蛇神イグ | クトゥルー神話外伝・君のポケットに届いた手紙・神酒のブログ♪

蛇神イグ

蛇神イグは旧支配者の一員で、ザンダヌアと呼ばれる世界から地球に来訪しました。
主に爬虫類や昆虫の創造に関与していて、容姿は半蛇半人。
正にレムリアの蛇人間が信仰するために存在するような神格ですね。(笑)

レムリアが滅亡した後、生き残った蛇人間の多くは地底都市クンヤンに移り住みましたが、
元々イグが住んでいた場所が、クンヤンのヨスにあるンゴスの洞窟だったため、
イグ信仰はそこから始まったと言われています。

イグは旧支配者にも関わらず、彼に対して信仰が厚い者には非常に友好的で、
信者には数多くの恩恵を差し与えます。
ただそのためには、イグを称えるための大掛かりな催事を定期的に行わなければなりません。
そしてその際には、なんらかの生贄(生きている動物)が必要になります。
もし彼を怒らせてしまった場合は、
例えば蛇の大群に襲われるとか、体が鱗に覆われるなど、蛇に関する多くの呪いを受けることになります。

イグは自分の子どもを人間に産ませることがあり、
その時に生まれた化身には、頭に三日月の文様が浮かび上がります。
子どもにはイグに近い能力があるようですが、彼らは季節により冬眠が必要なようです。

イグはクンヤンやヴァルーシア帝国の他、北アメリカやメキシコの一部でも信仰されましたが、
その後ツァトゥグァ信仰により急激に勢力を弱めていきました。
しかしその知名度は結構高いようで、
アステカ文明のケツアルカトルやトルテックのククルカンなども、
イグの影響を受けた神格だと言われています。


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