浄化されている。。。自分でもそう実感できたすごく不思議でしあわせな時間でした。



そんな美しい出来事が起こっただけでも、特別な場所ですが、


ここのアルベルケの人気の秘密は、


みんなで料理を作るということもあります!


『人参、玉ねぎ、ポテト、さぁみんなでアイデア出して!何を作る?』


用意された食材で全員でお料理します。


おじいさんも、おばさんも、おにいさんも、みんなで協力して


ポテトを切ったり、洗ったり、炒めたり、運んだり、




そして、切ったポテトは、近くのパンやさんへ運び、焼いてもらいました。



焼きあがるまで、みんなでミサへ。


そして、今日お誕生日だというおばあさんがいたことがわかり、


サプライズでパンやさんの前に呼び出し、みんなで歌をプレゼントしました!



最高に盛り上がり、そしてポテトも焼き上がりました!


みんなで席について、全員でディナ―を食べました!


またまた大盛り上がりで、本当に最高の夜になりました。


(最高に楽しい時は、写真を撮るのも忘れてしまい、お見せできず残念です。。)v


オーストリア人の彼に、教えてもらえて本当によかった!


素晴らしい体験ができた私のお気に入りの1日でした。




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