洗濯物はどこで干す? | In My Life■無印良品の家

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うちの物干しスペースは、こんな感じです。

注文住宅の建て方■無印良品の家-2階ホール

工事の記事を書いた時にも紹介しましたが、

階段を上がりきった2階の「ホール」のようなスペースです。


ホールなんて呼ぶのは恥ずかしい大きさなんですけどねあせる

1間×1間半、通路込みで1.5坪の空間です。



バルコニーじゃないのかって?



確かに上の写真のカーテンの向こうにバルコニーがあって、

物干し竿もあり、干せるようにはなっています。


でもそれは、天気のいい日にシーツとかベッドカバーとか

大きな物を洗濯した時にたまーに使うぐらいで、

日常的に洗濯物は室内で干しています



これにはメリットがたくさんあります。


1天気に左右されないで洗濯ができる。

  (雨の日でも風の強い日でもOK。

  外出しても天気の心配は不要。)


2室内の移動だけなので、持ち運びが楽

  (ベランダやテラスに出るために掃き出し窓を

  開けたり、サンダルを履いたりしなくて良い。)


3他人に洗濯物を見せなくて済む。

  (派手な下着も恥ずかしくありません。)


4洗濯用品が傷まない。

  (洗濯ばさみが劣化して割れたりしません。)



デメリットを挙げるなら、

●室内での見た目は美しくない。

●室内で干すためのラックやスペースが必要。

●大き目の空間でないと乾きにくい。

といったところでしょうか。


CMなどで「室内干しの臭い云々」が話題になりますが、

少なくとも我が家では、臭いが気になったことがありません。


これには、“乾くまでの時間を短くすること”が

重要だそうです時計 当然短い方が良い。


ですから閉め切った6畳間とかではやらない方がいいと思います。



外干しの方が乾くのが早いとは思いますが、

室内干しでも翌日には普通の洗濯物は完全に乾きます。

(ジーンズとかは干し方にもよるけどね。)


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なかなか他人の「洗濯の様子」って見ることはないですよね。

見えたとしても、バルコニーに干している光景ぐらいです。


そこであえて、我が家の室内干しの光景を紹介します。


当然スタートは「洗濯機」ですが、そこは省略。

ごく一般的な間取りで、1階に水廻りが集まっています。

注文住宅の建て方■無印良品の家-吹抜
↑この吹抜の写真の、階段下、左前方が水廻りの入口

なっていて、洗濯機の置いてある洗面所と、

その隣に浴室があります。いたって普通ですね。

で、階段を上がった所が、この記事の一番上の写真。



洗濯物を持って階段を上がってきたら、

かごをとりあえずドスンビックリマークと置きます。

注文住宅の建て方■無印良品の家-洗濯物置場

洗濯用品セット」は、ほとんど全て無印です。
黒いメッシュの洗濯物かごも、無印の

「持ち運びできるメッシュランドリーバッグ」です。 


また、ハンガーを箱などに入れると、

取り出す時に引っかかったりしますよねあせる


そこで本来はコートかけとして使う「コートハンガー」を、

洗濯用のハンガーの定位置としています。


洗濯物を置いている下の方に見えるケースには、

洗濯ばさみや布団ばさみが入っています。



そして、カーテンの脇に見える白い物体が今日の主役、

物干しスタンドです。


普段はすき間の空間にすっきり納まっています。




物干しスタンドを最大限に広げた写真がこちら。↓

注文住宅の建て方■無印良品の家-6翼物干しスタンド

およそ畳1枚分のスペースが必要です。


で、干し終わった写真がこちら。↓

注文住宅の建て方■無印良品の家-2階ホール2
え?写真が遠いって?


いやだって、僕のセクシーな下着とかが写っている

写真なんて誰も見たくないでしょ?にひひ



冗談はさておき、スペースが足りない時は吹抜回りの

落下防止用手すりにガンガンかけて干します。


バスタオルやシーツなどは場所を取るんですよね…。


寝室・WICは2階にあるので、乾いたらさっさと畳んでしまうだけ。

我が家で可能な動線計画としては最短だと思います。



ちなみに、「通販生活」のサイトに掲載されている

写真だと、めちゃめちゃ大量に干してます。↓

(我が家ではありません。)

注文住宅の建て方■無印良品の家-大量物干し
この物干しをちょっと紹介しましょうか。



イタリアの「フォッパペドレッティ社」の、

6翼物干しスタンドという商品です。

うちは通販生活 で購入しました。←リンク貼ってます。

(上の写真も、そこから拝借しました。)


値段は、\29,400(税込)。安くはありません汗

我が家では、結婚してからずっと大活躍してます。



欠点としては、付属で付いている洗濯ばさみが使いにくいこと。

でもスタンドの脇にうまく納まっているので特に気にならない、

というか室内干しなのでほとんど使っていません。


外でこのスタンドを使う場合、キャスターが動かないための風対策や

“使いやすい”洗濯ばさみが必要になると思います。

(キャスターには一応ストッパーが付いています。)


また、重めの洗濯物だとパイプが若干たわむので、その辺は

重さと干す場所を少し気にした方が良いと思います。


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室内干しの様子を紹介しましたが、

外干しを否定する気はさらさらありません。


我が家は基本的に共働きなので、平日の洗濯をどうするか

考えたら、必然的にこういうやり方になっただけのことです。


室内用の物干しハンガー(スタンド)も、色々な種類があります。


これから家作りをする方は、


「洗濯物をどこで干すのか?」

「その際に、どこを通っていくのか?」

「両手がふさがっていても容易に移動できるか?」

「乾いた洗濯物をしまう所まで容易に移動できるか?」


などの点を、しっかりと具体的に考えて計画することをお勧めします。



階段を通らないことが望ましいのですが、おそらくそれを実現する

ためには間取りの制約が非常に大きくなります。


洗濯機・洗面所・バルコニーor物干しスペース・クローゼット、

これらを1フロアでまとめることになりますから。


ついでに言うと、浴室の近くに洗濯機があるのが一般的ですから、

そうすると浴室の位置まで制約が出てきますね。



階段を通るなら、せめて最短距離になるような間取りにすると

日々の危険性を減少させることになります。


『使い勝手の良い家』というのは、動線計画をしっかりと検討し、

こういった基本的かつささやかな配慮の積み上げてできています。