ヘビ人間 (蛇人間) | クトゥルー神話外伝・君のポケットに届いた手紙・神酒のブログ♪

ヘビ人間 (蛇人間)

氷河期に姿を消したと言われるレムリア大陸には、
太古の爬虫類から進化した、通称『蛇人間』と呼ばれる種族が繁栄していました。
蛇人間が出現したのは二畳紀頃で、彼らは優れた魔術と科学を用いていたと言われています。

蛇人間が生息していた地域は現在のヨーロッパとアフリカの辺りで、元々の出身地はハイパーボリア大陸です。
そしてレムリアのこの地を征服し、巨大な石造都市ヴァルーシア帝国を建設しました。
蛇人間の繁栄は、その後レムリア大陸が消え去るまで続きます。

蛇人間はレムリアの氷河期を境に地底都市クンヤンに移り住み、
その際にクンヤンのヨスにいた蛇神イグ(あるいはハン)を信仰するようになります。

しかししばらくしてほとんどが蛇神イグからツァトゥグァへと信仰の対象を変えてしまい、
その時に怒った蛇神イグは、呪いとして蛇人間から四肢と知性を奪いました。
これが現在の蛇の原型らしいですが、実際はどうなんでしょう?

そして残った僅かなイグを信仰する蛇人間たちは、再び氷河に覆われたハイパーボリア大陸に戻り、
ヴーアミタドレス山に居を構えることになるのです。
(つまりハイパーボリア→レムリア→クンヤン→再びハイパーボリア)

やがて人類が地球の支配者たる地位を確保した頃には、
すっかり蛇人間たちは衰退し姿を消してしまいますが、
どうやら彼らは完全に絶滅してしまったわけではないようです。

生き残った蛇人間たちは今でもヴァルーシア帝国の再興を目論んでいるようですが、
それでも彼らが人類を滅亡させるほどの力を蓄えているわけでも無いので、
そんなには蛇人間のことを脅威とは思わなくてもいいようですね。

ただしそれでも彼らは、間違いなく突出した魔術と科学の力を携えています。



※ハイパーボリア大陸とレムリア大陸については、作品により海に沈んだ時代にずれがあるようです。
 どちらが先に滅亡したかは、はっきりとは判りません。



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