キッチンについて、書きます。
↑うちのDK。見映えよりも使い勝手優先で、結構見せちゃってます。
前から「記事にしよう」と思っていたのに、時間が経ってしまいました。
なんていうのかなぁ。
考えるべき内容がたくさんあって、あれもこれもと頭に浮かんで
くるのだけれど、どこまで書けばいいやらまとまらず…。
何回かに分けて、考え方・寸法・仕様などについて書いていきます。
つらつら書いてみて、記事を公開してから後々編集するかも。
■キッチンの検討事項
「考えるべき内容がたくさん」と書きました。
特に家作りを経験された方は、納得していただけると思います。
キッチン廻りって考えることが本当に多い!
そして、そのどれもが重要。しかも毎日必ず使います。
・コンロはガスかIHか?
・オーブンや食洗機は組み込むか?
・キッチンカウンターの高さや幅は?
・材質はステンレスか人工大理石か?
・対面か壁付か島式か?
・調理器具、調味料、ごみ箱、食器等の配置は?
・冷蔵庫、電子レンジ、トースター等の配置は?
・収納は隠すか見せるか?
・リビング・ダイニングとの関係や距離感は?
・勝手口や窓を設けるか?
etc...
適当に挙げてみましたが、他にもわんさかあります。
しかも各項目が見映え・間取り・設備に与える影響が大きいです。
キッチンに対する要望って、ほんと人それぞれなんですよね。
各家庭によって、使う頻度や欲しい設備や収納量などが全然違います。
■基本的なキッチン動線と計画のポイント
普段の料理の動作を思い出せばなんてことはない、
「キッチン動線」について当たり前のことを書きます。
冷蔵庫から出す。
↓
シンクで洗う。
↓
まな板で切る。
↓
コンロで調理する。
この4つの動作を、無駄なくスムーズに行えるような距離・配置にすること。
キッチンの計画において、とても重要なことです。
キッチンがL型だろうがU型だろうが島式だろうが同じです。
改めて言わなくても、みなさんの家ってそうなってるでしょ?
たまに住宅のチラシでNGなものもありますが。
↑うちの近くの最近の分譲住宅の平面図。冷蔵庫が奥になっています。
スペースの広いアイランドキッチンで、「島」の両側から冷蔵庫に
アクセスできる場合は、コンロの向かいに冷蔵庫があってもさほど
問題ないこともありますが、上のような一般的な対面キッチンでは
冷蔵庫が奥にあると間違いなく使いにくいでしょう。
さて、~の動作は、キッチンカウンターの仕様自体が
たいていの場合はワンセットになっていて、
順番が間違っていることはほとんど皆無だと思います。
もうお分かりの通り、ポイントとなるのはの冷蔵庫。
冷蔵庫をどうするか。
LDK空間のデザイン・見映えに影響を与えるため、
設計者が頭を悩ます部分でもあり、
同時に施主の生活に直結する部分でもあります。
僕は普段から冷たい飲み物をたくさん飲むので、
冷蔵庫を頻繁に開け閉めします。
特に夏場は、必ずコップに氷を入れてから飲みます。
「コップに氷を入れ、飲み物を出してコップに注ぐ。」
この一連の動作を行うためには、冷蔵庫はキッチンの奥にあっては
不都合だし、コップは冷蔵庫のすぐ近くに一旦置く必要があります。
頻度は家庭によりけりでしょうが、男の子の方が冷たい飲み物を
たくさん飲む傾向があるのではないでしょうか。
飲み物以外にもしかり。
「買い物の後に、冷蔵物・冷凍物をしまう。」
「食事中に、ドレッシングやマヨネーズなどを出す。」
「デザートにアイスやヨーグルトなどを出す。」
こういった行動はよくあると思います。
今日はこの辺で。
次はキッチン廻りの寸法について書きます。