それはイタリアのワインに始まりました


お昼少し前についた 代官山CANOVIANO  は

清楚な雰囲気の建物で

店内には、明るい日差しが、静かに入り込むようになっており

有名なお店にお連れ下さる方は明るく笑ってくださるのですが



お店の皆さんが準備をされている間、

入ってすぐのスタンディングスペースで話す間中

期待と興奮で、胸がいっぱい・・・。

ジノリの小さなお皿



「バターは使わず、オリーブオイルの威力を発揮させてくれる女性にはぴったりのお店ですよ」

と教えてくださったとおりに

グリーンの若々しい香りが漂う最初の一皿。


自家製パンにたっぷりつけていただくと

お口の中に、春が届いたように

きゅっとしまる香りと、淡いまろやかさ。


上質を供してくださると、すぐにここで気づいてしまいます。



カッペリーニ


これが衝撃


「手前の冷えたフォークでお召し上がりください」といわれたのは

これまでで初めてのこと。

冷製ではあっても、ここまでとは・・


おそるおそるきれいなピンク色にひんやりしたフォークをつきさして

上のほうにある鯛と内側をゆっくりと小さくまとめて・・・


「え!!」


ひんやりした食感と 春らしい鯛の味わい

うすくまとったオリーブオイルとの相性はぴったり

そこに、

フルーツでは?と思われるほどに

甘くてしかし 緑の濃い味を後味に呈した フルーツトマトのソース


それは、


フルーツトマトだけでつくったジュレのような

透明感かつ、自然味たっぷりの、繊細でキュートな味わい


植竹さんの味は

とよく本で読んだことはありましたが


感激です。

予想をはるかに超えてしまった逸品です。


もう他はいらないほどに

特徴と個性を表現した一皿です。


すごい・・。



野原の中にいるような


次は

赤いマグロと


フレッシュなトマトの相性が

ぴったりのお野菜の一皿




蝦夷鹿と春菊のラグーソース


ほんのり甘辛いテイストは

まるで、中華料理や、和食にもでてきそう。


これまでの2皿とはまったく違った

家庭的なほっとする味わい。


味のリズムがとても心地いい・・。




 ラグーソースの中に緑のお野菜が入っているのは初めて


お野菜好きの私には これもまた、うれしい限り・・

楽しくお話しながら、

幸せに時間がすぎてゆきます。


 鮮魚のポワレ 季節野菜のソテー添え 


なんてきれいな黄色

サフランを使って まるで一枚の絵のようですよね



菜の花が、丁寧にソテーされており


口に含むと

昔いただいた、きちんと苦味が少し残っている春の味がします。


これにも感激!!

材料を厳選されていることが伺え

特に春生まれの私は、

こんな味をいただくと、昔の自分の田舎の記憶が思い出されて


緑って

自然って

すごいなあなんて想いながら


白ワインとともに鱸をいただきます。


春ですね・・・。


下のほうには

うまく味わいが閉じ込められた山芋が

うすくひかれていました。


ほっくりして、

美味し(*^。^*)




そして

至福ともいえる経験をしてしまいました

つづきます・・・・(*^。^*)


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