お話会にきてくださった西洋・東洋・冷えとりの医療を熟知された先生が、本を贈ってくださいました。

私が漠然と思っていること、言葉で整理できていないことを理解してくださったかのように、今の私に必要なものを教えてくれたような気がします。

前回にも書きましたが「冷えとり」という分野が軽く思われているのに違和感を感じてきました。
靴下をたくさん履くから奇妙にみえるのでしょう。

しかしながら、西洋、東洋の医学を経て、なお治療できなかったことを私自身は冷えとりで治癒を体感しました。

腸の疾患があるのに、足を温めなさいと言う。
「足は悪くないですけど…」とずいぶん悪態をついてきました。

冷えとり理論からいうと、疾患がある場合、その一つ前の臓器を重点的にみます。

腸が悪いのに腎を重視します。
「腎臓は悪くないんですけど…」とまた悪態をついてきました。

しかし、冷えとりをして8割ほど治ったのです。
あとの2割は食事療法や発酵生活などの生活習慣を変えたことになりますが。

治療を振り返ると、腸が悪かったのに、直接、腸に対してアプローチをしていないことになります。
腸にいいことをしたのは、発酵生活だけじゃないでしょうか。

冷えとりは、西洋医学でも東洋医学でもないものを持っていると実感してきました。

冷えとりの理論は全て「中国の古典」に書いてあると先生は言います。

私たちは新しいこと発見していることなんて一つもなく、先人の残された智慧・やってきたことを掘り起こしているだけだともおっしゃいました。
ゲーテもとっくに同じことを言ってるとも。

過去の人が言ってきたことの同じことを今やっているだけだと。

それが今をより良く生きることに繋がるのでしょう。

貸していただいた本に池田晶子さんの
「14歳の君へ」
がありました。

お話会では腸のことが題材ですが、私のテーマは「気づき」なので、環境や自然との調和も話の中にでてきます。

14歳への君への「自然」の項目は、あなたの考えに近いでしょうということで紹介をしていただきました。

ベストセラーになっていたことは知っていましたが、14歳向けだと思っていました。
そして本を出されて数年後に他界されていたことも知りませんでした。

今、読んでみて、自然と体は繋がっている、自分自身が自然物なのだということが明記されています。


ゲーテを平たく、子供でもわかるように書かれた本にも思えました。

その他の章も心に響くことが多く、何回も読み落としてみようと思っています(*^^*)

今日も穏やかな一日になりますように. .。.:*☆